研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

入院中の高齢者を対象にした研究:血中ビタミンD濃度と認知機能検査の結果に関連はあるか 研究論文OpenAlexポーランド

入院中の高齢者を対象にした研究:血中ビタミンD濃度と認知機能検査の結果に関連はあるか

血液中のビタミンD濃度が低い高齢者は認知症になりやすいのではないか——この仮説はこれまでも多くの研究で調べられてきましたが、対象の多くは比較的元気に自宅で暮らす60〜70代でした。しかし実際に認知症のリスクが高いのは、複数の病気を抱え、入院を繰り返すような、より虚弱な高齢者層です。今回ポーランド中部…

公開日: 2026年09月07日 06:42

農産物とその加工品、輸出入の『どちら側』で世界とつながるか―EUとRCEPを比べる研究 研究論文OpenAlexポーランド

農産物とその加工品、輸出入の『どちら側』で世界とつながるか―EUとRCEPを比べる研究

スーパーで買う食品の多くは、原料の栽培から加工、包装まで複数の国をまたいで作られています。こうした国境を越えた生産の連なりは「グローバル・バリューチェーン(GVC)」と呼ばれ、世界の貿易の約7割がこの仕組みに関わっているとされます。今回紹介する研究は、この国際的な分業の中で、農業と食品製造業という二…

公開日: 2026年09月07日 05:29

白マスタード種子の油、電子レンジ加熱で収量と抗酸化力が向上したとする研究 研究論文OpenAlexポーランド

白マスタード種子の油、電子レンジ加熱で収量と抗酸化力が向上したとする研究

マスタードというとスパイスや調味料の印象が強いですが、その種子からは食用油も採ることができます。今回紹介するのは、白マスタード(Sinapis alba L.)の『Warta(ワルタ)』という品種の種子を対象に、搾油前にマイクロ波(電子レンジと同じ原理の加熱)で下処理を行うと、油の収量や成分にどのよ…

公開日: 2026年09月05日 04:51

肉や卵の栄養は本当に「体に吸収されやすい」のか——動物性食品と植物性食品の栄養吸収率を比較した文献レビュー 研究論文OpenAlexポーランド

肉や卵の栄養は本当に「体に吸収されやすい」のか——動物性食品と植物性食品の栄養吸収率を比較した文献レビュー

「たんぱく質が豊富」「鉄分が多い」といった食品の栄養成分表示は、あくまで食品に含まれる量を示しているに過ぎません。実際に体内に取り込まれ、利用される量(生体利用率)は、その栄養素が食品の中でどんな形で存在し、他の成分とどう組み合わさっているかによって大きく変わることが知られています。ポーランドのジェ…

公開日: 2026年09月05日 01:43

白ワインのポリフェノールは血液中のタンパク質とどう結びつくのか——シャルドネとソーヴィニヨン・ブランを比較した基礎研究 研究論文OpenAlexポーランド

白ワインのポリフェノールは血液中のタンパク質とどう結びつくのか——シャルドネとソーヴィニヨン・ブランを比較した基礎研究

赤ワインについては、適度な飲用が心血管疾患のリスクと逆相関するという疫学研究が知られており、これは主に赤ワインに豊富なフェノール化合物によるものとされてきました。一方、白ワインの生理活性についてはこれまであまり注目されてこなかったといいます。今回紹介する研究は、イスラエルとチリで作られた白ワインに含…

公開日: 2026年09月04日 05:31

黒クミンの搾油後に残るしぼりかす、前処理の方法で栄養価が変わる可能性 研究論文OpenAlexポーランド

黒クミンの搾油後に残るしぼりかす、前処理の方法で栄養価が変わる可能性

ニゲラサティバ、和名では黒クミンと呼ばれる植物の種子は、香辛料や伝統的な食品用途で使われてきました。この種子から低温圧搾でオイルを搾ると、あとに『プレスケーキ』と呼ばれる搾りかすが残ります。オイルを搾ったあとの副産物というと廃棄物のイメージがありますが、実はタンパク質やポリフェノールなどの成分が残っ…

