研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

肥満と腸内細菌叢の関係を、中国伝統医学の視点から読み解く総説研究 研究論文OpenAlex中国

肥満と腸内細菌叢の関係を、中国伝統医学の視点から読み解く総説研究

肥満は世界的に増え続けている代謝の問題で、2030年には世界で12億5000万人以上の成人が肥満になると予測されています。食事や運動といった生活習慣の改善が対策の基本とされていますが、それだけでは十分な減量に至らない人も多く、薬物治療や外科手術が検討される場合もあります。GLP-1受容体作動薬などの…

公開日: 2026年09月02日 01:43

ナノプラスチックで悪化するアレルギー性喘息、赤色酵母由来カロテノイド『トルラロドン』研究が示すこと 研究論文OpenAlex中国

ナノプラスチックで悪化するアレルギー性喘息、赤色酵母由来カロテノイド『トルラロドン』研究が示すこと

食品包装などに広く使われるプラスチックは、微細に砕けてナノサイズの粒子(ポリスチレン・ナノ粒子、PS-NPs)として体内に入り込む可能性が指摘されています。腸から吸収されたこうした粒子が、腸内環境を介して肺の炎症にも影響を及ぼす『腸-肺軸』という考え方が近年注目されており、アレルギー性喘息を悪化させ…

公開日: 2026年09月02日 01:39

四級化セルロースナノファイバーで太刀魚の鮮度を守る抗菌フィルム、その実力を検証した研究 研究論文OpenAlex中国

四級化セルロースナノファイバーで太刀魚の鮮度を守る抗菌フィルム、その実力を検証した研究

魚はおいしい反面、傷みやすい食材でもあります。特に太刀魚のように脂質・たんぱく質・水分を多く含む魚は、保管中に微生物が増えたり脂質が酸化したりして品質が急速に低下しやすいとされています。冷蔵・冷凍や真空包装、放射線処理、オゾン処理などさまざまな保存法がある一方で、設備が大掛かりだったり操作が複雑だっ…

公開日: 2026年09月02日 01:28

牧草か稲わらか、羊の育て方が肉質を左右する?ドモン種とモンゴル種で比較した研究 研究論文OpenAlex中国

牧草か稲わらか、羊の育て方が肉質を左右する?ドモン種とモンゴル種で比較した研究

羊肉は世界中で食べられている食材ですが、同じ「羊肉」でも品種や育て方によって成長のしかたや肉の質は変わります。中国内モンゴル農業大学の研究チームは、ドモン種とモンゴル種という2種類の子羊を対象に、与える粗飼料(牧草などの繊維質のエサ)の種類を変えることで、成長のようす、枝肉(食肉処理後の肉のかたまり…

公開日: 2026年09月02日 00:35

キノコの副産物で肉のような食感を作る?大豆タンパク質×コプリヌス・コマータスの押出成形研究 研究論文OpenAlex中国

キノコの副産物で肉のような食感を作る?大豆タンパク質×コプリヌス・コマータスの押出成形研究

大豆を主原料とした代替肉は、押出成形という加工技術によって肉のような繊維状の食感を作り出しています。なかでも「高水分押出成形」は、水分を多く含んだ状態でタンパク質を加熱・混練しながら細長い繊維構造を形成させる方法で、代替肉づくりの中心的な技術として使われています。今回紹介する研究は、この加工工程に食…

公開日: 2026年09月02日 00:34

唐辛子の種を高圧処理で分解すると、黄色ブドウ球菌への抗菌力が高まる酵素加水分解物ができるという研究 研究論文OpenAlex中国

唐辛子の種を高圧処理で分解すると、黄色ブドウ球菌への抗菌力が高まる酵素加水分解物ができるという研究

唐辛子を加工する際、大量に出る種は多くがそのまま廃棄されています。この種にはタンパク質が含まれており、酵素で分解すると抗菌作用を持つペプチド(アミノ酸が短くつながった断片)を得られる可能性があります。ただし、タンパク質はもともと密に折りたたまれた構造をしているため、酵素がうまく入り込めず、分解の効率…

