研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

2024年に複数の国で起きたサルモネラ・ブロックリー集団感染とトマトとの関連を調べた研究 研究論文OpenAlexドイツ

2024年に複数の国で起きたサルモネラ・ブロックリー集団感染とトマトとの関連を調べた研究

2024年7月から10月にかけて、遺伝的に近いサルモネラ菌による感染が複数の国で相次いで見つかりました。研究チームは、この集団感染の原因になった食品を突き止めるために調査を行いました。

公開日: 2026年10月12日 06:31

洗浄・消毒後も残るサルモネラ——ドイツのブロイラー農場21戸を調べた報告 研究論文OpenAlexドイツ

洗浄・消毒後も残るサルモネラ——ドイツのブロイラー農場21戸を調べた報告

サルモネラ症は世界で最も多い食中毒のひとつで、著者らによれば欧州連合では2024年に79,703件の感染が確認され、16,337件の入院と116人の死亡が報告されています。鶏肉や卵は人への主要な感染源のひとつであり、ブロイラー(肉用鶏)の生産段階でサルモネラを抑えることが公衆衛生上の課題とされていま…

公開日: 2026年09月23日 05:29

ヒ素で汚染された土壌で、土着の微生物がトウモロコシを守る――温室ポット試験からの報告 研究論文OpenAlexドイツ

ヒ素で汚染された土壌で、土着の微生物がトウモロコシを守る――温室ポット試験からの報告

ヒ素は自然界に存在する有害な半金属で、人に対する発がん性物質として分類されています。通常の土壌では濃度は低い水準にとどまりますが、自然由来あるいは人間活動によって高濃度に汚染された場所も存在します。ヒ素が農地にあると作物の生育が妨げられるだけでなく、作物を通じて人がヒ素を取り込む経路にもなるため、汚…

公開日: 2026年09月20日 05:49

酵母の細胞を壊す方法の違いが、抽出物の色や成分をどう変えるのか 研究論文OpenAlexドイツ

酵母の細胞を壊す方法の違いが、抽出物の色や成分をどう変えるのか

パンやビールでおなじみの酵母(サッカロミセス・セレビシエ)は、乾燥重量あたり40〜60%程度のたんぱく質を含み、食品用のたんぱく質原料として注目されています。酵母からたんぱく質を取り出すには、まず細胞を壊して中身を外へ出す「細胞破砕」という工程が必要で、酵素を使う方法や物理的な力で壊す方法など、いく…

公開日: 2026年09月19日 05:12

1918年から1986年に集められた歴史的なリステリア菌株を全ゲノム解読した研究 研究論文OpenAlexドイツ

1918年から1986年に集められた歴史的なリステリア菌株を全ゲノム解読した研究

リステリア・モノサイトゲネス(Listeria monocytogenes)は、食品を介して人に感染する細菌です。研究チームによれば、この菌は血流感染、中枢神経系の感染、母子感染という重い侵襲性の病気を引き起こすことがあり、公衆衛生と食品産業にとって今も大きな課題であると位置づけられています。また、…

公開日: 2026年09月17日 19:40

香りの成分でオレガノを見分ける——ガスクロマトグラフィー・イオン移動度分析法による分析 研究論文OpenAlexドイツ

香りの成分でオレガノを見分ける——ガスクロマトグラフィー・イオン移動度分析法による分析

オレガノは、シソ科ハナハッカ属(Origanum)の植物の乾燥した葉を指し、料理用ハーブとして世界中で広く使われています。この属の植物は葉に精油を多く含む芳香性のハーブで、その香りは揮発性の成分に由来します。

公開日: 2026年09月14日 17:05

ドイツ市場の食品226検体を調べた、可塑剤と添加剤の実態調査 研究論文OpenAlexドイツ

ドイツ市場の食品226検体を調べた、可塑剤と添加剤の実態調査

食品に含まれる物質を通じて人がどれだけの量を口にしているかを推定するには、まず「よく食べられている食品に、その物質がどのくらい入っているか」という基礎データが必要です。こうしたデータを集める調査手法は「トータルダイエットスタディ(TDS)」と呼ばれ、日常的に消費される食品を実際に買い集め、家庭と同じ…

公開日: 2026年09月14日 16:14

乾燥食品にひそむ微生物リスクをどう見極めるか——即食食品向けリスク評価の枠組みを考える研究 研究論文Europe PMCドイツ

乾燥食品にひそむ微生物リスクをどう見極めるか——即食食品向けリスク評価の枠組みを考える研究

ドライフルーツや乾燥野菜、乾燥ハーブ・スパイスは、そのまま食べたり料理の仕上げに使ったりする即食(RTE)食品の材料として広く使われています。こうした乾燥原料は水分が少ないため保存性が高いイメージがありますが、実は微生物学的な汚染がまったく起きないわけではありません。乾燥という工程そのものが病原菌を…

公開日: 2026年09月10日 08:53

クルミはナッツの中でもカビ毒に弱い?ドイツ産ナッツへのAspergillus flavus接種実験 研究論文OpenAlexドイツ

クルミはナッツの中でもカビ毒に弱い?ドイツ産ナッツへのAspergillus flavus接種実験

ナッツ類はタンパク質や不飽和脂肪酸、ビタミン、ミネラルを豊富に含む食品として世界中で消費されていますが、保存や輸送の過程でカビが生えると、健康に望ましくない物質が生成されることがあります。とくに問題視されているのが、Aspergillus(アスペルギルス)属のカビ、なかでもAspergillus f…

公開日: 2026年09月02日 01:40

ガーナのカタクチイワシ、9か月保存しても食べられる?伝統的な燻製・天日干しの安全性を調べた研究 研究論文DOAJドイツ

ガーナのカタクチイワシ、9か月保存しても食べられる?伝統的な燻製・天日干しの安全性を調べた研究

魚を長く保存できれば、食料が不足しがちな時期にもタンパク源を確保しやすくなります。特にアフリカの一部地域では、魚を燻製や天日干しにして乾燥させ、長期間保存してから市場に出す伝統的な方法が広く行われています。しかし、こうした伝統的な加工・保存方法で、実際にどれくらい微生物学的な安全性が保たれているのか…

公開日: 2026年07月12日 21:30