公開日: 2026年09月02日 13:27

木片チップの焙煎度合いがリンゴ蒸留酒の香りと成分に与える影響を調べた研究 研究論文OpenAlexポーランド

木片チップの焙煎度合いがリンゴ蒸留酒の香りと成分に与える影響を調べた研究

ウイスキーやブランデーが樽で熟成されると色や香りが豊かになることはよく知られています。しかし、大きな木樽を使わずに、木材チップを漬け込む方法でも似た効果が得られるのか、そしてチップの木の種類や焙煎(トースト)の度合いによって仕上がりがどう変わるのかは、まだ体系的に検証される余地がある課題でした。今回…

公開日: 2026年09月02日 09:28

植物ステロールをカプセルに包んで守る マヨネーズの加熱実験からわかったこと 研究論文OpenAlexポーランド

植物ステロールをカプセルに包んで守る マヨネーズの加熱実験からわかったこと

植物由来のステロール(フィトステロール)は、LDLコレステロールを下げる働きが報告されている成分として、健康志向の食品にしばしば添加されます。しかし弱点があります。熱や酸素にさらされると分解してしまい、保存や調理の過程で効果が失われやすいのです。ポーランドのポズナン生命科学大学食品科学栄養学部の研究…

公開日: 2026年09月02日 07:31

アルガンオイルの搾り方で栄養成分や香りはどう変わる?アルジェリア産カーネルを使った比較研究 研究論文OpenAlexポーランド

アルガンオイルの搾り方で栄養成分や香りはどう変わる?アルジェリア産カーネルを使った比較研究

アルガンオイルは北アフリカで長く食用や化粧用に使われてきた植物油ですが、搾り方や加熱の有無によって成分や香りがどのくらい変わるのかは、これまで十分にわかっていませんでした。今回、アルジェリアのティアレット大学やモスタガネムのアブデルハミド・イブン・バディス大学などの研究者たちが、アルジェリア・モスタ…

公開日: 2026年09月02日 06:26

牛肉バーガーにチョークベリーの搾りかすを混ぜると何が変わるのか——食品副産物の活用を探る研究 研究論文OpenAlexポーランド

牛肉バーガーにチョークベリーの搾りかすを混ぜると何が変わるのか——食品副産物の活用を探る研究

果物を加工してジュースやピューレをつくると、皮や種、果肉の残りといった搾りかすが大量に発生します。こうした副産物は多くの場合廃棄されており、これをどう有効活用するかは、資源を無駄にしない食品システムづくりの課題の一つとされています。今回紹介する研究は、ポーランド・ワルシャワ生命科学大学(SGGW)の…

公開日: 2026年09月02日 05:38

老化に働きかける4つの天然成分――スペルミジン、フィセチン、ベルベリン、ウロリチンAを機能性食品として見直す研究 研究論文OpenAlexポーランド

老化に働きかける4つの天然成分――スペルミジン、フィセチン、ベルベリン、ウロリチンAを機能性食品として見直す研究

加齢とともに体の中で何が起きているのかを分子レベルで解き明かす研究が進み、食品由来の成分がその過程にどう関わり得るかにも関心が集まっています。今回紹介するのは、ポーランドのマリア・キュリー・スクウォドフスカ大学とルブリン医科大学の研究者によるナラティブレビュー(既存研究を整理し論点を提示するタイプの…

公開日: 2026年09月02日 05:31

スポーツ用サプリメントの水銀含有量を調査、規制基準は下回るも大量摂取ゲル製品に注意喚起 研究論文OpenAlexポーランド

スポーツ用サプリメントの水銀含有量を調査、規制基準は下回るも大量摂取ゲル製品に注意喚起

プロテインパウダーやエネルギージェルなど、運動をする人々が日常的に摂取するスポーツ用食品サプリメントは、原材料の産地や製造方法によって化学的な安全性が変わりうると考えられています。ポーランドの医科大学ビャウィストク校の研究グループは、同国市場で販売されているスポーツ用サプリメント50製品を対象に、有…

公開日: 2026年09月02日 00:26