研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

エゾウコギ抽出液がハタケシメジ菌糸の増え方に与える一時的な影響を調べた研究 研究論文Europe PMC中国

エゾウコギ抽出液がハタケシメジ菌糸の増え方に与える一時的な影響を調べた研究

食用きのこの一種であるハタケシメジ(Lyophyllum decastes)は、東アジアの食品市場で関心が高まっているきのこです。従来の栽培では、実際にきのこの傘や柄(子実体)ができるまで育てる方法が主流ですが、時間がかかり、培地の組成や環境条件にも左右されます。そこで注目されているのが「液体培養(…

公開日: 2026年09月19日 22:29

ブラジルナッツから高タンパク質の「タンパク質分離物」をつくる——組成と機能性を調べた研究 研究論文Europe PMCブラジル

ブラジルナッツから高タンパク質の「タンパク質分離物」をつくる——組成と機能性を調べた研究

植物由来のタンパク質は、増え続ける食料需要に応えながら、より持続可能な食料生産を支える選択肢として注目されています。著者らは、そうした素材の供給源としてアマゾンの生物多様性、なかでもブラジルナッツの木(Bertholletia excelsa)に着目しました。この木は地域経済で重要な役割を担い、その…

公開日: 2026年09月19日 22:26

豆乳・豆腐の搾りかす「おから」から細胞培養用の足場をつくる試み 研究論文Europe PMCイスラエル

豆乳・豆腐の搾りかす「おから」から細胞培養用の足場をつくる試み

培養肉をつくるには、動物の細胞を大量に増やす必要があります。細胞の多くは何かに貼りついた状態でないとうまく増えないため、細胞がくっつく土台となる「足場(スキャフォールド)」が使われます。なかでも直径数十〜数百マイクロメートルほどの微小な粒子は「マイクロキャリア」と呼ばれ、少ない容積で広い表面積を確保…

公開日: 2026年09月18日 22:28

大紅袍茶に含まれるミネラルはどれだけお茶に溶け出すのか——抽出挙動と風味、食事摂取基準への寄与を調べた研究 研究論文Europe PMC中国

大紅袍茶に含まれるミネラルはどれだけお茶に溶け出すのか——抽出挙動と風味、食事摂取基準への寄与を調べた研究

お茶には、カリウムやカルシウム、マグネシウムをはじめとするさまざまなミネラル(無機元素)が含まれています。しかし研究チームが指摘するのは、茶葉にどれだけ含まれていても、湯を注いで抽出液(茶湯)に溶け出さなければ人が口にすることはできない、という点です。つまり、お茶の栄養面での貢献を評価するには、茶葉…

公開日: 2026年09月17日 21:10

スピルリナを加えたパンはどう変わるか——色・食感・香り・味の総合評価 研究論文Europe PMCイタリア

スピルリナを加えたパンはどう変わるか——色・食感・香り・味の総合評価

持続可能なたんぱく質源として、微細藻類やシアノバクテリアを主食に加える試みが注目されています。なかでもスピルリナ(Limnospira platensis)は、乾燥重量で最大70%に達する高いたんぱく質含量と、必須アミノ酸をひととおり備えた組成、豊富なミネラルや生理活性成分で知られています。米国での…

公開日: 2026年09月17日 19:30

エサのデンプン量を変えると養殖チョウザメの体はどう応答するか——絶滅危惧種ヨウスコウチョウザメの稚魚を対象にした給餌試験 研究論文Europe PMC中国

エサのデンプン量を変えると養殖チョウザメの体はどう応答するか——絶滅危惧種ヨウスコウチョウザメの稚魚を対象にした給餌試験

魚のエサ(飼料)にかかる費用は、養殖の経営を左右する大きな要素です。デンプンなどの炭水化物は比較的安価なエネルギー源で、うまく利用できれば、タンパク質や脂質がエネルギーとして消費されるのを抑え、飼料コストを下げられると考えられています。ただし研究チームによれば、魚は家畜に比べて炭水化物を利用する効率…

