研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
地中海食はなぜ体に良いのか?血中タンパク質のネットワークから探る仕組み
地中海食(オリーブオイル、野菜、果物、魚、全粒穀物などを中心とした食事パターン)は、慢性疾患や加齢に伴う病気の予防に役立つ食事として広く知られています。しかし、なぜ体に良いとされるのか、その体内での分子レベルの仕組みは、これまで十分に整理されてきませんでした。今回紹介する研究は、地中海食が体の中でど…
公開日: 2026年07月30日 01:31
前糖尿病の人は「いつ食べるか」も体重管理に関係する?食事タイミングと体組成の関連を調べた研究
ダイエットや体重管理というと、多くの人は「何を」「どれだけ」食べるかに注目します。しかし近年、「いつ食べるか」という食事のタイミングも体重や体組成に関係しているのではないかという研究分野が注目を集めています。この分野は「時間栄養学(クロノニュートリション)」と呼ばれ、朝食を摂る時刻や夕食を摂る時刻、…
公開日: 2026年07月30日 01:30
薬の飲み合わせが招く「口の渇き」、高齢者の栄養不足につながる隠れた経路とは
年齢を重ねると、血圧やコレステロール、気分の落ち込みなど、複数の持病を抱えて何種類もの薬を同時に服用することが珍しくありません。こうした「多剤併用」は高齢者医療の現場でよく話題になりますが、その副作用の一つとして見過ごされがちなのが「口の渇き(口腔乾燥)」です。今回紹介する論文は、この口腔乾燥が実は…
公開日: 2026年07月30日 01:28
生姜に潜むアフラトキシンと重金属──ナイジェリアの流通経路を調べた研究と乳酸菌による解毒の試み
生姜(ジンジャー)は香辛料や健康志向の食材として世界中で親しまれていますが、栽培や乾燥、流通の過程でカビ毒(マイコトキシン)や重金属による汚染を受けやすい作物でもあります。特に「アフラトキシン」と呼ばれるカビ毒は、穀物やナッツ類の汚染で知られていますが、生姜のような根茎作物でも問題になり得ることが指…
公開日: 2026年07月30日 00:28
大豆・ピーナッツ・小麦・ゴマ・ナッツ類——植物性食品アレルギーの原因分子を整理したレビュー
豆腐や豆乳、ピーナッツバター、全粒粉パン、ゴマ油、アーモンドミルクなど、植物性食品は健康志向の高まりとともに食卓に登場する機会が増えています。その一方で、こうした植物性食品を原因とする食物アレルギーも広がりを見せており、人々の健康に大きく関わる問題となっています。今回紹介する論文は、大豆、ピーナッツ…
公開日: 2026年07月29日 23:27
生乳の細菌はどこから来る?低温輸送と季節で変わる『見え方』を調べた研究
スーパーで買う牛乳のもとになる「生乳」には、目に見えないたくさんの微生物が住んでいます。これらは搾乳された直後から、農場の環境や季節、さらには保存・輸送の仕方によって構成が変わっていくと考えられています。では、研究者が生乳を分析する際の『やり方の違い』そのものが、検出される微生物の顔ぶれに影響を与え…
公開日: 2026年07月29日 03:27
食事の質とインスリン抵抗性は肺機能の一パターン「PRISm」と関連するか?閉経後女性を対象にした横断研究
肺の健康というと喫煙や大気汚染がまず思い浮かびますが、近年は食事や代謝の状態との関係にも関心が集まっています。今回紹介するのは、閉経後の女性を対象に、食事の質とインスリン抵抗性(体がインスリンの働きに反応しにくくなっている状態)が、ある特徴的な肺機能パターンと関連しているかを調べた研究です。
公開日: 2026年07月29日 02:27
緑豆タンパク質から作る「ナノ繊維」×カルシウムゲルで、3Dフードプリンティングに挑む研究
近年、料理の分野でも3Dプリンターを使って食品を成形する「3Dフードプリンティング」という技術が注目されています。ケーキのデコレーションや、飲み込みにくさを抱える方向けの介護食など、これまでにない形の食品を作れる可能性を持つ技術です。ただし、この技術には大きな壁があります。プリンターのノズルから押し…
公開日: 2026年07月29日 01:39
古代小麦は栄養バランスに優れる? アレルギー反応性との関係を分析した研究
アインコーン、エンマー、カムット、スペルトといった「古代小麦」は、独特の栄養価やタンパク質組成が注目され、パンやパスタなどの加工食品での利用が増えています。しかし、加工後のタンパク質の質や、小麦アレルギーに関わるIgE抗体との結合性については、これまで十分に調べられてきませんでした。今回、古代小麦と…
公開日: 2026年07月29日 01:38
食用クラゲへの心理的ハードル、欧州3か国調査でわかったこと
近年、持続可能な海洋資源として「クラゲ」を食品に活用する試みが世界各地で提案されています。しかし、クラゲを日常的に食べる文化を持たない欧米圏の消費者が、実際にクラゲ料理をどう受け止めるのかについては、これまであまり詳しく調べられてきませんでした。今回紹介する研究は、フィンランド・アイルランド・オラン…
公開日: 2026年07月29日 01:37
ベンガル湾の海藻カエトモルファ・アエレア、次世代の食品原料になりうるか
近年、環境負荷が少なく栄養価の高い新しい食材への関心が世界的に高まっています。畜産に比べて土地や水の使用が少なく、成長も速いとされる海藻類は、その候補の一つとして注目されてきました。今回紹介する研究は、ベンガル湾に生育する緑藻の一種「カエトモルファ・アエレア(Chaetomorpha aerea)」…
公開日: 2026年07月29日 01:35
タマリンドの果実と食物繊維、それぞれの個性を探る研究
タマリンド(Tamarindus indica L.)は、酸味のある果肉が特徴の熱帯の果実で、飲料や調味料、菓子などに幅広く利用されています。近年は果実そのものだけでなく、加工の際に生じる副産物をどう活用するかにも関心が集まっており、食物繊維を取り出して新しい食品素材として使う試みが注目されています…
公開日: 2026年07月29日 01:34