研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
個人の遺伝・分子情報に基づく栄養介入は「生物学的な老化」に働きかけられるか——人を対象とした研究を整理したスコーピングレビュー
食事や栄養素への反応は人によって異なります。この個人差を遺伝子や代謝の特徴から読み解き、一人ひとりに合った食事や栄養補助成分(ニュートラシューティカル)を提案しようとする分野は「精密栄養」「ニュートリゲノミクス」と呼ばれ、近年注目されています。
公開日: 2026年09月25日 05:29
食料不安の深刻さと家庭の食料購入の変化――ペルー全国調査(ENAHO 2025)の分析
食料不安とは、必要な食べ物を十分に手に入れられない状態を指します。著者らは、この食料不安が食べ物を手に入れられるかどうかだけでなく、実際に購入する量にも影響しうると述べています。ただし、ペルーにおいて食料不安が果物や野菜といった個別の食品グループの購入とどう関係しているかについては、これまで得られて…
公開日: 2026年09月24日 17:27
マテ茶とコーヒー果皮でつくるコンブチャ、発酵の道筋はどう違うのか
紅茶を発酵させてつくる発酵飲料コンブチャは、近年では紅茶以外の素材を使う試みも研究されています。今回紹介する研究は、南米で親しまれているマテ茶と、コーヒー豆を精製する際に出るコーヒー果皮という二つの素材を使い、同じ条件でコンブチャを発酵させたときに、飲料の成分や微生物の顔ぶれがどのように違ってくるの…
公開日: 2026年09月04日 00:25
テンペ発酵をタルウィと赤キヌアで試すと? アンデス産作物によるテンペ型発酵の菌増殖・食感・代謝物を調べた研究
テンペは、大豆をRhizopus属のカビで発酵させて作る伝統的な発酵食品です。近年、大豆以外の原料でテンペを作る試みが注目されており、その候補として南米アンデス地方由来の作物であるタルウィ(Lupinus mutabilis、品種名「Cholo Fuerte」)と赤キヌア(Chenopodium q…
公開日: 2026年08月27日 14:29
ブドウ蒸留酒の香りを左右する『発酵をどこで止めるか』——トロンテル種を用いた研究
ピスコやグラッパのような香り高いブドウ蒸留酒は、ブドウ果汁を発酵させたのち蒸留してつくられます。この際、酵母による発酵を途中で人為的に止める『発酵停止』という工程が使われることがあり、これによって果汁に残る糖分や酵母の代謝状態、香りのもとになる揮発性成分(前駆体)の量が変わってきます。ただし、発酵を…
公開日: 2026年08月27日 00:37
アンデスの雑穀「発芽」を科学で最適化する ― グルテンフリー食品への応用を探る研究
キヌアという名前は最近すっかり定着しましたが、同じアンデス地方には「カニワ」や「キウィチャ」といった、あまり知られていない擬似穀物も存在します。これらは小麦などの穀物とは植物学的に異なるものの、穀物のように調理・加工できることから「擬似穀物」と呼ばれています。今回紹介する論文は、こうしたアンデス擬似…
公開日: 2026年07月19日 21:32