研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
苦味の果実ベルガモットを乳酸菌で発酵させると何が変わる?抗酸化成分に関する研究
イタリア南部が特産地として知られるベルガモット(Citrus bergamia Risso)は、香り高い柑橘として紅茶の香り付け(アールグレイ)などに利用される一方、強い苦味のためそのまま食べられることはほとんどありません。しかしベルガモットの果実にはフラボノイドをはじめとする健康に関わる可能性のあ…
公開日: 2026年07月17日 19:41
柑橘類の果皮を科学する:7種の比較から見えた食物繊維と機能性の可能性
オレンジやレモン、グレープフルーツを食べたあと、皮は捨ててしまうことがほとんどではないでしょうか。しかし近年、こうした果物の皮を『廃棄物』ではなく『資源』として見直す研究が世界的に広がっています。今回紹介する論文は、ダイダイ、スイートレモン、レモン、ブンタン、ミカン、グレープフルーツ、オレンジという…
公開日: 2026年07月17日 19:40
肥満は「多系統疾患」——個別化医療と新世代薬剤がもたらす治療戦略の転換点
肥満というと「食べ過ぎ・運動不足による体重の増加」というイメージを持つ人が多いかもしれません。しかし近年の研究では、肥満は単なる脂肪の蓄積にとどまらず、ほぼすべての生理機能や体内の恒常性維持の仕組みに影響を及ぼす、複雑で慢性的、かつ再発しやすい疾患であると捉えられるようになってきています。今回紹介す…
公開日: 2026年07月17日 19:39
格闘技アスリートの減量期、腸内環境をプロバイオティクスで支えられるか——新研究の紹介
柔道やレスリング、ボクシングなど階級制の格闘技では、試合前に体重を絞り込む『減量』が広く行われています。短期間で体重を落とすため、食事量や水分摂取を極端に制限することも多く、その結果として腹痛や下痢、消化不良といった消化器症状に悩まされる選手が少なくないと言われています。こうした急速減量が腸の状態に…
公開日: 2026年07月17日 19:37
妊娠期・乳幼児期の超加工食品摂取と母子の健康:最新レビュー論文を紹介
コンビニやスーパーに並ぶスナック菓子、菓子パン、インスタント食品、清涼飲料水――こうした「超加工食品(Ultra-processed foods, UPF)」は、私たちの食卓にすっかり定着しています。忙しい毎日の中で手軽に食べられる一方、こうした食品の摂取が健康にどのような影響を与えるのかは、近年多…
公開日: 2026年07月17日 19:36
カカオの搾りかすがパスタに変身? 食物繊維を増やす新しい試み
チョコレートやカカオ製品をつくる過程では、豆の一部が「副産物」として大量に発生します。こうした農業・食品加工の副産物をどう活用するかは、食品ロスを減らす観点から世界的に関心が高まっているテーマです。今回紹介する研究は、そんなカカオ加工の副産物である「カカオ繊維」を、微粉末にしてパスタの材料に混ぜてみ…
公開日: 2026年07月17日 19:35
水耕栽培の葉物野菜、養液の種類で生育や品質に違いが出ることが報告される
スーパーでよく見かけるレタスやほうれん草などの葉物野菜は、土を使わず水と液体肥料(養液)だけで育てる「水耕栽培」でも生産されています。水耕栽培では土壌の代わりに養液が植物への栄養供給を担うため、養液の種類や濃度が野菜の育ち方や味・品質にどう影響するのかは、栽培の効率を考えるうえで気になるテーマです。…
公開日: 2026年07月17日 19:34
ヘンプシード油の脂肪酸分析、実は「測り方」で結果が変わる? ルーマニア産品種で検証
ヘンプシード(麻の実)は、健康に良いとされる多価不飽和脂肪酸(PUFA)を豊富に含む食材として関心が高まっています。しかし、こうした油の脂肪酸を分析する際、実験室でどのような「抽出方法」や「前処理(誘導体化)方法」を使うかによって、得られる結果そのものが変わってしまう可能性がある、という点はあまり注…
公開日: 2026年07月17日 19:30
エモジン処理でコイの病原菌への抵抗力に変化 腸内細菌叢との関連を多角的に解析
魚の養殖では、細菌感染による病気の広がりが大きな課題になっています。中でもAeromonas hydrophila(エロモナス・ハイドロフィラ)という細菌は、養殖魚に腸炎を引き起こす代表的な病原体として知られており、水産物の安全性にも関わる存在です。これまで対策として抗生物質が使われてきましたが、耐…
公開日: 2026年07月17日 02:29
紅麹米の水抽出物が脂肪細胞の脂質蓄積を抑える仕組みとは?研究紹介
紅麹(べにこうじ)は、米などをMonascus属のカビで発酵させて作られる、東アジアで古くから食品や調味料の色付けなどに利用されてきた発酵素材です。発酵の過程でさまざまな二次代謝産物が生み出されることが知られており、近年ではその水溶性成分が肥満や体重過多に対する代替的なアプローチとして注目され始めて…
公開日: 2026年07月17日 01:36
未利用の野菜「オオトゲウリ」に隠れた栄養価とは?46系統の比較から見えた育種のヒント
インドの食卓に古くから親しまれてきながら、栄養面での研究があまり進んでいなかった野菜がある。ウリ科の「オオトゲウリ(Trichosanthes dioica Roxb.)」だ。緑色の細長い実をつけるこの野菜は、実は栄養価が高い可能性を秘めていながら、これまで「未利用(underutilized)」な…
公開日: 2026年07月17日 01:35
微細藻類ナンノクロロプシスから脂質もタンパク質も引き出す:細胞破砕法を比較する研究
健康食品やサプリメントの原料として注目される微細藻類。オメガ3脂肪酸のEPAやタンパク質を豊富に含むことで知られていますが、実は培養コストの高さが実用化の壁になっているといいます。今回紹介する研究では、Nannochloropsis oceanica(ナンノクロロプシス・オセアニカ)という微細藻類か…
公開日: 2026年07月17日 01:34