研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

糖の摂取と口・全身の健康との関連をまとめた研究 研究論文Europe PMCドイツ

糖の摂取と口・全身の健康との関連をまとめた研究

研究チームは、糖の摂取が口の健康と全身の健康にどのように関連するのかを、既存の研究を横断して調べました。特に、食品や飲料に加えられた糖や、砂糖などで甘くした飲料に着目し、歯科での予防を全身の健康と結びつけて考えることを目的としています。

公開日: 2026年10月04日 20:30

超加工食品と非アルコール性脂肪性肝疾患の関連を調べた系統的レビューとメタ解析 研究論文Europe PMC中国

超加工食品と非アルコール性脂肪性肝疾患の関連を調べた系統的レビューとメタ解析

非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は、飲酒が主因ではないのに肝臓に脂肪がたまる状態で、論文によれば成人のおよそ25〜30%が該当する、世界で最も多い慢性の肝疾患です。肥満や2型糖尿病、メタボリックシンドロームと密接に結びついており、食事は数少ない「変えられる」リスク要因とされています。

公開日: 2026年09月28日 22:36

重症の脳損傷患者における「連続しない経腸栄養」と腸内細菌叢——総説論文が整理した仮説と課題 研究論文Europe PMCイタリア

重症の脳損傷患者における「連続しない経腸栄養」と腸内細菌叢——総説論文が整理した仮説と課題

集中治療室(ICU)に入る脳損傷の患者は、外傷性脳損傷やくも膜下出血、脳内出血、脳梗塞といった直接的な損傷に加え、敗血症に伴う脳症やICUでのせん妄といった二次的な脳機能障害を起こすことがあります。著者らは、こうした患者が長期の人工呼吸や長いICU滞在を必要としやすく、退院後も認知・身体・精神の障害…

公開日: 2026年09月17日 15:28

自閉スペクトラム症へのオメガ3補給は行動症状に効くのか——12件のランダム化試験を統合した系統的レビュー 研究論文Europe PMCスペイン

自閉スペクトラム症へのオメガ3補給は行動症状に効くのか——12件のランダム化試験を統合した系統的レビュー

自閉スペクトラム症(ASD)は、対人的なコミュニケーションの困難さと、こだわりや反復的な行動を特徴とする神経発達の状態です。中核となる特性のほかに、いらだち(易刺激性)、多動、社会的なひきこもりといった行動面の症状が伴うことも多く、こうした症状に対して承認されている薬にはリスペリドンとアリピプラゾー…

公開日: 2026年09月17日 14:09

がん治療の補助としてのケトン食——期待される効果と代謝面のリスクを乳がんを例に整理した総説 研究論文Europe PMCポーランド

がん治療の補助としてのケトン食——期待される効果と代謝面のリスクを乳がんを例に整理した総説

著者らは、近年がん領域で関心が高まっている「ケトン食」について、現時点でどこまでのことが科学的に言えるのかを、既存の研究をたどりながら整理しました。ケトン食とは、炭水化物の摂取を大きく制限し、そのぶん脂質を多くとる食事法です。体はエネルギー源を糖から「ケトン体」と呼ばれる物質へ切り替え、絶食に近い代…

公開日: 2026年09月17日 13:29

腸の炎症を鎮める方向へ――細菌とω-3脂肪酸を組み合わせた発酵物を、潰瘍性大腸炎患者の組織で試した研究 研究論文Europe PMCイタリア

腸の炎症を鎮める方向へ――細菌とω-3脂肪酸を組み合わせた発酵物を、潰瘍性大腸炎患者の組織で試した研究

潰瘍性大腸炎(かいようせいだいちょうえん)は、大腸の粘膜に慢性的な炎症が続く病気で、クローン病などとともに炎症性腸疾患(IBD)と総称されます。論文によれば、IBDは世界で680万人が罹患しており、サリチル酸製剤やステロイドが第一選択の治療として使われてきましたが、これらは病気の自然経過そのものを変…

公開日: 2026年09月14日 19:29

肥満のある成人における三つの食事法と鉄の代謝——地中海食・ケトン食・間欠的断食を比較した系統的文献レビュー 研究論文Europe PMCイタリア

肥満のある成人における三つの食事法と鉄の代謝——地中海食・ケトン食・間欠的断食を比較した系統的文献レビュー

肥満は世界で6億5000万人を超える成人に及ぶ健康課題です。著者らはその一方で、食事から十分な、あるいは過剰なほどのエネルギーを摂っている人々のあいだで、標準体重の人に比べて鉄不足が多いという「逆説」に注目しました。論文によれば、この鉄不足は食事から摂る鉄の量の違いでは説明できず、慢性的な軽度の炎症…

公開日: 2026年09月13日 23:33

ステビア由来の甘味成分「ステビオール配糖体」、糖代謝への働きと食品添加物としての現状を整理した論文紹介 研究論文Europe PMCインド

ステビア由来の甘味成分「ステビオール配糖体」、糖代謝への働きと食品添加物としての現状を整理した論文紹介

砂糖の代わりに使われる甘味料の中でも、植物由来という点で注目されているのが「ステビア」です。ステビア(Stevia rebaudiana)は多年生の小さなハーブで、その葉にはカロリーゼロで甘味の強い成分が含まれており、天然の甘味料として広く知られています。今回紹介する論文は、この植物から得られる「ス…

公開日: 2026年08月23日 01:33