研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
コーヒーと緑茶のポリフェノールは慢性疾患のリスクとどう関係する?最新レビュー論文を紹介
コーヒーや緑茶を飲むと、ほっとするだけでなく体にも良い影響があるかもしれない、という話を耳にしたことがある人は多いのではないでしょうか。コーヒーや茶には「ポリフェノール」と呼ばれる植物由来の成分が豊富に含まれており、抗酸化作用など様々な生理作用が注目されています。今回紹介するのは、こうしたコーヒーと…
公開日: 2026年07月12日 17:32
「皿の上」だけでは足りない? 医療における栄養管理を政策・コストの視点から見直す論考
病院や診療所で行われる「栄養管理」と聞くと、多くの人は栄養状態のチェックや食事指導といった、患者と医療者の間で完結するやりとりを思い浮かべるのではないでしょうか。実際、医療現場での栄養管理は長らく、栄養リスクを見つけ出し、必要な栄養量を見積もり、食事や医療用の特別な食品、あるいは点滴や経管栄養といっ…
公開日: 2026年07月12日 17:29
絶滅危惧種ナマズClarias magurの養殖、プロバイオティクス菌で成長や免疫に変化 研究報告
魚の養殖現場では、病気の予防や成長促進のために「プロバイオティクス」と呼ばれる有用微生物を飼料に添加する試みが広がっています。今回紹介するのは、インドに生息するナマズの一種「Clarias magur(クラリアス・マグール)」を対象に、特定の菌株を飼料に加えることでどのような変化が起きるかを調べた研…
公開日: 2026年07月12日 07:29
サナギタケの菌糸体にセレンを蓄積させる研究、3つのセレン源を比較
セレンは私たちの体に必要な微量元素のひとつですが、食品からどう効率よく取り込ませるかは、栄養強化食品の開発における関心事のひとつです。今回紹介する研究では、栄養価の高い食用キノコとして知られるサナギタケ(Cordyceps militaris)の菌糸体に注目し、セレンを含む3種類の化合物――セレン酸…
公開日: 2026年07月12日 05:36
サトウキビの糖から作った新素材、炎症を抑える働きを試験管内で確認
私たちが毎日口にする砂糖の主成分「スクロース(ショ糖)」。この身近な糖から、体の炎症反応に働きかける可能性のある新しい物質を作り出す研究が報告されました。慢性的な炎症は、さまざまな生活習慣病などの背景にあるとされていますが、既存の薬には副作用や入手しにくさといった課題もあります。そこで注目されている…
公開日: 2026年07月12日 05:34
インドネシア発の伝統食「ジュブン」、成分と好まれ具合を科学の目で見る
お祭りや冠婚葬祭のときにだけ食べる、地域に根づいた昔ながらの食べもの——そんな「伝統食」は世界各地にありますが、近代化が進むなかで作り手が減り、次第に忘れられていくことも少なくありません。今回紹介する研究は、インドネシアのグレシック県に伝わる伝統食「ジュブン」を対象に、栄養面での特徴と、実際に食べた…
公開日: 2026年07月12日 05:33
テイクアウトのファストフード、拡張期血圧と関係する? 米国若年成人1万3千人超を調べた研究
忙しい日々の中で、手軽なテイクアウトのファストフードに頼ることは珍しくありません。世界的にもテイクアウトファストフードの消費は増えているとされ、その健康への影響は多くの人が気になるテーマではないでしょうか。今回紹介するのは、米国の若年成人を対象に、テイクアウトファストフードの摂取頻度と血圧、特に「拡…
公開日: 2026年07月12日 05:32
口の中の細菌が血糖・脂質バランスと関わる? 口腔マイクロバイオームから見た代謝異常研究の最前線
健康診断で血糖値やコレステロール値が気になる、という方は多いのではないでしょうか。糖や脂質の代謝がうまくいかなくなる状態は「糖脂質代謝異常」と呼ばれ、心血管疾患のリスクや死亡率の増加と関連することが知られています。医学研究が進んでも、こうしたリスクを早期に、しかも簡便に見つける方法はまだ十分に確立さ…
公開日: 2026年07月12日 05:29
コメの鉄・亜鉛を高める『優良ドナー品種』とは? 有機・無機栽培で探る栄養強化イネ研究
世界の多くの地域で主食となっているコメですが、精米には鉄分や亜鉛といった微量栄養素があまり多く含まれていないことが知られています。鉄や亜鉛の不足は、コメを主食とする地域で栄養面の課題として指摘されており、品種改良によってコメ自体に含まれる鉄・亜鉛の量を高める『バイオフォーティフィケーション(生物学的…
公開日: 2026年07月12日 04:49
プロバイオティクスは腸だけじゃない? 食の安全・健康・環境をつなぐ役割を整理した総説論文
「プロバイオティクス」と聞くと、ヨーグルトや乳酸菌飲料などお腹の調子を整える食品を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。実はこの分野の研究は、19世紀末にロシアの科学者エリー・メチニコフが「乳酸菌が長寿につながるのではないか」と考えたことに端を発すると言われています。そこから100年以上を経て、…
公開日: 2026年07月12日 04:47
家庭の食品ロス研究、その視点は世界の一部に偏っている?―2011~2025年の文献をたどるスコーピングレビュー
「食品ロスを減らそう」という呼びかけは、世界中で見聞きするようになりました。国連の持続可能な開発目標(SDGs)の中にも、2030年までに小売・消費段階での一人当たり食品廃棄量を半減させるという目標(SDGターゲット12.3)が掲げられています。家庭から出る食品ロス、いわゆる「家庭系食品廃棄」は、こ…
公開日: 2026年07月12日 04:46
ベリー類はフレイル予防の助けになる?中国・米国のデータから見えてきたこと
年齢を重ねると、筋力や活動量が低下し、心身が弱くなる「フレイル(虚弱)」という状態に陥りやすくなります。フレイルは要介護状態につながりやすいことから、世界的な高齢化が進む中で大きな公衆衛生上の課題とされています。では、日々の食事、特に色鮮やかで抗酸化物質などの機能性成分を多く含むとされる「ベリー類」…
公開日: 2026年07月12日 04:44