研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

ヤマブシタケの液体培養から13種の新規イソインドリノン系アルカロイドを報告 研究論文Europe PMC中国

ヤマブシタケの液体培養から13種の新規イソインドリノン系アルカロイドを報告

食用でもあり薬用でもあるキノコ、ヤマブシタケ(Hericium erinaceus)は、中国の伝統医学で胃の不調に対して千年以上にわたり用いられてきたと論文は述べています。この菌は多様な成分をつくり、なかでもイソインドリノン系アルカロイドと呼ばれる一群は、特徴的な芳香族の骨格をもつ化合物として注目さ…

公開日: 2026年09月29日 08:48

ヒシの殻粉を混ぜたキトサン包装フィルム——3品種の比較研究 研究論文Europe PMC中国

ヒシの殻粉を混ぜたキトサン包装フィルム——3品種の比較研究

果物や野菜を加工すると、皮や殻といった副産物が大量に生まれます。従来これらは焼却や埋め立てで処分されてきましたが、研究チームによれば、こうした副産物には食物繊維やポリフェノールなど価値のある成分が豊富に含まれており、機能性のある食品包装フィルムの材料として使える可能性があります。

公開日: 2026年09月29日 08:44

お茶の成分を閉じ込める「ヒシのデンプン」——多孔質エアロゲルの開発と性質を調べた研究 研究論文Europe PMC中国

お茶の成分を閉じ込める「ヒシのデンプン」——多孔質エアロゲルの開発と性質を調べた研究

石油由来のプラスチック包装は分解されにくく、環境中に長く残ることが問題となっています。そこで著者らは、植物由来の素材でつくれて、しかも食品を守る働きを持つ包装材料に注目しました。

公開日: 2026年09月29日 08:27

腸内細菌の代謝は神経変性疾患とどう関わるのか——総説論文が整理した研究状況 研究論文Europe PMC中国

腸内細菌の代謝は神経変性疾患とどう関わるのか——総説論文が整理した研究状況

認知症とともに生きる人の数は、2019年時点で5740万人と推定され、2050年には1億5280万人に達すると予測されています。この総説の著者らは、アルツハイマー病(AD)、パーキンソン病(PD)、筋萎縮性側索硬化症(ALS)といった神経変性疾患が、それぞれ異なる神経系を侵し異なるタンパク質異常を示…

公開日: 2026年09月29日 04:31

手術前に炭水化物飲料を飲む方法は、どこまで共通しているのか——82件の研究を見渡した調査 研究論文Europe PMC中国

手術前に炭水化物飲料を飲む方法は、どこまで共通しているのか——82件の研究を見渡した調査

手術は体に大きな負担をかけます。組織の損傷や麻酔などをきっかけに、体内では酸化ストレスと呼ばれる反応が進み、さらに手術後にはインスリンが効きにくくなる「インスリン抵抗性」や一時的な高血糖が起こることが知られています。著者らによれば、こうした変化は感染リスクの上昇や傷の治りの遅れ、入院期間の長期化と関…

公開日: 2026年09月28日 22:54

中年期の「おなかまわりの肥満」と認知機能の関係を整理した系統的レビュー 研究論文Europe PMC中国

中年期の「おなかまわりの肥満」と認知機能の関係を整理した系統的レビュー

研究チームは、45〜59歳という中年期における腹部肥満(内臓脂肪の蓄積を反映する、いわゆる「おなかまわりの肥満」)と、記憶力や判断力といった認知機能との関係について、これまでに報告されてきた研究を体系的に集めて整理することを目的としました。腹部肥満は、腹囲やウエスト・ヒップ比などで評価され、体全体の…

