研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
炎症性腸疾患の患者と健康な人で乳化剤の摂取量を比べ、その後1年間の経過との関係を調べた研究
炎症性腸疾患(IBD)は、腸に慢性的な炎症が起こる病気の総称で、主にクローン病と潰瘍性大腸炎があります。これまでに、工業的な加工度の高い「超加工食品」や、食品の油と水を混ざりやすくする添加物である「乳化剤」が、IBDの病態と関連づけられてきました。しかし、IBD患者が健康な人と比べてこれらをどの程度…
公開日: 2026年10月20日 05:09
紅茶・緑茶以外の植物の浸出液でコンブチャはつくれるか――4種の植物素材を比較した研究
コンブチャは、砂糖を加えた茶(チャノキの葉からつくる紅茶や緑茶)を、細菌と酵母が共生する培養物で発酵させてつくる飲料です。近年は、茶以外の植物を原料にしたコンブチャ風飲料への関心が高まっており、原料によって性質や試験管内で測定される生理活性の特徴が異なる飲料が生まれる可能性があります。
公開日: 2026年10月14日 05:11
食事と機能性ディスペプシアの関係を整理した総説
食後の強い膨満感、少量で満腹になる早期飽満感、上腹部の痛みや焼ける感じが続き、日常生活に支障が出ることがあります。検査で説明できる器質的な病気が見つからず、診断基準を満たす場合、この状態は機能性ディスペプシア(FD)と呼ばれます。著者らは、FDの世界的な有病率をローマIV基準で約6.8%と報告された…
公開日: 2026年09月30日 08:19
5か国の食事と腸内細菌叢を同じ方法で比べた大規模研究
腸内細菌叢(腸の中にすむ微生物の集まり)は、食事や生活環境の影響を受けて人の代謝や免疫に関わることが知られています。しかし、国や文化による食生活の違いが腸内細菌叢とどう結びつくのかは、はっきりしていませんでした。
公開日: 2026年09月25日 21:44
香味増強剤や加工デンプンは腸内細菌に安全か、現時点でわかっていること
スナック菓子やインスタント食品、加工肉などには、味を引き立てる香味増強剤、酸味を調整する物質、粉末が固まるのを防ぐ固結防止剤、食感を保つための加工デンプンといった添加物がよく使われています。こうした物質は「超加工食品」と呼ばれる食品群に多く含まれており、近年は腸内細菌叢(腸内フローラ)への影響が注目…
公開日: 2026年09月08日 19:32
食物繊維はなぜ腸によいのか?腸内細菌の発酵と短鎖脂肪酸をめぐる研究
「食物繊維は腸によい」という話はよく耳にしますが、実際に腸の中で何が起きているのかを具体的に説明できる人は少ないかもしれません。今回紹介する研究は、腸内細菌が食物繊維を分解(発酵)する過程と、そこから生まれる短鎖脂肪酸(SCFA)という物質が、体の代謝や免疫にどう関わっているのかを整理したものです。
公開日: 2026年09月08日 01:28
唐辛子ペーストの発酵、乳酸菌と酵母の力で風味はどう変わる?
唐辛子を発酵させて作るペーストは、辛味だけでなく複雑な風味が魅力の発酵食品です。発酵の過程では微生物のはたらきによって味や香りが少しずつ形づくられていきますが、どのような発酵の組み合わせがより豊かな風味につながるのかは、まだ研究が続けられているテーマです。今回紹介する研究では、発酵唐辛子ペーストの風…
公開日: 2026年08月24日 13:30