研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
AIとセンサーで乾燥工程を見張る——クチナシ果実エキスの品質を非破壊で追跡する研究
漢方や機能性食品の原料には、植物から抽出したエキスを乾燥させて粉末や濃縮物にする工程がある。しかし工業的な乾燥作業は、現場の経験や勘に頼って制御されることが多く、できあがった製品の品質にばらつきが出やすいという課題がある。今回紹介する研究は、クチナシの果実(Gardeniae fructus)から得…
公開日: 2026年09月06日 05:24
ポテトチップスに潜む金属・農薬・カビ毒——イランでの摂取リスク評価研究
ポテトチップスは子どもから大人まで幅広く親しまれているスナック菓子ですが、原料となるじゃがいもや製造・流通の過程で、金属、農薬、カビ毒(マイコトキシン)といった汚染物質がわずかに混入する可能性が指摘されています。今回紹介する研究は、こうした複数種類の汚染物質を同時に取り上げ、ポテトチップスを食べるこ…
公開日: 2026年09月06日 05:23
サラエボの街路に生えるキノコに含まれる重金属を調べた研究——食べても安全なのか
アスファルトの割れ目や公園の歩道脇など、都市部の舗道からひょっこり顔を出すキノコを見たことがある人もいるかもしれません。ボスニア・ヘルツェゴビナのサラエボ市街地でよく見られる「舗道キノコ(Agaricus bitorquis)」もそうした種のひとつで、地域によっては食用として採取されることがあります…
公開日: 2026年09月06日 05:01
インド北シッキムの野生キウイフルーツ、品種改良に使える系統を探す研究
キウイフルーツと聞くと、ニュージーランドや日本など各地で栽培されている果物を思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし栽培品種のもとになる野生の遺伝資源は、寒冷で標高の高い地域にひっそりと自生していることがあります。今回紹介する研究は、インド北東部シッキム州の北シッキム県、標高の高いラチュンおよびラ…
公開日: 2026年09月06日 04:59
ゴレンシ(ビリンビ)の果実抽出物、抽出方法の違いで抗酸化・酵素阻害の強さに差
東南アジアなどで食されている酸味の強い果実、ゴレンシ(学名Averrhoa bilimbi L.、和名ビリンビとも呼ばれる)には、抗酸化作用や糖の消化に関わる酵素への働きかけが期待される成分が含まれると考えられています。今回インドネシアのパクアン大学薬学部の研究グループが、この果実から有効成分を取り…
公開日: 2026年09月06日 04:58
リンゴ・オーク・メスキート、燻煙材の違いはヤギ肉の味と匂いをどう変えるのか
ヤギ肉は低脂肪で高タンパク、ビタミンB群やミネラルも豊富な赤身肉として注目される一方、独特のにおいが好みを分けることが知られています。この特有のにおいは、反芻動物であるヤギの体内で作られる分岐鎖脂肪酸(4-メチルオクタン酸や4-エチルオクタン酸など)が脂肪組織にたまることが主な原因とされています。香…
公開日: 2026年09月06日 04:57
ナナカマドの品種によって甘み・酸味・糖の中身はここまで違う——果汁と搾りかすに残る成分を調べた研究
ナナカマド(Sorbus属)は、北欧など寒冷な気候によく適応する果樹で、これまであまり食品加工に活用されてこなかった果実です。酸味や渋みが強いため生食には向かないとされてきましたが、ジュースやピューレ、ジャム、ゼリー、マーマレードなどへの加工原料として使える可能性が注目されています。今回紹介する研究…
公開日: 2026年09月06日 04:55
乾燥に弱る桑の葉、セレンの葉面散布で機能性成分と光合成の低下を一部緩和という報告
桑の葉(Morus alba L.)はポリフェノールやフラボノイド、多糖、そして糖の代謝に関わる成分として知られる1‑デオキシノジリマイシン(1‑DNJ)などを含み、機能性食品の素材として注目されてきました。一方で桑は養蚕用の葉としても重要で、中国では2016年時点で約79万ヘクタールもの桑畑がある…
公開日: 2026年09月06日 04:54
海藻とキャッサバのデンプンから作る生分解性の食品包装、インドネシアで開発
スーパーの惣菜やお菓子を包むプラスチック包装は、便利さの一方で使い終わればほとんどがそのままゴミになります。土や海の中で分解されるまでに100年から1000年かかるとされ、細かく砕けたマイクロプラスチックが土壌や水系、さらには人の血液や肺、胎盤からも見つかるようになったことが報告されています。今回紹…
公開日: 2026年09月06日 04:52
大規模イベントに潜む食の危険とは:巡礼・祭り・スポーツ大会における食品安全のいま
お祭りやスポーツの祭典、宗教的な巡礼など、多くの人が一か所に集まる「マス・ギャザリング(大規模集会)」では、普段とは違う形で食のリスクが高まることが知られています。会場周辺には仮設の屋台や簡易的な調理設備が並び、限られた水や衛生設備を大勢の人が共有します。こうした環境が、食べ物や水を介した感染症の広…
公開日: 2026年09月06日 04:50
食事パターンと腸内細菌のタイプ、組み合わせで見るとフレイルの差が9倍に――京丹後の高齢者研究
高齢期の心身の衰え「フレイル」には、食事の内容と腸内細菌の状態がそれぞれ関わることがこれまでの研究で示されてきました。しかし、この二つを同時に調べ、食事と腸内細菌がどのように絡み合ってフレイルに関係しているのかを検討した研究は、アジアの集団では十分に行われていませんでした。今回、京都府北部の長寿地域…
公開日: 2026年09月06日 04:49
捨てられるアボカドの種、乾燥方法を変えると消化のよい粉になる?
アボカドを食べたあとに残る大きな種は、多くの場合そのまま廃棄されています。しかしこの種には、たんぱく質やでんぷんといった栄養成分が相当量含まれていることが知られています。ハラマヤ大学(エチオピア)のDesta Dugassa Fufa氏と、オロミア農業研究機構のShure Soboka氏は、この廃棄…
公開日: 2026年09月06日 04:47