公開日: 2026年09月02日 00:33

植物性乳酸菌が筋肉のもとになる細胞に働きかける仕組み、ビタミンB2とRNA修飾から探る 研究論文OpenAlex中国

植物性乳酸菌が筋肉のもとになる細胞に働きかける仕組み、ビタミンB2とRNA修飾から探る

ヨーグルトや発酵食品に含まれる乳酸菌は、腸内環境を整える働きでよく知られていますが、筋肉の健康にも関わっている可能性が近年注目されています。今回紹介する研究では、Lactiplantibacillus plantarum WY2401という乳酸菌の一種が、マウスの筋肉再生にどのような影響を与えるのか…

公開日: 2026年09月02日 00:28

サクランボの熟れ具合をAIと光でまるごと判定する試み 研究論文OpenAlex中国

サクランボの熟れ具合をAIと光でまるごと判定する試み

サクランボは食べてみるまで、甘いか、硬いか、酸っぱいかが分かりにくい果物です。硬さや糖度、酸味、色、ビタミンCといった品質は、切ったり搾ったりする従来の検査でしか正確に測れませんでした。そこで注目されているのが、果物に光を当てるだけで内部の状態を推定できる可視・近赤外(Vis-NIR)分光法です。た…

公開日: 2026年09月02日 00:27

銀ナノ粒子と海藻由来フィルムで豚肉の鮮度を守り、色の変化で知らせる研究 研究論文OpenAlex中国

銀ナノ粒子と海藻由来フィルムで豚肉の鮮度を守り、色の変化で知らせる研究

食品の傷みをできるだけ防ぎながら、いつが食べ頃の限界かを一目でわかるようにする——そんな『能動的な保存』と『知らせてくれる包装』を両立させる研究が進んでいます。今回紹介するのは、海藻由来の成分であるアルギン酸ナトリウムのフィルムに、銀ナノ粒子を組み込んで豚肉の保存に応用した研究です。中国・吉林大学薬…

公開日: 2026年09月02日 00:25

牛肉を冷凍保存すると硬くなるのはなぜ? お茶に含まれるカテキンの構造がタンパク質保護のカギに 研究論文OpenAlex中国

牛肉を冷凍保存すると硬くなるのはなぜ? お茶に含まれるカテキンの構造がタンパク質保護のカギに

冷凍した肉を解凍すると、生の肉に比べて食感が落ちたり、うまみを含んだ水分(ドリップ)が流れ出たりすることがあります。これは、肉の主成分である「筋原線維タンパク質」が凍結と解凍を繰り返すうちに変性・凝集し、本来の構造を保てなくなることが一因とされています。緑茶などに含まれるポリフェノールの一種「カテキ…

公開日: 2026年09月02日 00:15

乾燥方法の違いがバナメイエビの食感とうま味成分に与える影響を調べた研究 研究論文OpenAlex中国

乾燥方法の違いがバナメイエビの食感とうま味成分に与える影響を調べた研究

エビの乾物は保存性を高める加工食品として世界各地で親しまれていますが、乾燥のさせ方によって食感や風味がどう変わるのかは、意外と体系的に比較されてきませんでした。今回紹介する研究は、中国・寧夏大学食品科学工学院などの研究者らが、バナメイエビ(Pacific white shrimp)を対象に、複数の乾…

公開日: 2026年09月02日 00:07

豚肉サプライチェーンの川下工程が薬剤耐性サルモネラの拡散拠点に、中国での実地調査から 研究論文OpenAlex中国

豚肉サプライチェーンの川下工程が薬剤耐性サルモネラの拡散拠点に、中国での実地調査から

サルモネラ菌による食中毒は世界各地で報告されていますが、抗菌薬が効きにくい耐性菌株が食肉の流通経路のどの段階で増えていくのかは、これまで十分に解明されていませんでした。とくに発展途上国では、豚肉が農場から食卓に届くまでの「川下」にあたる屠畜場や小売市場での実態を追跡した研究は限られていました。今回、…

公開日: 2026年08月31日 21:34