研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

ローズヒップ由来成分ティリロシド、腹部内臓脂肪への影響を検証したランダム化比較試験 研究論文OpenAlex

ローズヒップ由来成分ティリロシド、腹部内臓脂肪への影響を検証したランダム化比較試験

ローズヒップ(バラの実)に含まれる「ティリロシド」というポリフェノールの一種が、内臓脂肪に関わる可能性があるとして研究が続けられている。過去には肥満予備群を対象にした研究で、腹部の総脂肪面積や内臓脂肪面積を減らしたとの報告もあったが、その根拠となるデータはまだ限られているという。今回、日本の過体重の…

公開日: 2026年09月08日 21:34

ワカサギ漁の「網の中にいる時間」は鮮度にどう影響するか——霞ヶ浦での比較研究 研究論文OpenAlex

ワカサギ漁の「網の中にいる時間」は鮮度にどう影響するか——霞ヶ浦での比較研究

ワカサギ(Salangichthys microdon)は寿命1年ほどの小型魚で、市場では1キログラムあたり3000円を超えることもある地域経済上重要な魚種です。国内では北海道から九州まで分布し、2023年の国内漁獲量201トンのうち、茨城県の霞ヶ浦での漁獲が約2割を占めるとされています。もともと汽…

公開日: 2026年09月08日 20:37

妊娠糖尿病の食事療法、食べる順番と炭水化物の分割摂取でケトン尿が改善したという報告 研究論文OpenAlex

妊娠糖尿病の食事療法、食べる順番と炭水化物の分割摂取でケトン尿が改善したという報告

妊娠糖尿病と診断されると、食後の血糖値を上げないようにと炭水化物を極端に減らしてしまう妊婦が少なくありません。しかしエネルギーや炭水化物が不足すると、体は脂肪を分解してケトン体という物質を作り出し、尿中にケトン体が検出される「ケトン尿」という状態になります。ケトン体は胎児に影響しうる物質とされ、母体…

公開日: 2026年09月08日 07:30

タイ北部のマンゴーから検出された農薬残留、日本の研究者も参加した調査で急性・慢性リスクを評価 研究論文OpenAlex

タイ北部のマンゴーから検出された農薬残留、日本の研究者も参加した調査で急性・慢性リスクを評価

マンゴーは追熟すると皮ごと手軽に食べられる人気の果物ですが、栽培過程では害虫や病気を防ぐために農薬が繰り返し散布されることがあります。タイ北部下部地域(ピチット県、ピッサヌローク県、ペッチャブーン県)で生産される「ナムドークマイ」種のマンゴーを対象に、農薬残留の実態と、それを食べた場合の健康リスクを…

公開日: 2026年09月08日 06:23

モモアレルギーの新たな手がかり:GRPやLTPに反応しない患者で見つかった未知のタンパク質「FKBP20-1」 研究論文OpenAlex

モモアレルギーの新たな手がかり:GRPやLTPに反応しない患者で見つかった未知のタンパク質「FKBP20-1」

モモを食べてアレルギー症状が出る場合、これまでの研究では「ジベレリン制御タンパク質(GRP、Pru p 7)」や「脂質輸送タンパク質(LTP、Pru p 3)」というタンパク質に対する感作(IgE抗体ができている状態)が、重い全身症状を起こしやすい患者を見分ける手がかりとされてきました。GRPは日本…

公開日: 2026年09月08日 05:26

豆腐が固まる仕組みを見直し、アレルギー対応食品などへの応用を探る研究 研究論文OpenAlex

豆腐が固まる仕組みを見直し、アレルギー対応食品などへの応用を探る研究

豆腐は日本で古くから食べられてきた食品ですが、大豆のタンパク質がなぜ、どのようにして固まるのかという基本的な仕組みや、その仕組みを応用した新しい食品づくりの可能性については、まだ検討の余地が残されているテーマです。今回紹介する研究では、豆腐が固まる分子レベルの仕組みを改めて調べ直すとともに、その知見…

