研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

褐藻抽出物を加えたゼラチン/キトサン膜による常温保存中の即食ナマコの品質保持 研究論文Europe PMCタイ

褐藻抽出物を加えたゼラチン/キトサン膜による常温保存中の即食ナマコの品質保持

ナマコは中国で広く養殖されている海産動物で、下処理や加熱を済ませた「即食ナマコ(RTE-SC)」として流通しています。著者らによれば、生のナマコは自己消化(体内の酵素が自らの組織を分解する働き)が強く、収穫や輸送の刺激で体壁が崩れやすいため、加工品は冷凍保存と低温物流に頼ってきました。

公開日: 2026年09月29日 12:43

海藻由来成分と赤キャベツ色素を組み合わせたアルギン酸フィルムの研究 研究論文OpenAlexタイ

海藻由来成分と赤キャベツ色素を組み合わせたアルギン酸フィルムの研究

食品包装の分野では、中身を守る働きと、鮮度や品質の変化を知らせる働きを兼ね備えた素材が求められています。前者は「アクティブ包装」、後者は「インテリジェント包装」と呼ばれ、研究チームはこの二つの機能を一枚のフィルムにまとめられるかを検討しました。

公開日: 2026年09月29日 06:37

こんにゃく由来成分・アロエベラ・モリンガを加えたうどんの性質を調べた研究 研究論文OpenAlexタイ

こんにゃく由来成分・アロエベラ・モリンガを加えたうどんの性質を調べた研究

うどんは小麦粉・水・塩というごく単純な材料からつくられる伝統的な主食で、でんぷんを多く含みます。その一方で、ミネラルや機能性成分といった栄養面では不足しがちだと指摘されてきました。研究チームは、健康に役立つとされる天然素材を加えることで、血糖値の上がりやすさを示す指標を低く抑え、抗酸化のはたらきを高…

公開日: 2026年09月26日 05:55

エビ殻由来の成分を組み合わせた微粒子——油脂の酸化を防ぐ素材づくりの研究 研究論文DOAJタイ

エビ殻由来の成分を組み合わせた微粒子——油脂の酸化を防ぐ素材づくりの研究

食品や健康食品の分野では、天然由来で持続可能な原料を使い、酸化しやすい成分を守る仕組みが求められています。この研究で著者らが注目したのは、エビの加工で大量に出る殻です。エビ殻からは、キチンを経て得られる「キトサン」という多糖と、殻から分離されるたんぱく質を分解して得られる「タンパク質加水分解物」の両…

公開日: 2026年09月25日 06:05

米タンパク質を加えたグミの開発――ジャスミン米「カオ・ドーク・マリ105」を使った研究 研究論文Europe PMCタイ

米タンパク質を加えたグミの開発――ジャスミン米「カオ・ドーク・マリ105」を使った研究

米は世界人口の半数以上にとって主食であり、タイでは主要な輸出農産物でもあります。米は炭水化物の供給源として知られていますが、タンパク質も6〜7%含んでいます。研究チームによれば、米タンパク質はアミノ酸のバランスがよく消化されやすいうえ、乳糖・グルテン・大豆といった代表的なアレルゲンを自然に含まないた…

公開日: 2026年09月17日 15:22

タイ南部の伝統菓子「クリスピー・ラー」――消費者は何を重視して選ぶのか 研究論文OpenAlexタイ

タイ南部の伝統菓子「クリスピー・ラー」――消費者は何を重視して選ぶのか

クリスピー・ラー(Crispy La)は、タイ南部に伝わる伝統的な菓子です。もともとは仏教の儀式で用いられてきたもので、現在では地域を代表するスナックとして広く知られています。こうした地域固有の伝統食品は、その土地の農業生産者や食品事業者を支え、地域の持続的な発展に結びつくものとして位置づけられてい…

公開日: 2026年09月17日 12:32

ココナッツ搾りかす由来の多糖類——分離・精製した画分の性質と、消化過程での変化を調べた研究 研究論文OpenAlexタイ

ココナッツ搾りかす由来の多糖類——分離・精製した画分の性質と、消化過程での変化を調べた研究

ココナッツは熱帯・亜熱帯の広い地域で栽培される作物で、タイでは経済的に重要な多年生作物のひとつとされています。ココナッツウォーターやココナッツミルク、ヴァージンココナッツオイルなどに加工される過程では、固形の搾りかす(残渣)が大量に生じます。著者らによれば、この残渣は十分に活用されていないものの、食…

公開日: 2026年09月17日 11:26

キトオリゴ糖–EGCG結合体とナイシンの併用による魚介類関連細菌の抑制 研究論文OpenAlexタイ

キトオリゴ糖–EGCG結合体とナイシンの併用による魚介類関連細菌の抑制

東南アジアで広く流通する二枚貝「ツキヒガイ(Asian moon scallop、Amusium pleuronectes)」は、繊細な風味と柔らかな食感、高い栄養価から商業的価値の高い魚介類として知られています。タイでは調理前の状態で広く販売されていますが、二枚貝は水中の粒子を濾しとって餌をとる性…

公開日: 2026年09月17日 10:28

アロエベラとグアバ葉の抽出物、魚肉すり身ゲルの食感を左右する――イトヨリダイでの検証 研究論文OpenAlexタイ

アロエベラとグアバ葉の抽出物、魚肉すり身ゲルの食感を左右する――イトヨリダイでの検証

かまぼこやカニ風味かまぼこなどの練り製品は、魚肉(すり身)を加熱して固めることで、あの独特の弾力や歯ごたえを生み出しています。この弾力を支えているのは、魚肉に含まれる筋原線維タンパク質が加熱によって網目状に絡み合う「ゲル化」という現象です。しかし熱帯性の魚は、加熱の途中で自身の酵素がタンパク質を分解…

公開日: 2026年09月08日 05:34

おから粉末に放射線を当てるとパンの材料としての性質はどう変わるのか 研究論文OpenAlexタイ

おから粉末に放射線を当てるとパンの材料としての性質はどう変わるのか

豆乳や豆腐をつくる過程で大量に出る副産物「おから」は、食物繊維やたんぱく質を多く含みながらも、多くが廃棄されているといわれます。粉末化して食品に混ぜ込む試みもありますが、水や油を抱え込む力や生地への馴染みやすさといった機能面の制約から、活用が広がりにくいという課題があります。今回紹介する研究は、この…

公開日: 2026年09月07日 05:41

大豆タンパク質の粉末改良、湿度センサーで『打ち水』を自動調整する試み 研究論文OpenAlexタイ

大豆タンパク質の粉末改良、湿度センサーで『打ち水』を自動調整する試み

豆乳や代替肉などに使われる大豆分離タンパク質(SPI)は、粉末のままだと粒が細かく、べたついて扱いにくいうえ、水に溶かそうとしても表面が水をはじきなかなか馴染まないという弱点があります。この弱点を解決する加工法のひとつが「流動層造粒」で、細かい粉末に水などの結合剤(バインダー)を霧状に吹きかけながら…

公開日: 2026年09月07日 04:50

ジャックフルーツの種でビールを造る? 廃棄されがちな種子を麦芽の代わりに使う研究 研究論文OpenAlexタイ

ジャックフルーツの種でビールを造る? 廃棄されがちな種子を麦芽の代わりに使う研究

ジャックフルーツは東南アジアなどで親しまれている果物ですが、果肉を食べたあとに残る種子は、多くの場合そのまま捨てられています。この種子には栄養や機能性の面で活用できる可能性があるとされ、食品として有効利用(アップサイクル)する研究が進められています。今回紹介する研究では、このジャックフルーツの種子を…

公開日: 2026年09月04日 05:33