研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
お茶のポリフェノールと肥満対策——加工法で変わる成分と、わかっていること・まだの部分
緑茶や烏龍茶、紅茶、プーアル茶などの「茶」は、すべて同じ植物(チャノキ、学名Camellia sinensis)の葉から作られますが、加工方法の違いによって含まれる成分が大きく変わります。今回紹介する総説論文は、こうした加工の違いに注目しながら、茶に含まれる様々な成分が体重や脂肪代謝にどう関わりうる…
公開日: 2026年09月06日 04:46
インドの水産物輸出、この20年をデータで振り返る 市場の移り変わりと今後の見通しを分析した研究
エビや魚の冷凍品など、日本の食卓にもなじみ深い水産物は世界中で活発に取引されています。なかでもインドは世界有数の水産物輸出国であり、外貨獲得や雇用、沿岸地域の生活を支える重要な産業となっています。ただし、どの商品がどの国にどれだけ売れているか、その関係がどう変化してきたかを長期的にたどった分析は簡単…
公開日: 2026年09月06日 04:44
TYLCVに強いトマト交配種は栄養面でも優れているか — コスタリカの育種研究から
トマトはウイルス病に弱く、なかでもトマト黄化葉巻ウイルス(TYLCV)は世界各地の栽培現場で収量に大きな被害をもたらす病害として知られています。病気への強さを優先して品種改良を進めると、味や栄養面がおろそかになるのではないかという懸念が生まれることもあります。コスタリカ大学の研究チームは、青枯病への…
公開日: 2026年09月05日 20:34
遠くの国ほど高く売れるチーズ、その常識は「食文化の近さ」で変わる――イタリア産チーズ輸出の実証研究
貿易の世界には昔からよく知られた現象がある。同じ企業が同じ商品を輸出していても、輸送先が遠い国になるほど、輸送費や保険料を差し引いた本体価格(FOB価格)自体が高くなる傾向があるというものだ。運賃が上乗せされるからではなく、価格そのものが遠方向けに引き上げられているという点がポイントで、これまでは品…
公開日: 2026年09月05日 20:32
高血圧は生活習慣で防げるのか——行動リスク因子と対策を整理した研究
高血圧は世界で最も患者数の多い非感染性疾患のひとつであり、心臓病や脳卒中など循環器系の病気を引き起こす主要な要因とされています。食事や運動、飲酒や喫煙といった生活習慣が血圧に影響することは以前から知られていますが、実際に生活を変え続けられている人は多くありません。今回紹介する研究は、こうした生活習慣…
公開日: 2026年09月05日 20:31
腸内細菌に良いとされる食事パターンと腎結石リスクの関連――中国人成人を対象にした症例対照研究
腎結石(腎臓結石症)は再発率の高さで知られる疾患で、有効な対策をとらない場合10年以内の再発率は50%を超えるとされます。症状が出ないケースから、激しい痛みを伴う腎仙痛、血尿、急性腎障害、慢性腎臓病にまで至ることもあり、手術による治療が必要になる入院の割合は26%にのぼるという報告もあります。こうし…
公開日: 2026年09月05日 20:29
エンドウ豆のさや皮から食物繊維を取り出す 抽出法の違いで何が変わるのか
豆を加工する際に出るエンドウ豆のさや皮は、多くが廃棄され環境負荷の一因となっています。しかしこのさや皮は食物繊維を豊富に含むことから、廃棄物を減らしつつ有用な原料として活用する道が模索されています。今回紹介する研究は、エンドウ豆のさや皮から食物繊維を効率よく取り出すための抽出方法を比較し、得られた繊…
公開日: 2026年09月05日 20:27
水の代わりにホエイを使うとパンはどう変わるのか——化学成分と食味の研究
パン作りでは小麦粉と水を練り合わせて生地を作るのが基本ですが、この『水』を別の液体に置き換えたらパンの中身や味はどう変わるのでしょうか。今回紹介する研究は、チーズ製造の際に出る副産物であるホエイ(乳清)を、パン生地をこねる際の水の代わりに使うとどうなるかを調べたものです。ホエイは牛乳からチーズを作る…
公開日: 2026年09月05日 20:26
ビタミンDと病気の予防効果、なぜランダム化比較試験ではうまく検証できないのか——観察研究から因果関係を考える
ビタミンDについては、骨だけでなくがんや心臓病、感染症など100を超える健康アウトカムとの関連が報告されており、骨以外の働きへの関心が高まっています。しかし薬の効果を調べる標準的な方法であるランダム化比較試験(RCT)を、そのまま栄養素の効果検証に当てはめてよいのかという点には、以前から議論がありま…
公開日: 2026年09月05日 20:25
「懐かしい味」の意味は世代で違う?世代・Yジェネレーション・Z世代への聞き取り調査から見えてきたこと
子どもの頃に食べた料理の味を思い出すとき、その記憶が呼び起こす感情は人によって同じではありません。実家の台所の匂い、家族で囲んだ食卓、あるいはSNSで見かけた懐かしい見た目の料理など、「子ども時代の食」に対する意味づけは、育った時代背景によって変わってくるのではないか。トルコのクルシェヒル・アヒ・エ…
公開日: 2026年09月05日 20:23
中年期にたんぱく質を多くとる食生活は、老年期の聴力とどう関係するのか
年齢を重ねると聞こえが悪くなるのは自然な変化と考えられがちですが、その進み方には食生活が関わっているかもしれません。今回紹介する研究は、アメリカで長期間続けられている大規模な地域住民調査『アテローム性動脈硬化症リスクコミュニティ研究』のデータを使い、中年期に何をどれだけ食べていたかと、その後の高齢期…
公開日: 2026年09月05日 19:51
おからを二段階発酵させると、うま味アップ・苦味ダウン・抗酸化力4倍に――菌類と乳酸菌を組み合わせた研究
豆腐や豆乳をつくる過程で出る「おから」は、大豆1キログラムあたりほぼ同じ量(1〜1.2キログラム)が発生するとされ、世界全体では年間およそ1400万トンにものぼると見積もられています。食物繊維やたんぱく質、脂質を豊富に含む一方で、水分が80%を超えて傷みやすいこと、消化されにくいこと、そして風味が食…
公開日: 2026年09月05日 19:48