公開日: 2026年09月17日 19:26

発酵させた仏手柑「老香黄」から得られた多糖の構造と、マウスの胃粘膜を守るはたらき 研究論文Europe PMC中国

発酵させた仏手柑「老香黄」から得られた多糖の構造と、マウスの胃粘膜を守るはたらき

胃潰瘍は身近な消化器の病気で、論文によれば発症は年々増える傾向にあり、生活の質を大きく損ないます。とくにアルコールは胃粘膜を傷つける代表的な要因で、過剰な飲酒が体内の活性酸素を増やし、酸化によるダメージから潰瘍につながると説明されています。治療薬はあるものの、胃腸の不調や肝腎への負担といった副作用が…

公開日: 2026年09月17日 15:34

重症の脳損傷患者における「連続しない経腸栄養」と腸内細菌叢——総説論文が整理した仮説と課題 研究論文Europe PMCイタリア

重症の脳損傷患者における「連続しない経腸栄養」と腸内細菌叢——総説論文が整理した仮説と課題

集中治療室(ICU)に入る脳損傷の患者は、外傷性脳損傷やくも膜下出血、脳内出血、脳梗塞といった直接的な損傷に加え、敗血症に伴う脳症やICUでのせん妄といった二次的な脳機能障害を起こすことがあります。著者らは、こうした患者が長期の人工呼吸や長いICU滞在を必要としやすく、退院後も認知・身体・精神の障害…

公開日: 2026年09月17日 15:28

米タンパク質を加えたグミの開発――ジャスミン米「カオ・ドーク・マリ105」を使った研究 研究論文Europe PMCタイ

米タンパク質を加えたグミの開発――ジャスミン米「カオ・ドーク・マリ105」を使った研究

米は世界人口の半数以上にとって主食であり、タイでは主要な輸出農産物でもあります。米は炭水化物の供給源として知られていますが、タンパク質も6〜7%含んでいます。研究チームによれば、米タンパク質はアミノ酸のバランスがよく消化されやすいうえ、乳糖・グルテン・大豆といった代表的なアレルゲンを自然に含まないた…

公開日: 2026年09月17日 15:22

発酵豆乳ホエー豆腐は輸送中の温度変動でどう劣化するか——動態モデルと機械学習による予測の試み 研究論文Europe PMC中国

発酵豆乳ホエー豆腐は輸送中の温度変動でどう劣化するか——動態モデルと機械学習による予測の試み

発酵豆乳ホエー豆腐(FSW豆腐)は、豆腐づくりの際に絞り出されるホエー(乳清)を発酵させ、それを凝固剤として用いる伝統的な大豆製品です。化学的な添加物を使わずに作れることから、著者らは近年の「クリーンラベル」志向にも合う製品だと位置づけています。一方で、水分が多く(通常80%超)タンパク質も豊富(お…

公開日: 2026年09月17日 15:16

乾燥方法の違いがショウガ粉末の成分に与える影響を調べた研究 研究論文Europe PMC中国

乾燥方法の違いがショウガ粉末の成分に与える影響を調べた研究

ショウガは香辛料や伝統的な生薬として古くから使われてきた植物で、乾燥させて粉末にすると、保存や輸送がしやすく、用途も広がります。ただし、生のショウガを粉末にするまでには複数の加工工程があり、それぞれが成分の残り方に影響する可能性があります。なかでも乾燥は、水分量や保存性だけでなく、熱に弱い成分がどれ…

公開日: 2026年09月17日 15:11

カカオ豆の殻からポリフェノールを取り出す「グリーン抽出」技術を整理した系統的レビュー 研究論文Europe PMCブラジル

カカオ豆の殻からポリフェノールを取り出す「グリーン抽出」技術を整理した系統的レビュー

チョコレートの原料となるカカオの実は、商業的に使われるのは全体の重量のおよそ1割にとどまり、残りの約9割は廃棄物や副産物として捨てられていると著者らは述べています。そのひとつが、カカオ豆の一番外側を覆う薄い皮「カカオ豆殻(CBS)」で、焙煎工程で分離されます。論文によれば、カカオ豆全体の重量のおよそ…

公開日: 2026年09月17日 14:54