研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

リンゴ搾りかすの再利用と加熱浸漬処理、ハードサイダーの風味とポリフェノールはどう変わる? 研究論文DOAJアメリカ

リンゴ搾りかすの再利用と加熱浸漬処理、ハードサイダーの風味とポリフェノールはどう変わる?

ハードサイダー(リンゴを発酵させて作るお酒)は近年人気が高まっていますが、その製造工程ではリンゴを搾ったあとに大量の「搾りかす(ポマース)」が廃棄物として発生します。この廃棄物を有効活用しつつ、サイダーの風味やフェノール化合物(ポリフェノール類など植物由来の成分)を高める方法はないか——そうした関心…

公開日: 2026年08月27日 00:34

腸内マイクロバイオームは「健康の総合指標」になるか 食事・生活習慣との関連を調べた研究 研究論文OpenAlexアメリカ

腸内マイクロバイオームは「健康の総合指標」になるか 食事・生活習慣との関連を調べた研究

健康診断で血液検査の数値を見て、一喜一憂した経験がある方は多いのではないでしょうか。実は腸内細菌の状態も、体全体の健康状態を映し出す「鏡」になるかもしれません。今回紹介する研究は、腸内マイクロバイオーム(腸内に棲む微生物の集団)を健康の総合的な指標として使えるかどうかを調べたものです。

公開日: 2026年08月22日 12:35

自閉スペクトラム症と腸内細菌叢の関係を考える:最新の見解論文を読む 研究論文OpenAlexアメリカ

自閉スペクトラム症と腸内細菌叢の関係を考える:最新の見解論文を読む

子どものおなかの調子と発達には、何か関係があるのでしょうか。自閉スペクトラム症(ASD)のある子どもには、便秘や下痢、腹痛、胃食道逆流、お腹の張りといった消化器症状を持つ子が少なくないといわれています。そうした経験から、腸内細菌叢が発達に関わっているのではないかという関心が高まってきました。今回紹介…

公開日: 2026年08月22日 10:37

腸内細菌の力でアレルギー性鼻炎を和らげられる? 乳酸菌BGI-N6をラットで検証した研究 研究論文OpenAlexアメリカ

腸内細菌の力でアレルギー性鼻炎を和らげられる? 乳酸菌BGI-N6をラットで検証した研究

花粉やハウスダストなどが引き金となるアレルギー性鼻炎は、世界的に患者数が増えている慢性の炎症性疾患です。既存の薬には効果や使い心地の面で限界があるとされ、新しい対策の必要性が指摘されてきました。近年注目されているのが、腸内細菌のバランスを整えることで免疫の働きに働きかける「プロバイオティクス」という…

公開日: 2026年08月22日 09:32

便秘と食事・生活習慣の関係、これまでの研究をまとめた総説論文 研究論文OpenAlexアメリカ

便秘と食事・生活習慣の関係、これまでの研究をまとめた総説論文

お通じの悩みは多くの人にとって身近なテーマです。今回紹介する総説論文は、成人の10〜15%が経験するとされる慢性便秘について、食事や生活習慣がどう関わるのかをこれまでの研究から整理したものです。食物繊維の量やキウイ・プルーンといった特定の食品、地中海式の食事パターン、水分摂取、運動や睡眠との関連まで…

公開日: 2026年08月22日 08:33

腸内細菌叢の乱れと加齢の関係を探る―フレイルやサルコペニアとのつながりをレビュー 研究論文OpenAlexアメリカ

腸内細菌叢の乱れと加齢の関係を探る―フレイルやサルコペニアとのつながりをレビュー

年齢を重ねるとともに気になる「フレイル(虚弱)」や「サルコペニア(筋肉量の減少)」。これらは老年症候群と呼ばれ、加齢に伴う慢性的な健康課題の指標として注目されています。近年、こうした加齢関連の変化に、腸内に住むたくさんの細菌たち、すなわち「腸内細菌叢(マイクロバイオータ)」が関わっているのではないか…

公開日: 2026年08月16日 17:29

都市化が腸内細菌に与える影響、南アジア10地域の調査からわかったこと 研究論文OpenAlexアメリカ

都市化が腸内細菌に与える影響、南アジア10地域の調査からわかったこと

私たちの腸には無数の細菌が棲んでおり、これらは「腸内マイクロバイオーム」と呼ばれ、食事や生活習慣の変化に応じて変わることが知られています。近年、農村部から都市部への移住のような大きな生活の変化(都市化)が、腸内細菌にどのような影響を与えるのかが注目されていますが、こうした反応が地域や文化が異なっても…

公開日: 2026年07月17日 00:34

コチュジャンが大腸がんモデルマウスで腫瘍抑制に関与か——腸内細菌の多様性回復に頼らない仕組みを報告する研究 研究論文DOAJアメリカ

コチュジャンが大腸がんモデルマウスで腫瘍抑制に関与か——腸内細菌の多様性回復に頼らない仕組みを報告する研究

キムチや味噌のような発酵食品と腸の健康との関係は、これまでも多くの研究者の関心を集めてきました。腸内細菌が作り出す「短鎖脂肪酸(SCFA)」は、大腸の壁を健やかに保ったり、炎症を抑えたりするうえで重要な役割を果たすとされています。そして大腸がんでは、こうしたSCFAの働きやそれを感知する受容体(GP…

公開日: 2026年07月15日 14:32

モルドバの伝統的発酵乳から見つかった乳酸菌、大腸菌やリステリア菌を抑える力に注目 研究論文DOAJアメリカ

モルドバの伝統的発酵乳から見つかった乳酸菌、大腸菌やリステリア菌を抑える力に注目

チーズやヨーグルトなどの発酵乳製品には、昔から乳酸菌の働きが関わっています。乳酸菌が作り出す物質の中には、他の微生物の増殖を妨げるものがあることが知られており、こうした性質は食品を安全に保存するための技術(生物学的保存、バイオプリザベーション)への応用が期待されています。今回紹介する研究では、モルド…

公開日: 2026年07月10日 07:26

加齢による腸内細菌の乱れと『腸-脳軸』 認知機能とプロバイオティクスの関係を探る総説 研究論文OpenAlexアメリカ

加齢による腸内細菌の乱れと『腸-脳軸』 認知機能とプロバイオティクスの関係を探る総説

年を重ねると、体だけでなく「お腹の中の細菌たち」も変化していくことをご存じでしょうか。近年、腸内に棲む細菌の集まり(腸内細菌叢)が、脳の働きと密接に関わっているという考え方が注目されています。今回紹介する総説論文は、加齢に伴う腸内細菌叢の変化と、脳の働き、とくに認知機能との関係について、これまでの研…

公開日: 2026年07月06日 18:27

イソフラボンを含む食事がマウスの乳がん免疫療法の効果を妨げる可能性、米国の研究チームが報告 研究論文DOAJアメリカ

イソフラボンを含む食事がマウスの乳がん免疫療法の効果を妨げる可能性、米国の研究チームが報告

近年、がん治療の分野で注目されている『免疫チェックポイント阻害療法』は、体本来の免疫の力を利用してがん細胞を攻撃する治療法です。その効果には腸内細菌のバランスが関わっているのではないか、という研究が近年数多く報告されています。特に、野菜や穀物などに含まれる『発酵性食物繊維』(腸内細菌のエサになりやす…

公開日: 2026年07月06日 16:25