研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

脳卒中後の嚥下調整食をどれだけ食べられたかと、退院時・90日後の生活機能との関連を調べた研究 研究論文OpenAlex

脳卒中後の嚥下調整食をどれだけ食べられたかと、退院時・90日後の生活機能との関連を調べた研究

脳卒中のあとには、飲み込む力が弱まる「嚥下障害」がよく起こります。嚥下障害があると、食べ物や飲み物が気管に入って起こる誤嚥性肺炎の危険が高まり、食事量が減って脱水や低栄養にもつながりやすくなります。そこで病院では、食べ物のかたさや粘り、まとまりやすさを調整した「嚥下調整食」がよく処方されます。

公開日: 2026年10月19日 05:21

柑橘の皮に含まれるポリメトキシフラボノイドがSIRT1の働きを高める仕組みを分子レベルで調べた研究 研究論文OpenAlex

柑橘の皮に含まれるポリメトキシフラボノイドがSIRT1の働きを高める仕組みを分子レベルで調べた研究

SIRT1(サーチュイン1)は、体内でつくられる酵素です。NAD⁺という補酵素を使い、タンパク質に付いた「アセチル基」という小さな目印を外す反応(脱アセチル化)を担います。老化に関わる多くの代謝の仕組みを調節するとされ、低分子化合物によるSIRT1の活性化は、老化に関連する健康上の利点と結びつけて研…

公開日: 2026年10月09日 06:04

関節リウマチ患者を対象に、ベルト電極による電気刺激と栄養管理を組み合わせた6か月の外来リハビリの実施可能性と安全性を検討したパイロット研究 研究論文OpenAlex

関節リウマチ患者を対象に、ベルト電極による電気刺激と栄養管理を組み合わせた6か月の外来リハビリの実施可能性と安全性を検討したパイロット研究

関節リウマチは、関節に炎症が起こる病気です。薬による治療は大きく進歩しましたが、患者の多くには、筋肉の量が減り筋力が落ちる「サルコペニア」がみられます。著者らによると、その主な背景には加齢、慢性的な炎症、ステロイド薬の繰り返しの使用、体を動かす機会の減少があります。サルコペニアを伴う関節リウマチの患…

公開日: 2026年10月09日 06:00

高齢者の食事で炭水化物と脂質のバランスは総合的なフレイルとどう関係するか:京都府亀岡市の約5700人の調査 研究論文OpenAlex

高齢者の食事で炭水化物と脂質のバランスは総合的なフレイルとどう関係するか:京都府亀岡市の約5700人の調査

フレイルとは、加齢にともなって体の予備力が落ち、ストレスや病気から回復しにくくなった状態を指します。筋力や身体機能の低下だけでなく、認知機能や気分、人との交流といった心と社会の面も含む幅広い概念で、介護が必要になることや入院、死亡の増加と関連することが知られています。早く気づけば進行を遅らせたり防い…

公開日: 2026年10月09日 01:27

婦人科がんの化学療法中の食欲低下と、食事摂取量・生活の質との関連を調べた前向き観察研究 研究論文OpenAlex

婦人科がんの化学療法中の食欲低下と、食事摂取量・生活の質との関連を調べた前向き観察研究

婦人科がんの治療では、近年治療法が進歩した現在も、細胞傷害性の抗がん剤による化学療法が標準的な選択肢です。化学療法中は吐き気や味覚の変化など、食欲低下につながる症状がよく起こります。食欲低下は食事量の減少や生活の質(QOL)の低下と関係することが知られていますが、これまでの研究の多くは進行がんの患者…

公開日: 2026年10月08日 05:26

残っている歯の数と高齢者の機能低下・体重減少、たんぱく質摂取はその間をつなぐのか 研究論文OpenAlex

残っている歯の数と高齢者の機能低下・体重減少、たんぱく質摂取はその間をつなぐのか

歯を失うと噛みにくくなり、肉や魚などたんぱく質を含む食品を食べる量が減ると考えられています。これまでの研究でも、歯の数が少ない高齢者はたんぱく質の摂取量が少なく、身体機能が低い傾向が報告されてきました。筋肉の主成分はたんぱく質であるため、「歯が少ない→たんぱく質が不足する→筋肉や体力が落ちる→生活機…

