研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
乳製品の消費を妨げる要因と情報の役割:ポーランドの医師への調査
乳製品は、良質なたんぱく質やカルシウム、ビタミンなどを含む食品として食生活で重要な位置を占めてきました。一方で論文によると、多くの先進国では飲用牛乳の消費が減っており、健康や環境、動物福祉への関心の高まりや、植物性の代替飲料への関心の広がりが、乳製品を控える理由になり得ると指摘されています。
公開日: 2026年10月19日 05:16
ヨーロッパ4地域で発酵食品は誰がどれだけ食べているか――PIMENTO研究による大規模調査
ヨーグルトやチーズ、パン、ワイン、ビール、コーヒー、チョコレートなど、微生物の働きを利用して作られる発酵食品は、ヨーロッパの食生活に深く根付いています。しかし、ヨーロッパ全体で人々がどの発酵食品をどれくらい口にしているのかを、同じ基準でまとめたデータはほとんどありませんでした。著者らによれば、これま…
公開日: 2026年10月16日 21:38
地中海食の個々の食品、SNS利用、不安・抑うつ症状の関連を探った小規模オンライン調査
不安や抑うつの症状は多くの人にみられ、食事はそれらに関わりうる生活要因の一つとして研究されてきました。オリーブオイルや野菜、魚などを中心とする地中海食については、よく守っている人ほど抑うつや不安が少ないとする報告がある一方、関連が弱い、あるいははっきりしないとする報告もあり、結果は一致していません。
公開日: 2026年10月15日 21:39
大学生が任意強化食品を意識して選ぶ背景と食事の質との関係を調べた研究
食品の「栄養強化」とは、ビタミンやミネラルなどの栄養素を食品に加えることです。法律で義務づけられる強化もあり、甲状腺腫を防ぐためのヨウ素添加塩がその例です。一方、メーカーが製品の栄養価や商品としての魅力を高めるために自主的に栄養素を加えることもあり、これを「任意強化」と呼びます。ビタミン入りの朝食用…
公開日: 2026年10月12日 10:50
気分障害のある女性を対象に、個別の食事指導と症状・食習慣の変化を調べた小規模パイロット研究
うつ病や双極性障害などの気分障害は、再発を繰り返しやすく、生活の質を大きく損なう病気です。薬物療法や精神療法が治療の中心ですが、論文によると、患者の30〜40%程度は症状が十分に、また持続的に改善しないとされています。そのため、標準的な治療に上乗せできる、薬以外の補助的な方法への関心が高まっています…
公開日: 2026年10月12日 05:46
超加工食品の摂取と慢性腎臓病の進行の関係を整理した総説
慢性腎臓病(CKD)は、腎臓の構造や働きの異常が3か月以上続く状態です。腎臓のろ過能力の目安である推算糸球体ろ過量(eGFR)の低下や、尿中へのたんぱく質(アルブミン)の漏れの増加などで判断されます。論文によると、世界保健機関(WHO)の推計では世界で約6億7400万人がCKDを抱えています。CKD…
公開日: 2026年10月12日 05:26
ポーランド北東部の40〜65歳を対象に、果物・野菜、魚、砂糖入り飲料の摂取頻度と社会人口学的要因を調べた横断研究
心血管疾患は世界で死亡と障害の主要な原因であり、食習慣はそのなかでも変えられる危険因子の一つとされています。世界保健機関(WHO)は、心血管疾患の予防策として、果物と野菜を1日あたり合計400グラム以上(およそ5皿分)とること、オメガ3脂肪酸の供給源として魚を定期的に食べること、単純糖類や砂糖入り飲…
公開日: 2026年10月03日 08:05
ポーランドの若年成人における超加工食品の摂取量と主な供給源を調べた横断研究
超加工食品(UPF)とは、食品から抽出・加工された成分(たんぱく質分離物、加工デンプン、硬化油脂など)を主な原料とする工業的な配合食品で、香料・着色料・乳化剤といった見た目や風味を整えるための添加物を含むことが多いものを指します。研究チームは、食品を加工の性質・程度・目的によって4群に分けるNOVA…
公開日: 2026年10月03日 07:56
薬剤抵抗性てんかんでケトン食療法を受ける子どもの食習慣と食行動を健康な子どもと比較した研究
この研究は、薬剤抵抗性てんかん(抗てんかん薬による治療で発作が十分に抑えられない状態)の子どもたちが、ケトン食療法を受けながらどのような食習慣や食べにくさを抱えているのかを、健康な子どもと比べて明らかにすることを目的としています。ケトン食療法とは、脂質を多くとり糖質を大きく制限する食事による治療法で…
公開日: 2026年09月17日 07:02
甘い・苦い・塩辛い…味の感じ方はなぜ人それぞれ? 遺伝子と食の好みをめぐる最新レビュー
同じ料理を食べても、「ちょうどいい」と感じる人もいれば「苦い」「塩辛い」と感じる人もいます。こうした味の感じ方の個人差には、育った環境や食習慣だけでなく、生まれ持った遺伝的な要因も関わっていると考えられています。今回紹介する総説論文は、味覚の感じ方や食べ物の好みに関わる遺伝的な変異について、これまで…
公開日: 2026年08月06日 00:31
ケトジェニックダイエットは血圧に良い影響を与えるのか?レビュー論文を紹介
「ケトジェニックダイエット(ケトン食)」といえば、糖質を極端に減らし脂質を多くとる食事法として、ダイエットやてんかん治療の文脈で耳にしたことがある方も多いかもしれません。実際、ケトジェニックダイエットは100年以上前からてんかん治療に用いられてきた歴史ある食事療法です。近年では、この食事法がてんかん…
公開日: 2026年08月03日 02:35