研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
食事の脂肪と乳がんリスク、研究デザインで結果が分かれる? 症例対照研究とコホート研究のメタ解析
「脂肪の多い食事は乳がんのリスクを高めるのではないか」という疑問は、長年にわたって栄養学や疫学の分野で議論されてきました。バターや揚げ物、脂身の多い肉など、脂肪を多く含む食品は身近にあるだけに、多くの人が気になるテーマではないでしょうか。実はこれまでの研究では、調査の方法によって結果が一致しないとい…
公開日: 2026年08月22日 04:58
抗生物質の代わりに『卵内プロバイオティクス』は使えるか——ブロイラー飼育での可能性を探った研究
鶏肉の生産現場では、成長を促す目的で飼料に抗生物質を添加する方法が長く使われてきました。しかし、薬剤耐性菌の問題などを背景に、抗生物質に頼らない飼育法への関心が高まっています。その代替候補として近年注目されているのが「プロバイオティクス」、つまり健康に良い影響を与えるとされる微生物です。今回紹介する…
公開日: 2026年08月18日 06:27
オカラを電気で加熱すると食肉ゲルの品質が変わる? 豆腐の副産物を活用する新研究
豆腐や豆乳を作るときに大量に出る副産物「オカラ」。食物繊維やタンパク質を含みながらも、多くは廃棄されているのが現状です。近年はこのオカラを食品の材料として再利用しようという研究が世界各地で進められています。今回紹介する論文は、オカラを「オーミック加熱(通電加熱)」という方法で処理したうえで、ハムやソ…
公開日: 2026年07月09日 22:31
大腸菌を工学的に改変し、植物残渣由来の糖からコハク酸を高濃度で作る研究
コハク酸は、食品や医薬品の原料、さらには生分解性プラスチックの一種であるポリブチレンサクシネートの原料としても使われる、応用範囲の広い化学品です。石油ではなく植物由来の資源から作る「バイオベース」の生産方法が注目されていますが、稲わらやトウモロコシの茎葉などの植物残渣(リグノセルロース系原料)を分解…
公開日: 2026年07月03日 02:24
魚の廃棄物が鶏の腸を育てる――抗生物質に頼らない飼料の一報
魚を加工した後に残る頭・骨・内臓は、その多くが利用されずに廃棄される。ところが最近、そうした廃棄物を発酵させてカプセルに閉じ込めた飼料添加物が、鶏の腸内環境を整える可能性を示す研究が発表された。「廃棄物が育てるものに変わる」という逆転の発想が、抗生物質に頼らない飼料づくりの選択肢として注目されはじめ…
公開日: 2026年06月18日 11:05
腸と免疫をつなぐ回路、やまのいもが示した可能性
免疫が低下すると、ウイルス感染が重症化しやすくなる。「何を食べることが腸を経由して免疫に関わるのか」という問いに対し、2026年6月、一つの興味深い報告が学術誌ニュートリエンツに掲載された。
公開日: 2026年06月16日 01:26
ウコンの色素、腸まで届けるには?最新技術が挑む壁
カレーの黄色い色素として知られるクルクミン——ウコン(ターメリック)の主成分です。食品素材として長年注目されてきたこの成分には、ひとつの大きな課題があります。食べても消化管で素早く分解・吸収されてしまい、腸の奥まで安定した形で届きにくいという性質です。研究者たちはその課題をどう解決しようとしているの…
公開日: 2026年06月11日 19:56
霊芝と発酵技術、研究が示す新たな可能性
きのこの一種として知られる霊芝(れいし・ガノデルマ・ルキダム)。古くから東アジアで食用・薬用に用いられてきたこの菌類が、発酵技術と組み合わせることで新たな注目を集めています。2026年6月、学術誌「フード・サイエンス・アンド・ニュートリション」に掲載された研究が、そのしくみの一端を明らかにしつつあり…
公開日: 2026年06月10日 13:57