研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

心不全・2型糖尿病・肥満のある成人で、食事による体重管理の期間中に左心室の大きさと働きはどう変化したか:Pro-HEART試験の二次解析 研究論文OpenAlexアメリカ

心不全・2型糖尿病・肥満のある成人で、食事による体重管理の期間中に左心室の大きさと働きはどう変化したか:Pro-HEART試験の二次解析

肥満は心不全の患者に多く、心臓の形や働きの変化と関連することが知られています。体重を意図的に減らすと、肥満に関連した心臓の変化が改善する可能性があり、これまで減量手術や肥満症の薬物治療で検討されてきました。一方、すでに心不全がある成人が食事療法で体重管理に取り組む間に心臓の構造がどう変わるかは、あま…

公開日: 2026年10月14日 07:34

フラボノイドの構造とクッキーの焼成で生じる成分の関係 研究論文OpenAlexアメリカ

フラボノイドの構造とクッキーの焼成で生じる成分の関係

研究チームは、植物に含まれる成分であるフラボノイドの構造の違いが、クッキーを焼く際のメイラード反応にどう影響するかを調べました。メイラード反応は、糖とアミノ酸などが反応し、焼き色や香りに関わるさまざまな物質を生む反応です。穀物にも含まれるフラボノイドがこの反応に及ぼす影響を知ることが、研究の目的でし…

公開日: 2026年10月04日 21:33

保育施設で水を飲む習慣を育てる — 砂糖入り飲料を減らす多層的プログラムの臨床試験計画 研究論文OpenAlexアメリカ

保育施設で水を飲む習慣を育てる — 砂糖入り飲料を減らす多層的プログラムの臨床試験計画

幼い子どもの肥満は、心血管疾患や非アルコール性脂肪性肝疾患、2型糖尿病につながりうる問題として知られています。著者らは、その主要な危険因子のひとつが砂糖入り飲料(SSB:砂糖で甘くした清涼飲料や甘い乳飲料など)からの砂糖摂取であり、子ども時代のSSB摂取はその後の人生でのSSB摂取や、肥満・むし歯の…

公開日: 2026年10月03日 04:46

腸内細菌がつくる短鎖脂肪酸と「駆出率が保たれた心不全」——総説論文が整理した現状 研究論文OpenAlexアメリカ

腸内細菌がつくる短鎖脂肪酸と「駆出率が保たれた心不全」——総説論文が整理した現状

心不全のうち「駆出率が保たれた心不全(HFpEF)」は、心臓が血液を送り出す力(左室駆出率)は50%以上に保たれているのに、息切れ・倦怠感・むくみといった心不全の症状が現れる病態です。心臓がうまく拡がって血液を受け入れる「拡張機能」の障害が特徴で、著者らによれば、加齢、高血圧、肥満、糖尿病、冠動脈疾…

公開日: 2026年09月25日 08:36

GLP-1受容体作動薬を使う人では、味の感じ方と食べる行動に何が違うのか 研究論文OpenAlexアメリカ

GLP-1受容体作動薬を使う人では、味の感じ方と食べる行動に何が違うのか

GLP-1受容体作動薬(GLP-1RA)は、もともと2型糖尿病の治療薬として開発され、現在は肥満などに対する体重管理にも使われている薬です。研究チームは、この薬を使っている人では食べる量が減り、体重が減ることが知られている一方で、その背景に「味やにおいの感じ方の変化」がどのくらい関わっているのかは十…

公開日: 2026年09月25日 05:02

料理教室 対 栄養カウンセリング、2型糖尿病の血糖管理に効果の差はあるか 研究論文OpenAlexアメリカ

料理教室 対 栄養カウンセリング、2型糖尿病の血糖管理に効果の差はあるか

2型糖尿病の治療では、薬物療法とあわせて食生活の見直しが重要な役割を果たすとされています。食事指導の方法としては、管理栄養士による個別の医療栄養療法(MNT)が広く行われてきましたが、近年は実際に調理を体験しながら学ぶ「料理医学(カリナリーメディスン、CM)」という手法も注目されています。今回紹介す…