公開日: 2026年09月07日 05:43

豆腐を『素材科学』として捉え直す ― 日本食品科学工学会シンポジウムが示す大豆加工研究の新方向 研究論文OpenAlex

豆腐を『素材科学』として捉え直す ― 日本食品科学工学会シンポジウムが示す大豆加工研究の新方向

豆腐は日本の食卓に古くから根付いてきた大豆加工食品ですが、その製造現場を支えてきた豆腐製造施設の数は、現在約2,000にまで減少しているといいます。この数字は、豆腐業界が大きな転換点に立たされていることを示すものであり、同時に豆腐研究そのものにも新しい方向性が求められていることを意味しています。こう…

公開日: 2026年09月07日 05:27

アジの鮮度はなぜ突然崩れるのか──腐敗の裏側を微生物と代謝物から追った研究 研究論文OpenAlex

アジの鮮度はなぜ突然崩れるのか──腐敗の裏側を微生物と代謝物から追った研究

冷蔵庫に入れておいた魚が、ある時点を境に急に生臭くなる経験は多くの人にあるはずです。魚の腐敗は微生物の増殖によって進むことは知られていますが、どの微生物がいつ主役交代し、どんな仕組みで臭いのもとになる物質が作られるのかは、実はまだ十分に解明されていませんでした。今回、日本のマアジ(Trachurus…

公開日: 2026年09月07日 04:52

藻類スピルリナから見つかった新規ペプチド、糖代謝関連酵素を阻害する可能性を報告 研究論文OpenAlex

藻類スピルリナから見つかった新規ペプチド、糖代謝関連酵素を阻害する可能性を報告

近年、世界的に2型糖尿病の患者数が増え続けており、副作用の少ない治療法や予防的なアプローチへの関心が高まっています。血糖値の調節に関わる酵素のひとつがDPP-IV(ジペプチジルペプチダーゼ-IV)で、これを阻害する薬(グリプチン系薬剤)は既に糖尿病治療で使われていますが、消化器症状やアレルギー反応な…

公開日: 2026年09月07日 04:46

水産物や脂肪酸の摂取量と加齢による難聴に関連はあるか、日本の大規模調査から 研究論文OpenAlex

水産物や脂肪酸の摂取量と加齢による難聴に関連はあるか、日本の大規模調査から

魚介類に多く含まれるn-3系多価不飽和脂肪酸には、炎症を抑えたり酸化ストレスを軽減したりする働きがあると考えられており、加齢に伴う難聴(加齢性難聴)を防ぐ可能性が以前から議論されてきました。加齢性難聴は聞こえにくさそのものだけでなく、認知症や社会的孤立、生活の質の低下とも関連が指摘される身近な健康課…

公開日: 2026年09月07日 03:42

腸内のビフィズス菌はDNAを取り込んで自らのゲノムを書き換える? 日本主導の研究が明らかにした「自然形質転換」の仕組み 研究論文OpenAlex

腸内のビフィズス菌はDNAを取り込んで自らのゲノムを書き換える? 日本主導の研究が明らかにした「自然形質転換」の仕組み

ヒトの腸内には数多くの細菌がすみついていますが、それらは単に増えたり減ったりするだけでなく、時に他の細菌からDNAを取り込み、自らの遺伝情報を書き換えていることがあります。こうした遺伝子の水平伝播は細菌の多様化を進める要因として知られていますが、ヒトの腸に共生する細菌において、染色体規模の大きな変化…

公開日: 2026年09月06日 06:23

食事パターンと腸内細菌のタイプ、組み合わせで見るとフレイルの差が9倍に――京丹後の高齢者研究 研究論文OpenAlex

食事パターンと腸内細菌のタイプ、組み合わせで見るとフレイルの差が9倍に――京丹後の高齢者研究

高齢期の心身の衰え「フレイル」には、食事の内容と腸内細菌の状態がそれぞれ関わることがこれまでの研究で示されてきました。しかし、この二つを同時に調べ、食事と腸内細菌がどのように絡み合ってフレイルに関係しているのかを検討した研究は、アジアの集団では十分に行われていませんでした。今回、京都府北部の長寿地域…

公開日: 2026年09月06日 04:49