研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

オレンジジュースをミルクケフィアグレインとウォーターケフィアグレインで発酵させた比較研究 研究論文OpenAlexスペイン

オレンジジュースをミルクケフィアグレインとウォーターケフィアグレインで発酵させた比較研究

ケフィアは、ケフィアグレインと呼ばれる粒状の塊を牛乳に加えて作る伝統的な発酵飲料です。グレインの中には乳酸菌、酢酸菌、酵母が多糖類の基質に包まれて共存しており、発酵中に糖を有機酸やアルコールなどに変えます。近年は乳を使わない植物性の発酵飲料への関心が高まり、果汁や野菜などを原料にした「ケフィア風飲料…

公開日: 2026年10月20日 05:37

マヨルカ島の15歳を対象に、栄養素の摂取量と歯ぐきの健康状態の関係を調べた研究 研究論文OpenAlexスペイン

マヨルカ島の15歳を対象に、栄養素の摂取量と歯ぐきの健康状態の関係を調べた研究

思春期は体が急速に成長し、必要な栄養が増える時期です。一方で、この時期には食事の質が下がりやすく、精製された炭水化物、甘い飲み物、超加工食品が多く、栄養の密度が低い食事になりがちだと指摘されています。著者らは、こうした食事が歯ぐきの炎症に関わる可能性に注目しました。

公開日: 2026年10月12日 10:34

腸のバリアと透過性を調節する「ゾヌリン」経路:構造・免疫・食事要因を整理した総説 研究論文OpenAlexスペイン

腸のバリアと透過性を調節する「ゾヌリン」経路:構造・免疫・食事要因を整理した総説

腸の内側は、食べ物に由来する物質や腸内細菌、毒素などに常にさらされています。腸の壁は、こうした腸管内の内容物と体内の免疫細胞を隔てる「バリア」として働いており、その健全さは免疫のバランスを保つうえで欠かせないとされています。このバリアの制御が失われ、腸の壁が物質を通しやすくなった状態は「腸管透過性の…

公開日: 2026年10月08日 00:11

白色光をかけ続けて酵母を進化させる——ワイン酵母の芳香族アミノ酸由来化合物を増やす試み 研究論文OpenAlexスペイン

白色光をかけ続けて酵母を進化させる——ワイン酵母の芳香族アミノ酸由来化合物を増やす試み

ワインやパンなど発酵食品の風味や品質は、酵母の代謝によって生まれる物質に大きく左右されます。著者らが注目したのは、芳香族アミノ酸由来化合物(AADC)と呼ばれる一群です。論文では、トリプトフォール、2-フェニルエタノール、チロソールといった物質や、メラトニン、セロトニン、3-インドール酢酸などのイン…

公開日: 2026年10月03日 05:03

ブドウの搾りかすから機能性成分を取り出す――超音波抽出の条件を探った研究 研究論文OpenAlexスペイン

ブドウの搾りかすから機能性成分を取り出す――超音波抽出の条件を探った研究

ワインを造る過程では、大量の副産物が生じます。著者らは、ブドウ100kgを処理するとおよそ25kgの副産物が出て、そのうち約60%を「グレープポマース(果皮・種子・果肉を主体とする搾りかす)」が占めるという報告を引用しています。ポマースは現在おもに蒸留に回されていますが、抗酸化性や抗菌性をもつフェノ…

公開日: 2026年09月29日 19:41

5か国の食事と腸内細菌叢を同じ方法で比べた大規模研究 研究論文OpenAlexスペイン

5か国の食事と腸内細菌叢を同じ方法で比べた大規模研究

腸内細菌叢(腸の中にすむ微生物の集まり)は、食事や生活環境の影響を受けて人の代謝や免疫に関わることが知られています。しかし、国や文化による食生活の違いが腸内細菌叢とどう結びつくのかは、はっきりしていませんでした。

公開日: 2026年09月25日 21:44

腸内細菌がつくる代謝物と満腹ホルモン――乳酸菌の一菌株を調べた研究 研究論文OpenAlexスペイン

腸内細菌がつくる代謝物と満腹ホルモン――乳酸菌の一菌株を調べた研究

わたしたちが食べる量は、消化管と脳のあいだでやりとりされるホルモンによって細かく調整されています。腸の壁にある「腸内分泌細胞」は、食べ物の成分を感じ取ってGLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)、PYY(ペプチドYY)、CCK(コレシストキニン)といったホルモンを出します。これらは胃の中身が送り出され…

公開日: 2026年09月19日 06:42

細菌の芽胞の内膜の「かたさ」は何で決まるのか——脂肪酸組成と耐性・発芽の関係を調べた研究 研究論文OpenAlexスペイン

細菌の芽胞の内膜の「かたさ」は何で決まるのか——脂肪酸組成と耐性・発芽の関係を調べた研究

枯草菌(Bacillus subtilis)などの細菌がつくる芽胞(がほう)は、熱や薬剤に強い休眠状態の細胞です。加熱殺菌を経ても生き残った芽胞が保存中に発芽すると、食品の品質低下や、病原菌の場合は食中毒につながりうるため、食品保存の分野では長年の課題とされています。

公開日: 2026年09月18日 06:16