公開日: 2026年09月10日 08:44

所得の違いは家庭にある果物・野菜の『形態』にどう表れるのか——4つの研究データから見えたもの 研究論文OpenAlexアメリカ

所得の違いは家庭にある果物・野菜の『形態』にどう表れるのか——4つの研究データから見えたもの

果物や野菜を積極的にとることは健康的な食生活の基本とされていますが、家庭にどのような果物・野菜が置かれているかは、所得によって差があるのではないかという見方があります。ただし、果物・野菜には生鮮だけでなく、冷凍、缶詰、乾燥といった複数の形態があり、これらを一括りに『家にあるかどうか』だけで捉えると、…

公開日: 2026年09月04日 01:26

大豆油とパーム油、脂肪肝への影響に差はあるのか — MAFLD患者を対象とした16週間試験 研究論文OpenAlexアメリカ

大豆油とパーム油、脂肪肝への影響に差はあるのか — MAFLD患者を対象とした16週間試験

食用油に多く含まれるリノール酸という脂肪酸には、体重を減らす取り組みをしていない健康な成人において肝臓の脂肪を減らす働きがあることが、これまでの研究で報告されてきました。では、すでに脂肪肝を抱える人でも同じような変化が起きるのでしょうか。この疑問に答えるため、米国オハイオ州立大学の研究グループが、M…

公開日: 2026年09月03日 08:28

地中海式ダイエットは減量に効果的? 24カ月追跡の臨床試験結果 研究論文OpenAlexアメリカ

地中海式ダイエットは減量に効果的? 24カ月追跡の臨床試験結果

「地中海式食事」と聞くと、なんとなく体によさそうなイメージを持つ人は多いのではないでしょうか。オリーブオイルや魚、野菜を多く使うこの食事パターンは、慢性疾患のリスクを下げる可能性が報告されてきました。では、減量を目指す人がこの食事法を取り入れたら、カロリー制限中心のダイエットより痩せやすいのでしょう…

公開日: 2026年08月22日 12:32

肝硬変とアミノ酸の質、生存率との関係を調べた研究 研究論文OpenAlexアメリカ

肝硬変とアミノ酸の質、生存率との関係を調べた研究

肝臓の病気になると、タンパク質の摂り方に気をつけるよう言われることがあります。でも「タンパク質の量」だけでなく「アミノ酸の種類のバランス」も関係しているとしたら、どうでしょうか。今回紹介するのは、肝硬変の患者さんを対象に、食事から摂るアミノ酸の組成と、その後の生存との関係を調べた研究です。

公開日: 2026年08月22日 11:31

更年期移行期の代謝変化を早期にとらえる意義とは 栄養・生活習慣アプローチを整理した総説 研究論文OpenAlexアメリカ

更年期移行期の代謝変化を早期にとらえる意義とは 栄養・生活習慣アプローチを整理した総説

更年期というと「閉経後の体調変化」というイメージを持つ方が多いかもしれません。しかし、実際にはその前段階である「更年期移行期(パリメノポーズ)」の時点で、すでに代謝面での重要な変化が始まっている可能性があります。今回紹介するのは、この更年期移行期におけるホルモン変動と代謝・心血管代謝リスクの変化を整…

公開日: 2026年08月20日 01:29

肝臓の脂肪を短期間で減らすと血管の状態は変わる? 食事介入研究の紹介 研究論文OpenAlexアメリカ

肝臓の脂肪を短期間で減らすと血管の状態は変わる? 食事介入研究の紹介

脂肪肝というと肝臓だけの問題と思われがちですが、近年では心臓や血管の健康とも関わりがあるのではないかと注目されています。特に「代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)」と呼ばれる、肝臓に脂肪がたまるタイプの病態は、心血管疾患のリスクを高める可能性が指摘されてきました。しかし、食事を工夫して肝臓の中…

公開日: 2026年08月16日 00:29