研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

加工肉と赤身肉の摂取量と膀胱がんの関連:30のコホート研究を統合した解析 研究論文OpenAlexフランス

加工肉と赤身肉の摂取量と膀胱がんの関連:30のコホート研究を統合した解析

膀胱がんは世界で9番目に多いがんで、男性では6番目に多いとされています。喫煙、ヒ素などで汚染された飲み水、職場での特定の化学物質への曝露などが、すでに知られている危険因子です。食べ物に含まれる発がん性物質やその代謝物は尿として排出され、膀胱の内側に触れるため、食事も膀胱がんのリスクに関わる可能性が指…

公開日: 2026年10月18日 06:44

ヨーロッパ4地域で発酵食品は誰がどれだけ食べているか――PIMENTO研究による大規模調査 研究論文OpenAlexフランス

ヨーロッパ4地域で発酵食品は誰がどれだけ食べているか――PIMENTO研究による大規模調査

ヨーグルトやチーズ、パン、ワイン、ビール、コーヒー、チョコレートなど、微生物の働きを利用して作られる発酵食品は、ヨーロッパの食生活に深く根付いています。しかし、ヨーロッパ全体で人々がどの発酵食品をどれくらい口にしているのかを、同じ基準でまとめたデータはほとんどありませんでした。著者らによれば、これま…

公開日: 2026年10月16日 21:38

モロッコの都市在住・高学歴の成人における食行動と栄養管理アプリの利用状況 研究論文OpenAlexフランス

モロッコの都市在住・高学歴の成人における食行動と栄養管理アプリの利用状況

モロッコの伝統的な食事は、新鮮な果物や野菜、豆類、全粒穀物、オリーブオイルを中心とし、魚や鶏肉、乳製品は適度に、赤身肉は少なめという特徴を持ちます。これは地中海食と呼ばれる食事パターンと多くの点で共通します。しかし著者らは、急速な都市化や経済発展、生活様式の変化に伴って、モロッコでも世界的に見られる…

公開日: 2026年10月03日 07:38

ラマダン期の断食と若手エリートサッカー選手のけが ― チュニジア1部リーグの前向きコホート研究 研究論文OpenAlexフランス

ラマダン期の断食と若手エリートサッカー選手のけが ― チュニジア1部リーグの前向きコホート研究

イスラム暦のラマダン月には、信仰を実践する人々が夜明けから日没までのあいだ、飲食と経口薬の摂取を断ちます。競技スポーツの世界には、この慣習が広く根づく地域出身の選手が数多くおり、断食に加えて睡眠と覚醒のリズムの変化や回復の機会の制約が重なることで、心身の状態に負担がかかる可能性が指摘されてきました。

公開日: 2026年09月21日 05:50

ホームレス状態にある家族の食料支援利用と子どもの食事内容の関連を調べた研究 研究論文OpenAlexフランス

ホームレス状態にある家族の食料支援利用と子どもの食事内容の関連を調べた研究

住まいを失い、シェルターなどで生活する家族にとって、食料支援(フードパーセル)は日々の食事を支える重要な手段です。しかし、こうした緊急支援がどのような家庭で利用されやすく、また子どもの食生活とどう関わっているのかは、これまで十分に調べられてきませんでした。今回、フランスで実施された調査データをもとに…

公開日: 2026年09月10日 08:49

食品添加物の『組み合わせ』は高血圧・心血管疾患のリスクと関連するのか——フランスの大規模コホート研究から 研究論文OpenAlexフランス

食品添加物の『組み合わせ』は高血圧・心血管疾患のリスクと関連するのか——フランスの大規模コホート研究から

加工食品には保存料、着色料、乳化剤、甘味料など複数の添加物が同時に含まれていることが少なくありません。これまでの研究は単一の添加物に注目したものが多く、実際の食生活で起きている『複数の添加物への同時曝露』が健康にどう関わるのかは十分にわかっていませんでした。今回、フランスの成人を長期間追跡した大規模…

公開日: 2026年09月10日 08:33

夕食づくりを手伝う中学・高校生ほど、超加工食品の摂取が少ない傾向 スペインの青少年調査 研究論文OpenAlexフランス

夕食づくりを手伝う中学・高校生ほど、超加工食品の摂取が少ない傾向 スペインの青少年調査

スーパーで買い物かごに何を入れるか、フライパンで何を炒めるか——食卓に並ぶまでの一連の作業に、家庭の子どもがどれだけ関わっているかは、食生活の中身と関係しているのだろうか。今回紹介する研究は、12〜17歳の青少年を対象に、夕食の準備や買い物の手伝いの頻度と、スナック菓子や清涼飲料、菓子パンなどに代表…

公開日: 2026年09月08日 21:30

大規模イベントに潜む食の危険とは:巡礼・祭り・スポーツ大会における食品安全のいま 研究論文OpenAlexフランス

大規模イベントに潜む食の危険とは:巡礼・祭り・スポーツ大会における食品安全のいま

お祭りやスポーツの祭典、宗教的な巡礼など、多くの人が一か所に集まる「マス・ギャザリング(大規模集会)」では、普段とは違う形で食のリスクが高まることが知られています。会場周辺には仮設の屋台や簡易的な調理設備が並び、限られた水や衛生設備を大勢の人が共有します。こうした環境が、食べ物や水を介した感染症の広…

公開日: 2026年09月06日 04:50

大学生の食生活と食料不安の関係を探る―フランス・グルノーブル大学の調査から 研究論文OpenAlexフランス

大学生の食生活と食料不安の関係を探る―フランス・グルノーブル大学の調査から

大学進学は、実家を離れて自炊を始めたり、生活費のやりくりに追われたりと、食生活が大きく変わりやすい時期です。こうした生活の変化は、必要な食料を十分かつ安定的に入手できない状態を指す「食料不安」のリスクを高める可能性があるとされています。今回紹介する研究は、フランスのグルノーブル大学(UGA)の学生を…

公開日: 2026年09月05日 19:44

「感謝の気持ち」が強い人ほど食生活が健康的? フランスの大規模研究から見えてきたこと 研究論文OpenAlexフランス

「感謝の気持ち」が強い人ほど食生活が健康的? フランスの大規模研究から見えてきたこと

「感謝の気持ちを持つこと」は、これまでにも心の健康や幸福感との関連が指摘されてきたテーマです。では、感謝の気持ちの強さは、日々の食事とも関係しているのでしょうか。一見つながりが見えにくいこの2つのテーマについて、フランスの大規模コホート研究「NutriNet-Santé」のデータを使って調べた研究が…

公開日: 2026年08月23日 02:32

食品添加物のアルデヒド成分、細胞実験でレプチンの働きを弱める可能性 新研究 研究論文OpenAlexフランス

食品添加物のアルデヒド成分、細胞実験でレプチンの働きを弱める可能性 新研究

肥満は世界的な健康課題として知られていますが、その背景には食欲や代謝を調整するホルモン「レプチン」の働きが関わっていることをご存じでしょうか。レプチンは脂肪細胞から分泌され、脳に「満腹」の信号を伝える役割を担っていますが、このシグナルがうまく伝わらなくなる「レプチン抵抗性」が、肥満の一因として注目さ…

公開日: 2026年07月26日 03:39