研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
果物に残るジフェニルアミンを手軽に測る——金ナノ粒子と導電性高分子を組み合わせた電気化学センサー
ジフェニルアミン(DPAH)は、収穫後のリンゴやナシなどに使われる薬剤です。低温貯蔵中に果皮が褐色に変わるのを防ぐ抗酸化作用があるため広く用いられてきましたが、食品や環境中に残留が検出されることがあり、長期にわたって摂取した場合の健康影響が懸念されています。欧州連合はDPAHを優先的に管理すべき汚染…
公開日: 2026年09月17日 11:07
ライム中の残留農薬136種を一度に測る分析法の開発
果物や野菜に残った農薬を調べる検査は、食品の安全性を確かめるうえで欠かせません。しかし著者らによれば、柑橘類の果実は酸味が強く、含まれる成分の組み合わせも複雑なため、分析の対象としては扱いにくい相手だといいます。
公開日: 2026年09月17日 05:27
放し飼いで育てる成長の遅い肉用鶏 ― 品種と雌雄、出荷日齢が育ちと肉質に与える影響
動物福祉や持続可能性への関心の高まりを背景に、屋外に出られる環境で肉用鶏を育てる「放し飼い(フリーレンジ)」方式が注目されています。こうした方式で使われるのは、短期間で急速に大きくなる一般的な品種ではなく、成長のゆるやかな「スローグローイング」と呼ばれる系統です。研究チームによれば、これらの系統は増…
公開日: 2026年09月16日 05:39
押出加工がでんぷんの構造と機能に与える影響を整理したレビュー
この論文は、でんぷんを改質する技術としての「押出加工(エクストルージョン)」を、持続可能な手法という観点から総合的かつ批判的に整理することを目的としたレビューです。押出加工とは、原料を加熱しながら筒状の装置の中でスクリューによって練り、圧力をかけて押し出す加工方法で、スナックやシリアルなどの製造に広…
公開日: 2026年09月15日 17:30
ハイビスカス抽出物を加えたミード(蜂蜜酒)の性質を調べた研究
ミードは蜂蜜を水で薄めた液を酵母で発酵させてつくる、世界でも古い部類に入る醸造酒です。近年はクラフト飲料市場の広がりを背景に、あらためて商業的・科学的な関心を集めています。研究チームは、こうした流れの中で植物由来の素材を加えて飲料の品質を高める手法に注目しました。
公開日: 2026年09月15日 07:52
ピッカーニャはどこで切り分けるべきか——牛もも肉の筋肉を12枚に分けて調べた予備的研究
ピッカーニャは牛の大腿二頭筋(Biceps femoris)から取られる部位で、世界的に高く評価されています。しかし著者らによれば、この部位の範囲を正確に定める公式な規格は存在せず、食肉処理場では重量や長さ、あるいは「第三の筋(third vein)」と呼ばれる目印の位置といった、担当者の判断に頼る…
公開日: 2026年09月15日 07:48
アラチクム果汁の粉末化を探る——噴霧乾燥条件とキャリア素材の検討
ブラジルのセラード地域に自生する果実アラチクム(Annona crassiflora)は、生物活性成分に富む一方で傷みやすい原料です。研究チームは、こうした果実を扱いやすい粉末に加工する手法として噴霧乾燥に着目しました。噴霧乾燥とは、液体を細かい霧にして熱風の中へ送り、水分を飛ばして粉末を得る乾燥方…
公開日: 2026年09月15日 07:44
アマゾン・タパジョス川流域における30年間の水銀研究をふり返る
ブラジル・アマゾンのタパジョス川流域は、この30年ほどのあいだ、環境中の水銀に長期間さらされることの影響を調べる主要な研究の場となってきました。この地域での水銀曝露は主に、魚を食べることを通じて体内に取り込まれるメチル水銀(水銀が微生物などの働きで変化した、生物に取り込まれやすい形態)によるものだと…
公開日: 2026年09月15日 06:32
サトウキビ蒸留廃液の二段階嫌気性消化 ―研究動向と課題を文献データから整理する
サトウキビを原料とするバイオエタノールの製造では、ビナス(vinasse)と呼ばれる蒸留廃液が大量に発生します。著者らによれば、ビナスは有機物の濃度が高く、発生量も多いため、環境面で大きな課題となっています。
公開日: 2026年09月15日 06:04
アメリカミズアブ幼虫を飼料に使う——研究レビューが整理した栄養価と課題
ブラジルのサンタクルスドスル大学の研究チームは、アメリカミズアブ(学名 Hermetia illucens、英語では black soldier fly)の幼虫を家畜や魚のえさに利用する動きについて、近年の研究成果を体系的に整理した総説を発表しました。この幼虫は英語の頭文字をとって「BSFL」と呼ば…
公開日: 2026年09月14日 21:11
建設廃材を焼成して廃食用油の遊離脂肪酸を減らす——コンクリート廃材の吸着材としての可能性
使い終わった食用油(廃食用油)には、油の成分が分解してできる「遊離脂肪酸」が含まれます。これは油を再利用する際に扱いを難しくする成分で、あらかじめ取り除く前処理が求められます。
公開日: 2026年09月14日 18:51
ミナスジェライス州の在来果実から分離された乳酸菌の機能性を調べた研究
発酵食品の開発では、自然界のさまざまな環境から乳酸菌を探し出すことが一つの戦略になります。乳酸菌とは、糖を分解して乳酸をつくる細菌の仲間で、ヨーグルトや漬物などの発酵食品に古くから利用されてきました。研究チームは、果実が酸性の環境に適応した乳酸菌の有望な供給源であることに着目しました。
公開日: 2026年09月14日 18:48