研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
糖尿病のタイプによって「植物性中心の食事」と心血管リスクの関係は変わる?——ドイツの研究から
糖尿病といっても、その中身は一様ではありません。近年の研究では、発症の仕方や体質の違いによって糖尿病がいくつかの「サブタイプ」に分けられることがわかってきました。同じ「糖尿病」という診断名でも、実はタイプによって体の状態や合併症のリスクが異なる可能性があるのです。では、食事と心血管疾患(心筋梗塞や脳…
公開日: 2026年07月12日 21:34
皮の廃棄部位からヨーグルトへ:ポリフェノール豊富な植物副産物を使った機能性発酵乳の研究
ジャガイモ、ザクロ、オレンジの皮は、食品加工の過程で通常は廃棄される部分ですが、実はポリフェノールなどの生理活性成分を豊富に含むことが知られています。近年、こうした「食品副産物」を有効活用しようという研究が世界的に広がっており、環境負荷の低減と食品の高付加価値化を両立させる方法として注目されています…
公開日: 2026年07月12日 21:33
ガーナのカタクチイワシ、9か月保存しても食べられる?伝統的な燻製・天日干しの安全性を調べた研究
魚を長く保存できれば、食料が不足しがちな時期にもタンパク源を確保しやすくなります。特にアフリカの一部地域では、魚を燻製や天日干しにして乾燥させ、長期間保存してから市場に出す伝統的な方法が広く行われています。しかし、こうした伝統的な加工・保存方法で、実際にどれくらい微生物学的な安全性が保たれているのか…
公開日: 2026年07月12日 21:30
「一汁三菜」は健康的? 料理数の多い食事と心血管リスクの関連を調べた研究
「一汁三菜(いちじゅうさんさい)」という言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。ご飯、汁物、そしておかず三品を基本とする、和食の伝統的な献立の形です。和食は心血管疾患による死亡率の低さを通じて、日本人の長寿に寄与している可能性がある食事として注目されてきました。その特徴のひとつが、一回の…
公開日: 2026年07月12日 20:30
低塩でもプリプリ食感に?ムラサキイガイのすり身づくりに超音波処理を活用する研究
すり身といえば、かまぼこやちくわなど日本の食卓に馴染み深い加工食品の原料です。一般的なすり身づくりでは、魚肉に一定量の塩を加えて筋原繊維タンパク質(筋肉を構成するタンパク質の一種)を溶かし出し、それを固めることで独特の弾力あるゲル状の食感を生み出しています。ところが、この工程には比較的高い塩分濃度が…
公開日: 2026年07月12日 13:37
エリンギの旨みと機能性成分をムダなく引き出す?超音波と“エコな溶媒”を使った新しい抽出法の研究
エリンギ(学名:Pleurotus eryngii)は、食感の良さから人気のきのこですが、ポリフェノールなどの機能性成分を含むことでも知られています。こうした成分を食品や機能性食品の原料として活用するには、効率よく、かつ環境に優しい方法で抽出する技術が求められます。今回紹介する研究では、超音波の力と…
公開日: 2026年07月12日 13:36
発酵コーヒー生豆に超音波・超高圧をかけると風味はどう変わる? 代謝物と香り成分から探る研究
コーヒーの香りや味わいは、栽培や焙煎だけでなく、収穫後にどのように豆を処理するかによっても大きく変わることが知られています。近年は微生物を使って生豆を発酵させ、独特の風味を引き出す加工方法にも注目が集まっています。今回紹介する研究では、微生物発酵とヌメリを取り除く『脱粘』処理を行ったコーヒー生豆に対…
公開日: 2026年07月12日 13:34
「牛乳を何に置き換えるか」で結果が変わる? 食事研究の“代替モデル”を検証した方法論研究
栄養疫学の研究では、「ある食品を別の食品に置き換えたら、健康への影響はどう変わるか」という問いがよく立てられます。たとえば「非発酵乳を発酵乳に置き換えたら死亡リスクはどうなるか」といった具合です。こうした問いに答えるための統計的な工夫は「代替モデリング(substitution modeling)」…
公開日: 2026年07月12日 13:31
カメルーンの伝統発酵乳「ペンディダム」、栄養は豊富も衛生面に課題――現地調査で明らかに
世界には、その土地の気候や生活様式に根ざして受け継がれてきた発酵食品が数多くあります。乳を発酵させる技術もそのひとつで、地域ごとに独自の作り方や味わいが育まれてきました。今回紹介する研究は、カメルーン極北州の牧畜コミュニティで伝統的に作られてきた「ペンディダム」という脱脂発酵乳を取り上げ、その製法と…
公開日: 2026年07月12日 09:29
海の魚を活用した離乳食・栄養食づくりの学び ― インドネシア・ダルンガン村での教育プログラム紹介
子どもの発育阻害(スタンティング)は、世界の多くの地域で子どもの成長や発達に影響を及ぼす公衆衛生上の課題とされています。その予防策の一つとして注目されているのが、地域にある食材を活かした栄養改善の取り組みです。今回紹介する研究は、インドネシアのダルンガン村で、地域の保健ボランティアである「ポシアンド…
公開日: 2026年07月11日 12:29
エンドウ豆殻から低粘度・高食物繊維の懸濁液を作る新手法とは
エンドウ豆は食用として広く利用されていますが、その加工過程では「豆殻(まめがら)」と呼ばれる副産物が大量に発生します。豆殻は食物繊維を豊富に含んでおり、その健康面での可能性から食品への再利用が注目されていますが、実際に半固形・低粘度の食品に混ぜ込もうとすると、繊維の機能性の低さ、特に水に溶けにくいと…
公開日: 2026年07月11日 03:29
豆乳とカボチャで作る植物性ヨーグルト、亜鉛とβ-カロテンが豊富な配合とは
牛乳を使わない植物性ヨーグルトは、乳製品が苦手な人やヴィーガンの人々の選択肢として注目されています。なかでも豆乳は、牛乳に匹敵するタンパク質の質を持つとされ、発酵食品の原料として適していると考えられています。今回紹介する研究は、この豆乳に「カボチャ」を組み合わせることで、栄養面と味わいの両方を高めた…
公開日: 2026年07月11日 02:32