研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

尿中の細胞外小胞に含まれるmiRNAと終末糖化産物との関連を調べた研究 研究論文OpenAlexイタリア

尿中の細胞外小胞に含まれるmiRNAと終末糖化産物との関連を調べた研究

超加工食品が広く食べられるようになったことで、終末糖化産物(AGEs)への曝露が増えていると考えられています。AGEsは、食品の加工や加熱の過程などで生じる物質で、体内では酸化ストレスや慢性的な軽度の炎症を引き起こす主要な仲介役とされています。

公開日: 2026年09月14日 16:51

「自分は健康的に食べている」という感覚は何に支えられているのか——イタリアの成人1,000人を対象とした調査 研究論文OpenAlexイタリア

「自分は健康的に食べている」という感覚は何に支えられているのか——イタリアの成人1,000人を対象とした調査

普段の食生活について「自分はわりと健康的に食べているほうだ」と感じている人は少なくありません。しかし、その自己認識が実際の食べ方とどこまで一致しているかは、必ずしも明らかではありません。研究チームは、この「自己認識」と「実際の行動」の間にある隔たりを重要な空白と位置づけ、そこに焦点を当てました。

公開日: 2026年09月14日 02:57

高カロリーな「超加工食品」は、頭の中でより鮮やかに味わわれる——イタリア語話者99人を対象とした食べ物の言葉の実験 研究論文OpenAlexイタリア

高カロリーな「超加工食品」は、頭の中でより鮮やかに味わわれる——イタリア語話者99人を対象とした食べ物の言葉の実験

私たちが「ポテトチップス」や「りんご」といった言葉を目にしたとき、頭の中では単に辞書的な定義が呼び出されているわけではないかもしれません。「身体化認知(グラウンデッド・コグニション)」と呼ばれる考え方によれば、概念は、過去に経験した感覚や身体運動の一部が部分的に再現されることによって предста…

公開日: 2026年09月14日 02:44

生分解性マルチと紙マルチは加工用トマトの収量・品質・水生産性をどう変えるか——地中海地域の2年間の圃場試験 研究論文OpenAlexイタリア

生分解性マルチと紙マルチは加工用トマトの収量・品質・水生産性をどう変えるか——地中海地域の2年間の圃場試験

農業は世界の淡水取水量のおよそ7割を占めており、2050年に向けた人口と食料需要の増加は水資源への負担をさらに強めると予測されています。論文はこうした状況を出発点に、干ばつが起こりやすい地中海地域に注目しています。加工用トマトは1作期あたりおよそ400〜600ミリメートル(1ヘクタールあたり4,00…

公開日: 2026年09月13日 21:41

天然色素を守る「分子のカプセル」——シクロデキストリン活用研究の総説 研究論文OpenAlexイタリア

天然色素を守る「分子のカプセル」——シクロデキストリン活用研究の総説

食品の着色料として、合成色素ではなく植物などに由来する天然色素を求める声が高まっています。著者らは、消費者が原材料表示の分かりやすさや自然由来であることを重視するようになった背景に加え、天然色素の多くが色をつける働きだけでなく生理活性をもつ点にも関心が集まっていると整理しています。

公開日: 2026年09月13日 21:25

ソレント在来トマトの多様性を品種内部まで調べた研究 研究論文OpenAlexイタリア

ソレント在来トマトの多様性を品種内部まで調べた研究

トマトは世界で最も経済価値の高い野菜作物とされ、論文はFAOSTATの数値として2024年の総生産額が1360億米ドル、栽培面積が約510万ヘクタール、生産量が1億8800万トン超であると紹介しています。南欧は二次的な多様化の中心地とされ、イタリアでは気候や文化の違いを背景に、果実の形や用途が異なる…

公開日: 2026年09月13日 18:42

トマトの搾りかすが食品包装に? カゼイン酸塩フィルムに配合する研究 研究論文OpenAlexイタリア

トマトの搾りかすが食品包装に? カゼイン酸塩フィルムに配合する研究

トマトジュースやピューレを作る過程では、皮や種などの副産物が大量に発生します。こうした農産加工の副産物をどう活用するかは、食品産業にとって身近な課題です。今回紹介する研究は、このトマト副産物から得られる「オレオレジン」という抽出成分を、食品を包む生分解性フィルムの材料に混ぜ込み、その性質がどう変わる…

公開日: 2026年09月10日 10:22

ヤム芋の栄養と機能性成分を整理、農産業への活用可能性を探る総説 研究論文OpenAlexイタリア

ヤム芋の栄養と機能性成分を整理、農産業への活用可能性を探る総説

ヤム芋と呼ばれる作物をご存じでしょうか。Dioscorea属に含まれる塊茎作物で、熱帯・亜熱帯地域を中心に古くから栽培されてきました。日本でもヤマノイモ科の芋は馴染み深い食材ですが、世界的にはより多様な種が食用・産業用に利用されています。今回紹介する総説論文は、こうしたヤム芋のうちD. alata、…

公開日: 2026年09月10日 08:42

超加工食品をよく食べる人ほど、食品を捨てやすいのか?イタリア成人200人の調査から 研究論文OpenAlexイタリア

超加工食品をよく食べる人ほど、食品を捨てやすいのか?イタリア成人200人の調査から

「超加工食品(UPF)」という言葉を耳にする機会が増えています。スナック菓子や清涼飲料、即席麺のように、工業的な加工を経て作られる食品群を指す分類です。健康面での議論が多いUPFですが、今回紹介する研究はやや異なる角度からこのテーマに切り込んでいます。着目したのは「家庭で出る食品廃棄」との関係です。…

公開日: 2026年09月10日 08:30

国ごとの『食料の豊かさ』と認知症の関係は?109カ国のデータで探った研究 研究論文OpenAlexイタリア

国ごとの『食料の豊かさ』と認知症の関係は?109カ国のデータで探った研究

肥満や糖尿病といった代謝の病気が世界的に増えていることは広く知られていますが、こうした「食べ物が豊富にある環境」が脳の健康、とりわけ認知症とどう関わっているのかは、まだよくわかっていません。個人の食事内容と認知症リスクを結びつけた研究はこれまでにもありましたが、国全体としての「食料の入手しやすさ」と…

公開日: 2026年09月09日 06:34

多層栽培のジャガイモにLED補光を当てると何が起きるか——収量と成分をオミクス解析で追跡 研究論文OpenAlexイタリア

多層栽培のジャガイモにLED補光を当てると何が起きるか——収量と成分をオミクス解析で追跡

温室の中でジャガイモを何段にも積み重ねて育てられれば、限られた面積でより多く収穫できます。しかし棚を重ねると下段には光が届きにくくなり、光合成が滞って生育が悪くなる恐れがあります。この課題に対して、イタリア・ナポリ・フェデリコ2世大学などの研究グループが、下段に赤色と青色のLEDで補光した場合、ジャ…

公開日: 2026年09月09日 05:32

カットリンゴの包装材料はポリフェノールをどう左右するか——環境負荷との両立を探る研究 研究論文OpenAlexイタリア

カットリンゴの包装材料はポリフェノールをどう左右するか——環境負荷との両立を探る研究

スーパーで売られているカット済みのリンゴは、切ってから時間が経つと切り口が茶色くなったり、風味が落ちたりします。これは酸素に触れることで酵素が働き、リンゴに含まれるポリフェノールが変化してしまうためです。一方で、包装材料には食品を守る役割だけでなく、廃棄後の環境負荷という側面もあります。イタリア・サ…

公開日: 2026年09月07日 04:48