公開日: 2026年09月28日 22:39

超加工食品と非アルコール性脂肪性肝疾患の関連を調べた系統的レビューとメタ解析 研究論文Europe PMC中国

超加工食品と非アルコール性脂肪性肝疾患の関連を調べた系統的レビューとメタ解析

非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は、飲酒が主因ではないのに肝臓に脂肪がたまる状態で、論文によれば成人のおよそ25〜30%が該当する、世界で最も多い慢性の肝疾患です。肥満や2型糖尿病、メタボリックシンドロームと密接に結びついており、食事は数少ない「変えられる」リスク要因とされています。

公開日: 2026年09月28日 22:36

乳酸菌で発酵させたサネブトナツメの種子に何が起きるか——成分変化をLC-MSで調べた研究 研究論文Europe PMC中国

乳酸菌で発酵させたサネブトナツメの種子に何が起きるか——成分変化をLC-MSで調べた研究

サネブトナツメの種子は、中国で「酸棗仁(さんそうにん)」と呼ばれ、不眠や不安への生薬として長く用いられてきた植物性の素材です。著者らによれば、この種子にはサポニン、トリテルペノイド、フラボノイド、アルカロイド、多糖、タンパク質など多様な成分が含まれ、中国の薬局方ではスピノシンとジュジュボシドAが品質…

公開日: 2026年09月28日 22:32

大豆レシチンにビタミンCまたはイノシトールを加えた飼料は、ギバチ類の成長と生殖腺の発達にどう関わるか 研究論文Europe PMC中国

大豆レシチンにビタミンCまたはイノシトールを加えた飼料は、ギバチ類の成長と生殖腺の発達にどう関わるか

中国の長江や遼河、淮河などの水系に分布するコウライギギ(長吻ギバチ、Leiocassis longirostris)は、味のよい食用魚として古くから親しまれ、人工繁殖技術の進歩とともに養殖が広がってきました。ところが養殖の規模が大きくなるにつれ、良質な稚魚を安定して得るために、成熟した親魚を継続的に…

公開日: 2026年09月28日 18:36

キトサン処理がアシュワガンダの薬用成分蓄積を促す仕組み — カルシウムから始まる信号の連鎖を時間軸で追う 研究論文Europe PMC中国

キトサン処理がアシュワガンダの薬用成分蓄積を促す仕組み — カルシウムから始まる信号の連鎖を時間軸で追う

アシュワガンダ(学名 Withania somnifera、インドニンジンとも呼ばれます)は、南アジアや中東などで古くから用いられてきた薬用植物です。その薬理的な評価を支えているのが「ウィタノライド」と総称される一群の成分で、著者らによれば、これはエルゴスタン骨格を持つステロイド性ラクトン化合物で、…

公開日: 2026年09月28日 18:28

熟成年数の異なる正山小種紅茶に現れる「乾燥リュウガン様」香りの正体を探る 研究論文Europe PMC中国

熟成年数の異なる正山小種紅茶に現れる「乾燥リュウガン様」香りの正体を探る

中国・福建省の伝統的な紅茶である正山小種(ラプサンスーチョン)は、松の煙でいぶした独特の香りで知られています。この茶を自然の状態で長く貯蔵すると、香りの印象が少しずつ変わっていき、干したリュウガン(ドライロンガン)を思わせる甘く濃厚な香りが立ち上がってくることが経験的に語られてきました。

公開日: 2026年09月21日 07:51

肥満と腸内細菌のつながりを整理した総説 ― 慢性的な炎症の仕組みと、腸内環境を立て直す試み 研究論文Europe PMC中国

肥満と腸内細菌のつながりを整理した総説 ― 慢性的な炎症の仕組みと、腸内環境を立て直す試み

肥満は世界的に増え続けている健康課題であり、体型の問題にとどまらず、インスリン抵抗性や2型糖尿病、心血管疾患などの土台になると考えられています。著者らは、この背景にあるのが「慢性的で弱い炎症」だと説明します。けがや感染に対する急性の炎症が一時的で局所的なのに対し、こちらは全身に広がり、何年も静かに組…

公開日: 2026年09月21日 04:29