研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

二酸化硫黄のくん蒸は収穫後のドリアンの品質と病気への抵抗性にどう影響するか 研究論文OpenAlexマレーシア

二酸化硫黄のくん蒸は収穫後のドリアンの品質と病気への抵抗性にどう影響するか

ドリアンは独特の香りで知られる熱帯果実ですが、呼吸が盛んでエチレン(果実の成熟を進める植物ホルモン)を多く出すため、収穫後の日持ちが短い果物です。過熟、果皮の割れ、微生物による傷み、風味の劣化が早く進み、遠方への流通の妨げになっています。

公開日: 2026年10月20日 06:52

農産加工残渣由来の「フェノール類を伴う食物繊維」素材をどう捉えるか:加工による性質の変化と食品利用に向けた課題を整理したレビュー 研究論文OpenAlexマレーシア

農産加工残渣由来の「フェノール類を伴う食物繊維」素材をどう捉えるか:加工による性質の変化と食品利用に向けた課題を整理したレビュー

果物や穀物などを加工した後に残る皮やかすといった農産加工残渣には、食物繊維とともに、ポリフェノールに代表されるフェノール類も含まれていることがあります。フェノール類には、溶媒で取り出せるものと、植物の細胞壁に結びついたものがあります。ただし著者らは、食物繊維とフェノール類が同じ素材に一緒に含まれてい…

公開日: 2026年10月15日 06:35

レンズマメたんぱく質とキサンタンガムの複合体形成 ― pHシフトと超音波処理を組み合わせた研究 研究論文OpenAlexマレーシア

レンズマメたんぱく質とキサンタンガムの複合体形成 ― pHシフトと超音波処理を組み合わせた研究

レンズマメから取り出したたんぱく質(レンズマメたんぱく質)は、水に溶けにくく、加熱に弱く、泡立ちにくいといった課題があると報告されてきました。論文の著者らは、その原因として、たんぱく質が丸く固く縮まった構造をとりやすく、粒子同士が集まって塊(凝集体)になりやすいこと、またポリフェノールやフィチン酸と…

公開日: 2026年09月25日 09:17

エビ殻由来の成分を組み合わせた微粒子——油脂の酸化を防ぐ素材づくりの研究 研究論文DOAJマレーシア

エビ殻由来の成分を組み合わせた微粒子——油脂の酸化を防ぐ素材づくりの研究

食品や健康食品の分野では、天然由来で持続可能な原料を使い、酸化しやすい成分を守る仕組みが求められています。この研究で著者らが注目したのは、エビの加工で大量に出る殻です。エビ殻からは、キチンを経て得られる「キトサン」という多糖と、殻から分離されるたんぱく質を分解して得られる「タンパク質加水分解物」の両…

公開日: 2026年09月25日 06:05

サチャインチ油と薬用植物エキスの乳化液を粉末にする——噴霧乾燥条件の予備的な探索と機械学習による試行 研究論文OpenAlexマレーシア

サチャインチ油と薬用植物エキスの乳化液を粉末にする——噴霧乾燥条件の予備的な探索と機械学習による試行

オメガ3系脂肪酸などの多価不飽和脂肪酸を多く含む油や、植物由来のポリフェノール類は、加工や保存の過程で酸化や熱によって劣化しやすく、そのまま食品に配合するのが難しいという課題があります。そこで広く使われているのが噴霧乾燥(スプレードライ)による微粒子化で、乳化液を熱風中に霧状に噴射して瞬時に乾かし、…

公開日: 2026年09月20日 05:44

常温保存で果実はどう劣化する? テルンアサムの品質変化を数式で追う研究 研究論文OpenAlexマレーシア

常温保存で果実はどう劣化する? テルンアサムの品質変化を数式で追う研究

東南アジアで食用にされるナス科の果実「テルンアサム(Terung Asam、学名 Solanum lasiocarpum Dunal.)」は、収穫後に常温で保存されると徐々に色や硬さが変わっていきます。こうした品質劣化は、どの食材にも起こる現象ですが、いつどれくらいのペースで進むのかを数値で予測でき…

公開日: 2026年09月10日 09:10

冷凍パン生地の劣化を大豆オリゴ糖で抑える――グルテンと水分を守る仕組みを検証 研究論文OpenAlexマレーシア

冷凍パン生地の劣化を大豆オリゴ糖で抑える――グルテンと水分を守る仕組みを検証

冷凍生地は、あらかじめ成形した生地を冷凍・冷蔵で保管・輸送し、店舗で焼き上げる仕組みで、パン製造の現場を効率化してきました。生産と販売のタイミングを分けられるため人件費の削減や賞味期限の延長につながる一方、冷凍保存中に生地の品質が落ちていくことが長年の技術的な壁になっていました。今回紹介する研究は、…

公開日: 2026年09月09日 07:26

手作業を機械化するダバイクルミ割り器、焙煎条件が油脂の酸化安定性を左右するとの研究結果 研究論文OpenAlexマレーシア

手作業を機械化するダバイクルミ割り器、焙煎条件が油脂の酸化安定性を左右するとの研究結果

東南アジアのボルネオ島などに分布する樹木ダバイ(Canarium odontophyllum Miq.)の果実には、脂質を豊富に含む仁(種の中の可食部)があり、植物性の油脂資源として注目されています。ところがこの仁を果実から取り出す作業はこれまで手作業に頼っており、効率の悪さが利用拡大の妨げになって…

公開日: 2026年09月08日 04:52

テングサ由来の寒天にウコン成分クルクミンを配合、魚の切り身の保存に役立つ生分解性フィルムを研究 研究論文OpenAlexマレーシア

テングサ由来の寒天にウコン成分クルクミンを配合、魚の切り身の保存に役立つ生分解性フィルムを研究

スーパーで魚や肉を包んでいるプラスチック容器やラップは、便利な一方で自然界では分解されにくく、環境中に長期間残ってしまうことが課題とされています。こうした石油由来プラスチックの代替として近年注目されているのが、海藻などの天然素材から作る生分解性フィルムです。長崎大学などの研究グループは、日本で「テン…

公開日: 2026年09月02日 11:24

マレーシアの発酵食品、ハラール性と安全性を化学分析で検証する試み 研究論文OpenAlexマレーシア

マレーシアの発酵食品、ハラール性と安全性を化学分析で検証する試み

納豆やヨーグルトのように、微生物の働きを利用してつくる発酵食品は世界中で親しまれていますが、動物性の原料を使う発酵食品では「本当に豚などハラール(イスラム法で許容される)ではない原料が混入していないか」という認証の問題と、「発酵の過程で健康に影響しうる成分が生まれていないか」という安全性の問題が、同…

公開日: 2026年08月31日 21:33