著者の所属・活動拠点の国は、インドネシアです。

掲載誌:Journal of Innovative and Creativity (Joecy)

ライセンス: CC BY-SA 対象: 公開論文 確認元: OpenAlex

研究の目的

グルタミン酸ナトリウム(MSG)は、料理や加工食品の味を引き立てる「うま味調味料」として広く使われている食品添加物で、手軽に食べられるスナック菓子にも用いられています。研究チームは、こうしたスナック菓子に実際にどれくらいのMSGが含まれているかを明らかにすることを目的に、3種類のスナック菓子を分析しました。なお、ここで紹介する内容は論文の抄録に記載された範囲に基づいています。

どのように調べたか

著者らは、滴定と呼ばれる化学分析の方法を使いました。滴定とは、濃さが分かっている薬品の溶液を試料に少しずつ加え、反応が終わる点までに必要だった量から、目的の成分の量を計算する方法です。この研究では0.1規定の過塩素酸溶液を加える薬品として使い、反応の終わりを色の変化で知らせる指示薬としてクリスタルバイオレットを用いました。論文の題名では、この方法を「TBA滴定」と呼んでいます。

分析の対象は3種類のスナック菓子で、あわせて比較のためにMSGそのものの試料も同じ方法で測定しています。

主な結果

論文によると、スナック菓子のMSG含有量は、スナック1が32.68%、スナック2が31.76%、スナック3が33.67%でした。3種類のうち最も多かったのはスナック3、最も少なかったのはスナック2と報告されています。

一方、比較用のMSG試料で測定された値は、それぞれ92.85%、95.59%、96.81%でした。

この研究から分かること

研究チームは、調べた3種類のスナック菓子のいずれにもMSGが含まれており、その量には製品ごとに差があったと結論づけています。この研究は、身近なスナック菓子に含まれるうま味調味料の量を、滴定という比較的シンプルな化学分析で見積もった例として位置づけられます。

著者:Nilsya Febrika Zebua(Universitas Tjut Nyak Dhien)

※本記事は原著論文をもとに、日本語で要約・説明を加えた研究紹介です。 出典(原著論文):Nilsya Febrika Zebua Analisis Kandungan Monosodium Glutamat (MSG) pada Jajanan Snack Menggunakan Metode Titrasi TBA. Journal of Innovative and Creativity (Joecy) 2026-09-30. DOI: 10.31004/joecy.v6i2.14257. 原著ライセンス:CC BY-SA 4.0.

本紹介記事の文章(題名・見出しを含む)は、CC BY-SA 4.0で提供します。原著論文をもとにNutriMap Japanが日本語で要約・説明を加えています。対象は本紹介記事の文章に限り、ヒーロー画像・サイトのロゴ・画面デザイン・他の記事・データベース全体は含みません。