研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
キャッサバ・レッドビーンズ・カボチャの粉を組み合わせたインスタント粥、配合の違いが品質にどう影響するか
お湯を注ぐだけで食べられるインスタント粥は手軽さが魅力ですが、その原料や配合次第で食感や栄養価は大きく変わります。インドネシアの研究チームが、地域で入手しやすい原料である改良キャッサバ粉(MOCAF)、レッドビーンズ粉、カボチャ粉を組み合わせたインスタント粥を作り、配合の違いが理化学的な性質や食味に…
公開日: 2026年09月05日 06:23
デンプンに鉄を閉じ込める:高圧・加熱処理で作る鉄強化食品素材の可能性
鉄分不足を補うためのサプリメントは、味や胃腸への負担が原因で続けにくいという課題があります。そこで注目されているのが、鉄をそのまま摂取するのではなく、デンプンのような食品由来の担体に鉄を組み込んで食品に加える方法です。中国・甘粛農業大学食品科学工程学院の研究グループは、米デンプンに鉄塩を組み合わせた…
公開日: 2026年09月05日 05:44
リンゴ由来ペクチンで作った“色が変わる”食品包装フィルム、肉とチーズの鮮度を可視化する研究
肉やチーズがどのくらい新鮮なのか、パッケージを開けずに一目で分かったら便利です。今回紹介する研究は、リンゴのペクチン(果実に含まれる多糖類)をベースに、抗菌成分と色が変わる指示薬を組み込んだ新しいフィルムを作り、豚肉とチーズの保存・鮮度モニタリングに使えるかを調べたものです。研究チームには、陝西科技…
公開日: 2026年09月05日 05:42
食物繊維オオバコが腸を守るしくみ、免疫細胞の連携から見えてきた新経路
食物繊維は腸内細菌のエサとなり、その発酵を通じて腸の健康に関わると考えられてきました。しかし、日本の広島大学大学院統合生命科学研究科の研究グループ(Yoshiki Ishii氏ら)は、京都女子大学、東京農業大学の研究者と共同で、食物繊維の一種であるオオバコ(サイリウム)が、腸内細菌の発酵とは別の経路…
公開日: 2026年09月05日 05:40
菌床袋の殺菌をパルス電界で行うと、ヒラタケの菌の育ちはどう変わるか
ヒラタケ栽培では、おがくずなどを詰めた「菌床袋(バッグログ)」を種菌(オガクズや米ぬかなどを混ぜた培地)に仕込む前に殺菌する工程が欠かせません。この殺菌が不十分だと雑菌やカビが先に増えてしまい、収穫にたどり着けないことがあります。インドネシア・パンカジェネ諸島国立農業ポリテクニクの研究グループは、こ…
公開日: 2026年09月05日 05:37
サトイモのデンプンとアルギン酸を組み合わせたフィルムは、架橋方法の違いでどう変わるのか
プラスチックごみの問題が広がるなか、食品包装の分野でも生分解性の素材を使ったフィルムの研究が進んでいます。今回紹介する研究では、タロイモ(Colocasia esculenta)のデンプンと、褐藻類由来のアルギン酸ナトリウムを組み合わせたフィルムを作り、架橋(分子どうしを結びつけて強度や性質を変える…
公開日: 2026年09月05日 05:36
腐敗酵母を狙い撃ち――精油とε-ポリリジンの組み合わせでブルーハニーサックルの保存性を高める研究
ブルーハニーサックル(Lonicera caerulea L.)は、アントシアニンを豊富に含む小果実として知られていますが、水分が多く代謝も活発なため、収穫後にカビや酵母による腐敗が進みやすいという課題があります。中国・東北林業大学食品健康学院の研究グループは、この果実の腐敗を実際に引き起こしている…
公開日: 2026年09月05日 05:33
水分の摂り方と『飲み過ぎない甘い飲み物』、高齢者の脂肪肝リスクとの関連を調べた研究
脂肪肝というと『お酒の飲み過ぎ』や『食べ過ぎ』のイメージが強いかもしれません。しかし近年、飲酒がなくても代謝の乱れをともなって肝臓に脂肪がたまる状態は「代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)」と呼ばれ、注目されています。今回紹介する研究は、この脂肪肝と、普段の『水分の摂り方』との関係を、高齢者を…
公開日: 2026年09月05日 05:32
見た目は「普通体重」でも体脂肪率は高め? 中国人女子大学生を対象にした「隠れ肥満」と食生活の関係
体重や体格指数(BMI)が正常範囲であっても、体脂肪率だけが高い状態は「正常体重肥満(Normal Weight Obesity、NWO)」と呼ばれ、見た目では気づきにくい一方で代謝の異常と関連することが知られています。中国人の女子大学生ではこのNWOの割合が高いとされていますが、これまで生活習慣、…
公開日: 2026年09月05日 05:30
リンゴ果皮とレモン繊維をクラッカーに配合すると、ポリフェノールの損失を抑えられる可能性
果物や野菜を加工する際に出る皮や芯などの副産物には、まだ活用しきれていない栄養素が残っていることがあります。イタリア原産のリンゴ品種「アヌルカ」の果皮もそのひとつで、食物繊維やポリフェノール(フェノール化合物)を豊富に含むことが知られています。乾燥させて粉末にすれば、パンや焼き菓子などの栄養価を高め…
公開日: 2026年09月05日 05:28
飲み込みにくさを抱える高齢者のために。水分たっぷりの『ひと口ゼリー』にビタミンを届ける工夫
年齢を重ねると、飲み込む力や口の中の感覚が少しずつ変化し、水分補給や栄養摂取が難しくなることがあります。とくに嚥下障害(飲み込み障害)のある高齢者では、水のようにさらさらした液体をそのまま飲むこと自体が誤嚥(気管に入ってしまうこと)のリスクにつながるため、とろみをつけた飲み物が広く使われてきました。…
公開日: 2026年09月05日 05:27
電子レンジ式焙煎でフェヌグリーク種子はどう変わるのか——色と機能性、抗酸化力への影響を調べた研究
カレー粉や香辛料として使われるフェヌグリーク(Trigonella foenum-graecum L.)の種子は、独特の苦味と香りを持ち、伝統的に炒って使われることが多い食材です。今回インドの研究チームが、この種子を電子レンジで焙煎した際に、色合いや水・油を吸う性質、そして抗酸化にかかわる成分がどの…
公開日: 2026年09月05日 05:25