著者の所属・活動拠点の国は、インドネシアです。
掲載誌:Jurnal Penelitian Rumpun Ilmu Teknik
ライセンス: CC BY-SA 対象: 公開論文 確認元: OpenAlex
研究の目的
偏った食生活は、肥満や高血圧など多くの慢性疾患の大きな危険因子とされています。栄養への関心は高まりつつありますが、既存の食事記録アプリでは選択肢が多すぎて、かえって本当に健康的なメニューを選びにくくなる「選択過多」が起きやすいと著者らは指摘しています。
そこで研究チームは、利用者一人ひとりに合わせ、健康面の条件で絞り込んだ食事メニューを提案するスマートフォン向けアプリ「Fit Meal」の設計と開発を目指しました。
アプリの仕組み
アプリの開発には、一つのプログラムからAndroidやiOSなど複数の端末向けにアプリを作れる開発基盤「Flutter」が使われました。
メニューの提案には「制約ベースのフィルタリング」という手法が組み込まれています。これは、あらかじめ決めた条件に合わない候補を除外していく方法で、このアプリでは揚げ物やジャンクフードを除くといった健康上の基準で食品を絞り込みます。
栄養データの検索には「ハイブリッド型のデータ取得」が採用されました。端末内に保存したデータベース(SQLite)の素早さと、外部のデータ提供サービス(API)が持つ情報の網羅性を組み合わせ、栄養情報を効率よく探せるようにする工夫です。
主な結果
抄録によると、テストの結果、ハイブリッド型の検索方式によってデータ検索の効率が向上したと報告されています。
また、制約ベースの手法は、利用者のカロリー目標に沿った日々のメニューのバリエーションを正確に提示し、健康的でない食材を除外する処理の成功率は100%だったとされています。
研究の意味
この研究は、健康上の条件による絞り込みと、速さと網羅性を両立させるデータ検索を一つのアプリに組み合わせることで、選択肢の多さに迷いがちな食事選びを助ける仕組みを示したものです。著者らは、Fit Mealがスマートフォン利用者が自分で、継続して健康的な食事を実践するための手段になることを期待しています。
原著論文の著者・所属:Amru Abbay(Universitas Esa Unggul)、Binastya Anggara Sekti(Universitas Esa Unggul)
※本記事は原著論文をもとに、日本語で要約・説明を加えた研究紹介です。 出典(原著論文):Amru Abbay, Binastya Anggara Sekti Implementasi Algoritma Constraint-Based Filtering dan Hybrid Data Retrieval pada Aplikasi Fit Meal Berbasis Mobile Menggunakan Flutter. Jurnal Penelitian Rumpun Ilmu Teknik 2026-08-31. DOI: 10.55606/juprit.v5i3.7073. 原著ライセンス:CC BY-SA 4.0.
本紹介記事の文章(題名・見出しを含む)は、CC BY-SA 4.0で提供します。原著論文をもとにNutriMap Japanが日本語で要約・説明を加えています。対象は本紹介記事の文章に限り、ヒーロー画像・サイトのロゴ・画面デザイン・他の記事・データベース全体は含みません。