研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
フィリピン・スピナッチ(Talinum fruticosum)を練り込んだ乾燥スナック「クロペック」の開発と評価
世界では栄養不足と過体重・肥満が同時に存在する「栄養の多重負荷」が広がっており、研究チームは論文の冒頭で、世界の子どもの約4分の1が低身長(発育阻害)であり、成人の3人に1人、子どもの10人に1人が過体重または肥満で、約9割の国が複数の栄養問題を抱えているという状況を紹介しています。こうした背景のも…
公開日: 2026年10月02日 07:23
ミツバベンケイソウの若い葉で、発育段階によって変わる成分と働き
食用植物として知られるミツバベンケイソウ(Hylotelephium verticillatum)は、葉の成分が育つ過程でどのように変化するのかがよく分かっていませんでした。研究チームは、発芽して最初に出る本葉(第1本葉)と、その次に出る本葉(第2本葉)を取り上げ、成長のごく初期の段階で含まれる成分…
公開日: 2026年09月28日 05:07
内陸の養魚池はどう環境の変化に向き合っているか──フィリピン・キリノ州の池経営者100人への調査
水産養殖は世界の食料供給と地域経済を支える柱のひとつになりつつある一方で、水質の悪化や気候に関わる負荷など、さまざまな環境の問題にさらされています。著者らは、フィリピンにおけるこれまでの養殖研究が沿岸部や大規模な生産地帯に集中してきたことを指摘し、内陸部の養魚池がほとんど調べられてこなかったと述べて…
公開日: 2026年09月23日 07:13
イネの生育と土壌の炭素・温室効果ガスを一緒に計算する──作物モデルORYZAの新モジュール
水田でのイネ栽培は、人間活動に由来するメタン(CH₄)のおよそ1割を占めるとされ、温室効果ガス(GHG)の排出削減を考えるうえで重要な対象です。研究チームは、こうした排出量を場所や管理方法の違いも含めて詳しく見積もるには、土壌や作物のしくみを式で表す「プロセスベースモデル」が必要だと述べています。
公開日: 2026年09月14日 17:33
ヒマラヤの在来米はいま何品種残っているのか——ネパール特産米をめぐる60年の記録
お米と聞くと日本ではコシヒカリのような品種名を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、世界にはその土地の気候や食文化に合わせて何世代にもわたり栽培され続けてきた「在来品種」の米が数多く存在します。ヒマラヤ山脈のふもとに広がるネパールもその一つで、標高差の大きい地形の中で寒さに強い高地の在来米や乾燥に強…
公開日: 2026年09月05日 19:34
余ったご飯がナゲットに?米を主原料にした「ライスナゲット」の受容性を調べた研究
食べ残しや作りすぎで余った白いご飯を、そのまま捨てずに別の料理に作り替えられたら――という発想から生まれたのが、今回紹介する研究です。フィリピンのシティ・カレッジ・オブ・アンジェレスのGeraldine D. Pili氏、Aira Joyce V. Tumang氏、Marvin C. Punsala…
公開日: 2026年09月03日 10:22
ジャックビーン豆粉はティラピアの飼料になるのか? 添加量と成長・腸への影響を調べた研究
豆類やマメ科植物は、タンパク質や炭水化物を豊富に含むことから、家畜や養殖魚のエサ(飼料)の原料として注目されることがあります。中でも「ジャックビーン(Canavalia ensiformis)」は、栄養価の高さが知られながらも、あまり利用が進んでいない植物だとされています。もしこの豆を魚の飼料原料と…
公開日: 2026年07月09日 23:25