公開日: 2026年10月07日 06:04

加熱殺菌したビフィズス菌はサルコペニアの筋力を改善するか――24週間のランダム化比較試験 研究論文OpenAlex

加熱殺菌したビフィズス菌はサルコペニアの筋力を改善するか――24週間のランダム化比較試験

加齢とともに筋肉の量と力が落ちていく状態を「サルコペニア」と呼びます。虚弱や生活動作の障害、死亡リスクの上昇と強く結びつくため、高齢化が進む社会では大きな課題です。対策の柱は筋力トレーニングと栄養の改善ですが、持病があったり続けるのが難しかったりする高齢者では、効果が限られる場合があると論文は指摘し…

公開日: 2026年09月30日 08:39

クロスカントリースキー選手における4週間のグルタミン摂取と腸内細菌叢の変化 研究論文OpenAlex

クロスカントリースキー選手における4週間のグルタミン摂取と腸内細菌叢の変化

腸内細菌叢は、代謝の調節や免疫の働き、腸の粘膜が異物を通しにくく保つ「腸管バリア機能」の維持に関わるとされ、近年はアスリートの健康や運動能力に影響する要因としても注目されています。クロスカントリースキーは長時間の練習と高いエネルギー消費を伴う持久系競技で、こうした負荷が消化管の働きや腸内細菌の構成に…

公開日: 2026年09月30日 05:12

高用量NMNを24週間摂取した高齢者の無作為化比較試験——血中NAD⁺は大きく増加、身体機能への効果は限定的 研究論文OpenAlex

高用量NMNを24週間摂取した高齢者の無作為化比較試験——血中NAD⁺は大きく増加、身体機能への効果は限定的

加齢とともに体内で減っていくと考えられている補酵素NAD⁺(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)は、エネルギー代謝やDNA修復など多くの生命活動に関わります。その材料となる物質がNMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)で、ビタミンB3の派生物として、ブロッコリーやキュウリ、枝豆などにわずかに含まれ…

公開日: 2026年09月27日 19:39

L-プロリンを1日最大12グラム、4週間とった場合の安全性を調べた試験 研究論文OpenAlex

L-プロリンを1日最大12グラム、4週間とった場合の安全性を調べた試験

L-プロリンは、肉や乳製品、卵など日常の食品に含まれるアミノ酸で、体内でもアルギニンやグルタミンなどからつくられます。たんぱく質の材料になるだけでなく、グルタミン酸の前駆体としても働き、皮膚や血管、結合組織の主成分であるコラーゲンに多く含まれる成分でもあります。

公開日: 2026年09月25日 15:11

ウェアラブル端末を用いた生活習慣プログラムが高齢者の認知・身体機能に与える影響を調べた無作為化試験 研究論文OpenAlex

ウェアラブル端末を用いた生活習慣プログラムが高齢者の認知・身体機能に与える影響を調べた無作為化試験

認知機能の低下を防ぐ取り組みとして現在もっとも有力とされているのが、運動・睡眠・栄養など複数の領域に同時に働きかける「多領域生活習慣プログラム」です。ただし研究チームは、こうしたプログラムが対面での集中的な指導を前提としており、多くの人に広げるのが難しいという課題を挙げています。

公開日: 2026年09月24日 21:40

災害・感染症流行時に向けた「栄養バランスのとれた献立」づくり――ホテル療養施設での事例研究 研究論文OpenAlex

災害・感染症流行時に向けた「栄養バランスのとれた献立」づくり――ホテル療養施設での事例研究

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行期、日本では病床が不足したため、症状の軽い患者がホテルに滞在して療養する仕組みがとられました。しかし、そこで提供される食事の栄養価が乏しいという報告がありました。ホテルの従業員は、回復期にある人に向けて栄養バランスを考えた食事を用意した経験がなかった…

公開日: 2026年09月18日 09:48