研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
赤キャベツを閉じ込めたカプセルでヨーグルトを彩る 官能評価に「ファジー論理」を使った研究
ヨーグルトは乳酸菌やカルシウム、たんぱく質を含む発酵乳製品として世界中で親しまれていますが、プレーンなヨーグルトそのものには、ポリフェノールやフラボノイド、アントシアニン、鉄分といった機能性成分はあまり含まれていません。そこで注目されているのが、野菜や香辛料由来の成分を加えて栄養価を高めた「機能性ヨ…
公開日: 2026年09月02日 13:28
インドの農業大学生3150人調査:BMIを左右するのは食事だけでなく『心の食べ方』だった
大学に進学したばかりの若者は、親元を離れて生活習慣が大きく変わる時期にあたる。インドでは若年人口の増加が続く一方、低栄養と過体重・肥満が同時に存在する『栄養の二重負担』が指摘されており、特に大学生世代でその実態を詳しく調べた研究はこれまで限られていた。今回紹介する研究は、インド国内の農業系大学に通う…
公開日: 2026年09月02日 05:28
接ぎ木でナスの栄養価は変わる? 品種の組み合わせを比較した現地試験
ナスは家庭料理でおなじみの野菜ですが、実は接ぎ木栽培によって収量だけでなく栄養成分にも変化が生じることが知られています。接ぎ木とは、育てたい品種(穂木)を、病気に強かったり生育が旺盛だったりする別の株(台木)につないで一体化させる技術です。トマトやキュウリ、ピーマンといった野菜ですでに広く使われてい…
公開日: 2026年09月02日 03:30
イネの「茎の強さ」と「収量」は両立できるか? 育種系統30種を統計解析で読み解く研究
イネは世界人口の半数以上が主食とする作物です。品種改良の現場では、収穫量を増やすことと同時に「倒伏(とうふく)」、つまり台風や大雨、あるいは肥料をよく効かせた栽培条件で茎が折れたり倒れたりしてしまう現象を防ぐことが、長年の大きな課題とされてきました。倒伏が起きると収量や品質、収穫作業の効率が大きく損…
公開日: 2026年09月02日 00:24
ホウレンソウの仲間「ツルムラサキホウレンソウ」で試された、ナノゼオライトを使う徐放性チッ素肥料の研究
化学肥料として畑にまかれるチッ素は、作物に吸収されずに雨水とともに流れ出たり、ガスとして大気中に逃げたりすることが少なくありません。特に一般的な尿素肥料は、土に入れてから10〜15日ほどで急速に溶け出してしまうため、作物が必要とするタイミングと供給のタイミングがずれやすいという課題があります。こうし…
公開日: 2026年08月31日 21:39
モンスーン期の土池でブラックタイガーエビを養殖すると何が起きるか——体長と体重の関係から探る
エビ養殖の現場では、育てたエビがどれだけ順調に育っているかを日々知ることが経営の要になります。インド・グジャラート州の商業養殖場で行われたこの研究は、雨季(モンスーン期)に土池で育てられたブラックタイガーエビ(Penaeus monodon)を対象に、体の長さと重さの関係、そして「肥満度(コンディシ…
公開日: 2026年08月31日 20:25
米のとぎ汁とパニールから作る「単細胞タンパク質」、乳酸菌が生む成分は原料でどう変わるか
培養肉や昆虫食と並んで、微生物を使ってタンパク質をつくる「単細胞タンパク質(シングルセルプロテイン、SCP)」が、持続可能な代替タンパク源として注目されています。酵母や細菌などの微生物を培養し、その菌体そのものをタンパク源として利用する発想です。今回インドのGITAM School of Scien…
公開日: 2026年08月31日 17:30
糖類入り飲料の摂取を記録するアプリ「EduDrink」、インドネシアで開発・評価
甘い飲み物、いわゆる糖類入り飲料(SSB)の飲み過ぎは、肥満や2型糖尿病、心血管疾患など様々な代謝性の病気と関連することが知られています。インドネシアでは特に若者の間でSSBの摂取が増えており、2018年の調査(Riskesdas)では10歳以上の61.3%が毎日SSBを摂取していると報告され、SS…
公開日: 2026年08月31日 15:24
雑穀は健康や食料安全保障にどう役立つのか 栄養と加工方法をまとめたレビュー論文
雑穀(ミレット)は、乾燥や水不足に強い穀物として近年あらためて注目を集めています。米や小麦、トウモロコシと並ぶ栄養的な利点を持つとされながらも、実際にはあまり広く食べられていません。今回、公衆衛生・食料安全保障・持続可能な農業という観点から雑穀の栄養面の利点を整理したレビュー論文が、学術誌『ディスカ…
公開日: 2026年08月31日 14:28
サイリウムハスクは腸内細菌叢と便通にどう関わるのか——最近の臨床試験を振り返る
オオバコ(Plantago ovata)の種子の皮から作られる食物繊維「サイリウムハスク」は、便秘対策の食品やサプリメントでよく見かける素材です。今回紹介する論文は、このサイリウムハスクが腸内細菌叢(腸内フローラ)や消化管の健康にどのような影響を与えるかを、2000年から2024年に発表された研究を…
公開日: 2026年08月31日 13:28
医師は植物性食をどう見ているか——インド・医科大学での知識・態度・実践調査
野菜や果物、豆類、ナッツ、種子、全粒穀物を中心とする「植物性食」は、心血管代謝系の病気の予防や管理に役立つ可能性があるとして関心が高まっています。こうした食事について患者に助言する立場にあるのが医師ですが、医師自身がどれだけ知識を持ち、どんな態度で臨み、実際にどう実践しているかは、意外と調べられてき…
公開日: 2026年08月29日 03:32
天然に熟したバナナとカーバイド処理バナナ、香りの化学成分をGC-MSと電子鼻で比較した研究
店頭に並ぶバナナの中には、収穫後にカルシウムカーバイド(炭化カルシウム)を使って人工的に追熟を早めたものが存在すると言われています。より早く、より多くの利益を得るために追熟を人工的に促進する方法がしばしば用いられる一方で、品質や安全性への懸念も指摘されてきました。今回紹介する研究は、インドで栽培され…
公開日: 2026年08月29日 03:30