研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
乾燥食品にひそむ微生物リスクをどう見極めるか——即食食品向けリスク評価の枠組みを考える研究
ドライフルーツや乾燥野菜、乾燥ハーブ・スパイスは、そのまま食べたり料理の仕上げに使ったりする即食(RTE)食品の材料として広く使われています。こうした乾燥原料は水分が少ないため保存性が高いイメージがありますが、実は微生物学的な汚染がまったく起きないわけではありません。乾燥という工程そのものが病原菌を…
公開日: 2026年09月10日 08:53
インゲンマメの種皮模様と栄養成分は品種と栽培環境でどう変わるのか
インゲンマメ(Phaseolus vulgaris L.)は、世界中で人が直接食べる豆類の中でも消費量の多い作物であり、多くの地域で重要な栄養源となっています。豆の種類によって種皮の色や模様はさまざまですが、その見た目の違いと、たんぱく質やミネラルといった栄養成分との関係は、これまで十分に整理されて…
公開日: 2026年09月09日 04:48
洗浄後もレタスに残る大腸菌はなぜ抗生物質に強くなるのか——発酵ネイビービーン抽出物とその由来ペプチドを使った研究
野菜や果物についた細菌を落とすために、私たちは水で洗うという行為を当たり前のように行っています。ところが、洗浄で取り除ける菌はごく一部にすぎず、表面に残り続ける菌がいることは意外と知られていません。今回紹介する研究は、レタスの表面に付着した大腸菌が、洗浄という『物理的な力』にさらされることで、抗生物…
公開日: 2026年09月07日 06:43
福島の森でキノコ栽培は再開できるか 露地の菌床栽培2種で放射性セシウムを測定
キノコは山の恵みとして親しまれてきた食材ですが、2011年の福島第一原発事故以降、放射性セシウムによる汚染が野外での栽培や採取を難しくしてきました。特に、土壌や落ち葉に直接触れる形で屋外に菌床を置く「露地の菌床栽培」については、キノコがどれくらい放射性セシウムを取り込むのかが十分にわかっておらず、栽…
公開日: 2026年09月02日 06:28
鶏卵・アヒル卵の次亜塩素酸ナトリウム洗浄、微生物対策と卵殻膜への影響を調査
スーパーで買う卵は、殻の表面にさまざまな微生物が付着していることがあります。そのため洗浄・消毒の工程が用いられることがありますが、消毒液の濃度によっては卵の内部を守る「卵殻膜」という薄い膜にダメージを与える可能性も考えられます。今回紹介する研究は、バングラデシュで消費されている鶏卵とアヒル卵を対象に…
公開日: 2026年08月12日 00:27
生鮮果実の表面から多剤耐性の腸球菌を検出、研究報告
果物は日々の食生活の中で、ビタミンやミネラルなどの栄養素を摂るために欠かせない食品です。しかし、その表面には目に見えない微生物が付着していることがあり、なかには健康に影響を及ぼしうる細菌が含まれる可能性も指摘されています。今回紹介する研究は、市販されている生鮮果実の表面から、抗生物質が効きにくい「多…
公開日: 2026年08月08日 13:33
米の農薬残留、洗浄と調理でどこまで減らせる? 品種別に調べた研究
お米は炊く前に研いだり、時には浸水させたりと、下ごしらえの過程がある食品です。こうした調理の工程が、もし米に残っている農薬の量を減らす効果を持っているとしたら――そんな視点から行われた研究が、学術誌「フード・アディティブス・アンド・コンタミナンツ パートA」に2026年07月に掲載予定です。農業や家…
公開日: 2026年07月27日 02:27
食品添加物はなぜ『禁止』になるのか?―二酸化チタンと臭素化植物油をめぐる規制の違いを読み解くレビュー論文
コンビニのお菓子や加工食品のパッケージ裏に並ぶ、聞き慣れないカタカナの成分名。食品添加物は、食品の安全性を保ったり、色や食感を整えたり、栄養面を補ったりする目的で、世界中の加工食品に幅広く使われています。各国の規制当局はこれらの物質を厳しく管理しており、市場に出る前には安全性の詳細な評価が求められま…
公開日: 2026年07月08日 01:26
ビタミンDの「計り方」が食の常識を変える
「ビタミンDが不足しがち」という話を耳にしたことがある方も多いでしょう。しかし実は、私たちが食事から摂っているビタミンDの量を正確に把握するのは、思いのほか難しいことが専門家の間で長年の課題となっています。最新の研究が、その謎に迫る重要な一歩を踏み出しました。
公開日: 2026年05月31日 02:07