研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
赤トウガラシの種子タンパク質を、微細化処理とパルス電界処理の組み合わせで改質する試み
赤トウガラシを加工すると大量の種子が残りますが、その多くは十分に活用されていません。論文によると、先行研究ではトウガラシの種子はおよそ16〜21%のタンパク質を含み、必須アミノ酸も多いことが報告されており、植物性タンパク質の供給源として期待されています。
公開日: 2026年10月15日 06:26
サウジの伝統菓子クレイジャに、スーダンの発酵ソルガム食品フル・ムルを加えた研究
クレイジャは、サウジアラビアのカシーム地方で親しまれてきた伝統的な焼き菓子です。小麦粉、砂糖、乳、油脂などで作った生地に、香辛料を効かせた甘い詰め物を包んで焼きます。外側はさくっとし、中はしっとりとした食感が特徴です。
公開日: 2026年10月14日 23:38
コーヒー由来ポリフェノールを結合させた乳ペプチドの性質変化と、ルテインの光安定性への影響
ペプチドは、アミノ酸が短くつながった物質です。乳に含まれるタンパク質から得られるペプチドは、食品素材として利用されています。研究チームは、こうした乳由来のペプチドに、コーヒーに多く含まれるポリフェノールの一種「クロロゲン酸」を化学的に結合させると、ペプチドの構造や性質がどう変わるかを調べました。
公開日: 2026年10月12日 09:32
冷蔵中のライムの品質低下を抑える食べられるコーティング材の研究
ライムの果実は低温で貯蔵すると「低温障害(チリングインジャリー)」と呼ばれる傷みが起こりやすい果物です。低温障害とは、凍るほどではない低い温度にさらされたことで果実の組織が傷んでしまう現象を指します。研究チームは、この低温障害が起きると果実に酸化ストレスがかかり、細胞を包む膜が傷み、果肉が早く柔らか…
公開日: 2026年10月04日 05:46
収穫前の葉面散布と天然コーティングでウチワサボテン果実の鮮度を保つ試み
ウチワサボテン(Opuntia ficus-indica L. Mill.)の果実は、いわゆるプリックリーペア(和名のひとつはウチワサボテンの果実)として知られています。著者らによれば、この果実は非常に傷みやすく、収穫後の急速な劣化によって貯蔵できる期間が短く、商業的な流通も大きく制限されてしまいま…
公開日: 2026年10月04日 04:58
ザクロの皮から取り出したポリフェノールを、オレンジの皮やペクチンで包む——保存と焼成での安定性を調べた研究
ザクロ(Punica granatum L.)の皮は果実全体の重さの約40〜50%を占め、ジュースを搾る工程でふつうは廃棄されます。著者らは、FAOの推計として、工業的なザクロ加工の現場から年間およそ150万トンの廃棄物が生じると紹介しています。ところがこの皮には、エラジタンニンやガロタンニン、フラ…
公開日: 2026年10月02日 04:53
地中海の樹木カロブ(イナゴマメ)の成分と働きを整理した総説
イナゴマメ(学名 Ceratonia siliqua L.、英語ではカロブツリーと呼ばれます)は、マメ科の常緑樹で、もともと地中海沿岸が原産地です。現在は世界各地で栽培が広がっています。古くから家畜のえさや天然の甘味料として利用されてきた植物ですが、著者らによれば、近年は栄養面・医薬面・産業面で多機…
公開日: 2026年10月01日 21:28
卵白タンパク質の繊維化とγ-シクロデキストリンの濃度が水中油滴エマルションに与える影響
卵白タンパク質は、ゲル化や泡立ち、乳化といった加工上有用な性質を備えた食品素材です。しかし天然のままでは、分子が球状に折りたたまれて内部の疎水性の部分(油になじみやすい領域)が表面に出にくく、油と水の境界で働く力が制限されると考えられてきました。そこで用いられるのが「繊維化(フィブリル化)」です。酸…
公開日: 2026年09月30日 05:38
ドゥーム果実の粉末を加えたオーツ麦クッキー――栄養価と品質の両立を探る研究
食物繊維やミネラル、抗酸化性をもつ植物成分を、人工的な強化剤ではなく自然由来の素材から補う試みが、穀物加工食品の分野で関心を集めています。焼き菓子は日常的に食べられ、配合を調整しやすいため、こうした素材を取り入れる場として適していると著者らは述べています。
公開日: 2026年09月30日 04:32
低温流通と「拮抗微生物」を組み合わせたカット野菜・カットフルーツの鮮度保持——総説論文が整理した仕組みと課題
皮をむいて切り分けたカットフルーツやカット野菜は、食べやすく栄養も期待できることから広く親しまれています。しかし著者らは、加工から低温流通(コールドチェーン)に至る過程で、微生物による汚染と果肉自体の生理的な劣化が起こりやすく、品質の低下と日持ちの短縮につながると指摘しています。
公開日: 2026年09月27日 07:39
マンゴーの品質を光で測る — 近赤外スペクトルと関数データ解析による化学成分の予測
マンゴーはビタミンCやビタミンA、食物繊維を豊富に含み、カリウムやマグネシウムなどのミネラル、ポリフェノールをはじめとする生体活性成分も多く含む果実として知られています。著者らによれば、サウジアラビアでは特に南西部の気候が栽培に適しており、農業経済の多様化や地方の発展にとって重要な作物でもあります。
公開日: 2026年09月26日 23:01
紫外線UV–Cの照射でイチゴの日持ちはどう変わるか——常温保存での品質を調べた研究
イチゴ(Fragaria × ananassa Duch.)は収穫後に傷みやすい果実で、日持ちのしにくさが流通のうえでの制約になっています。研究チームは、この課題に対して紫外線の一種であるUV–C光の照射が有効かどうかを確かめようとしました。
公開日: 2026年09月26日 06:27