研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
干し魚から見つかったカビ「ペニシリウム・シトリヌム」を分子的手法で特定した報告
バングラデシュの沿岸地域では、Stolephorus commersonnii というイワシ類の小型海水魚が、干し魚として広く食べられています。この研究チームは、その干し魚に付着している菌類が何であるかを、形の特徴と遺伝子の情報の両面から確かめることを目的としました。あわせて、その菌がどのような条件…
公開日: 2026年09月28日 13:20
海藻由来の成分で魚の鮮度を保つ ― 天然保存料としての可能性をまとめた総説
魚や水産加工品は、良質なたんぱく質、必須アミノ酸、ビタミン、ミネラル、そしてDHAやEPAといったオメガ3系の長鎖多価不飽和脂肪酸を豊富に含む、人にとって栄養価の高い食品です。論文では、魚が世界のたんぱく質需要のおよそ20%をまかなっていると述べられています。
公開日: 2026年09月21日 09:19
海藻の保存方法をめぐる総説 ― 栄養・安全性・保存期間への影響を整理する
海藻は食品としての栄養価に加え、医薬・化粧品・肥料などの原料としても関心を集めており、著者らによれば世界の海藻生産量の97%(3580万トン)が養殖によるもので、市場規模は118億ドルと報告されています。寒天やカラギーナン、アルギン酸といった「ハイドロコロイド」(食品にとろみやゲル状の性質を与える多…
公開日: 2026年09月16日 05:06
モンキージャック果実の抽出物、パンガシウス魚肉団子の日持ちを延ばす天然保存料になるか
魚肉を丸めた「フィッシュボール(魚肉団子)」は、バングラデシュをはじめアジア各地で古くから親しまれてきた惣菜・スナックだ。原料となるパンガシウス(Pangasianodon hypophthalmus)は成長が早く、タンパク質や不飽和脂肪酸を含む食材として知られる一方、脂質を多く含む食品全般と同じく…
公開日: 2026年09月05日 02:31
ベンガル湾の海藻カエトモルファ・アエレア、次世代の食品原料になりうるか
近年、環境負荷が少なく栄養価の高い新しい食材への関心が世界的に高まっています。畜産に比べて土地や水の使用が少なく、成長も速いとされる海藻類は、その候補の一つとして注目されてきました。今回紹介する研究は、ベンガル湾に生育する緑藻の一種「カエトモルファ・アエレア(Chaetomorpha aerea)」…
公開日: 2026年07月29日 01:35
侵略的外来魚ティラピアの骨から高溶解性カルシウムを作る:前処理の工夫を検証した研究
魚を加工する際には骨や皮など、食べずに捨てられてしまう部分がどうしても出てきます。こうした副産物を「もったいない」と捉え、新しい形で活用しようとする研究が世界各地で進められています。今回紹介するのは、タイの「すり身」生産の過程で発生する魚の骨を原料に、健康食品などに使える「バイオカルシウム」を作ろう…
公開日: 2026年07月17日 13:33