研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

カチョカヴァッロチーズのカビに対するローズマリー、オレガノ、ローレル精油の抗カビ作用を調べた研究 研究論文OpenAlexイタリア

カチョカヴァッロチーズのカビに対するローズマリー、オレガノ、ローレル精油の抗カビ作用を調べた研究

カチョカヴァッロは、加熱した生地を練って伸ばす「パスタ・フィラータ」製法で作られるイタリアの伝統的なセミハードチーズです。熟成と保管の間に表面へカビが生えると、風味や保存期間が損なわれます。カビの種類や株によっては、カビ毒(マイコトキシン)を作るおそれもあります。

公開日: 2026年10月19日 09:12

イタリアの人々は食事からどれくらいニッケルをとっているのか:公的検査データを用いた年齢別の長期摂取量評価 研究論文OpenAlexイタリア

イタリアの人々は食事からどれくらいニッケルをとっているのか:公的検査データを用いた年齢別の長期摂取量評価

ニッケルは土壌や水などに広く存在する金属です。一般の人にとっては、職業上の接触よりも、食事から体に入る量が主になると考えられています。豆類、ナッツ、穀物、カカオ製品、葉物野菜など植物性の食品は、土や水からニッケルを取り込みやすいことが知られています。

公開日: 2026年10月07日 04:45

香辛料にとどまらないオレガノ——生物活性成分をめぐる研究の視点 研究論文OpenAlexイタリア

香辛料にとどまらないオレガノ——生物活性成分をめぐる研究の視点

オレガノは、ピザやソース、地中海料理の風味づけに使われる香り高い香辛料として知られています。しかし著者らは、この植物が料理の材料という位置づけを超えて、科学的な関心の対象になっていると紹介しています。

公開日: 2026年09月25日 13:54

処理済み排水でデュラム小麦を育てたとき、医薬品成分はどこまで植物に入るのか 研究論文OpenAlexイタリア

処理済み排水でデュラム小麦を育てたとき、医薬品成分はどこまで植物に入るのか

淡水の不足を和らげる方法として、下水処理場で処理した水(処理済み排水)を農業用水に使う取り組みが注目されています。ただしこの水には、人が使った薬の成分(医薬品由来化合物)がわずかに残ることがあり、土から作物へどう移動するのかが懸念されてきました。

公開日: 2026年09月18日 17:58

バジル精油によるスーシュヴィド調理アカシカ肉の保存性とリステリア抑制を調べた研究 研究論文OpenAlexイタリア

バジル精油によるスーシュヴィド調理アカシカ肉の保存性とリステリア抑制を調べた研究

加工度の低い食品やそのまま食べられる調理済み食品への需要が高まる一方で、食中毒の原因となる病原菌は公衆衛生上の重要な課題として残っています。論文の著者らは、植物由来の精油(エッセンシャルオイル)が抗菌性を持ち、微生物からの保護を高めて保存期間を延ばす有望な天然素材として注目されてきた点を背景に挙げて…

公開日: 2026年09月18日 11:34

生後1000日における食物アレルギー予防をめぐる総説の紹介 研究論文OpenAlexイタリア

生後1000日における食物アレルギー予防をめぐる総説の紹介

この総説は、食物アレルギーの予防を「アレルギーを起こしやすい食べ物を避けること」とだけとらえる考え方を見直し、妊娠の成立からおよそ生後24か月までの「最初の1000日」という期間に注目してまとめられたものです。著者らは、この期間を出生前・周産期(出産前後)・出生後という時期に分け、それぞれの時期にど…

公開日: 2026年09月17日 05:13

枯草菌の脂質ペプチドに、細胞保護と抗菌の二面性 国際研究が分子レベルで解析 研究論文OpenAlexイタリア

枯草菌の脂質ペプチドに、細胞保護と抗菌の二面性 国際研究が分子レベルで解析

食品の保存性を高めたり、健康に役立つ機能性成分を微生物から見つけ出す研究は、天然由来の添加物や機能性食品素材への関心の高まりとともに進んでいます。今回紹介する研究は、バチルス属(Bacillus)の菌が作り出す『リポペプチド(脂質とペプチドが結合した化合物)』という物質に着目し、その細胞への影響や抗…

公開日: 2026年09月07日 03:31

発芽と乳酸菌発酵で小麦粉の残留農薬を減らせるか——圃場試験から見えてきたこと 研究論文DOAJイタリア

発芽と乳酸菌発酵で小麦粉の残留農薬を減らせるか——圃場試験から見えてきたこと

小麦などの穀物に残る農薬の存在は、食の安全を考えるうえで見過ごせないテーマです。農薬は病害虫や雑草から作物を守るために欠かせない一方、収穫された穀粒にどの程度残るのかは、散布のタイミングや方法によって変わります。今回紹介する研究は、実際の圃場(畑)での散布試験と、その後の加工工程による低減効果を組み…

公開日: 2026年07月17日 13:36

非熱処理技術でプロバイオティクスの生存性は高められるか——食品中での安定性を検証したレビュー研究 研究論文DOAJイタリア

非熱処理技術でプロバイオティクスの生存性は高められるか——食品中での安定性を検証したレビュー研究

ヨーグルトや発酵飲料などに含まれる「プロバイオティクス」(腸内環境などに関わるとされる生きた微生物)は、製造・保存の過程で数が減ってしまうことが課題とされています。加熱処理は殺菌や品質保持に役立つ一方で、生きた菌自体にはダメージを与えやすいこともあり、近年は加熱を伴わない「非熱処理技術」を使って菌の…

公開日: 2026年07月14日 15:30

生野菜・サラダに潜むリスク?モロッコの食品衛生調査データが示す傾向 研究論文DOAJイタリア

生野菜・サラダに潜むリスク?モロッコの食品衛生調査データが示す傾向

スーパーやレストランで提供される食品は、国や地域ごとに衛生基準への適合性が検査・監視されています。では、どんな種類の食品が基準を満たしにくく、季節によって傾向は変わるのでしょうか。今回紹介するのは、モロッコのマラケシュ・サフィ地方における食品の微生物学的コンプライアンス(衛生基準への適合状況)を、7…

公開日: 2026年07月02日 15:24