研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

口の中で素早く溶けるフィルムを、ガラクトマンナンとデンプンでつくる ― 素材の構造が性能をどう左右するか 研究論文OpenAlexブラジル

口の中で素早く溶けるフィルムを、ガラクトマンナンとデンプンでつくる ― 素材の構造が性能をどう左右するか

口に入れるとだ液で素早く崩れて有効成分を放出する薄い膜は「口腔内崩壊フィルム(ODF)」と呼ばれ、飲み込みやすく体を傷つけない投与形態として注目されています。論文によれば、こうしたフィルムは厚さがおよそ10〜750マイクロメートルで、その性能は膜をつくる高分子の性質に強く左右されます。

公開日: 2026年09月24日 04:48

給食・集団給食の現場で働く人の「喜び」と「苦しみ」——労働精神力動学から文献を整理した研究 研究論文OpenAlexブラジル

給食・集団給食の現場で働く人の「喜び」と「苦しみ」——労働精神力動学から文献を整理した研究

病院や学校などで大量の食事をつくる現場は、一般に「給食部門(食と栄養のユニット、FNU)」や集団給食サービスと呼ばれます。この研究の著者らは、そこで働く人が仕事に感じる喜び(プラゼール)と苦しみ(ソフリメント)、そして仕事の管理のあり方について、これまでに発表された学術文献を整理することを目的としま…

公開日: 2026年09月21日 07:17

オリーブの葉を活かした3Dプリント製ボトル――オリーブオイルの酸化を抑える包装の研究 研究論文OpenAlexブラジル

オリーブの葉を活かした3Dプリント製ボトル――オリーブオイルの酸化を抑える包装の研究

エキストラバージンオリーブオイルは、不飽和脂肪酸を多く含むため酸化しやすく、保存中に品質が少しずつ低下していきます。研究チームは、この酸化をできるだけ抑える新しい容器をつくれないかと考えました。

公開日: 2026年09月21日 05:01

チーズ由来の乳酸菌をイタリア風サラミに加える——熟成と保存中の挙動を調べた研究 研究論文OpenAlexブラジル

チーズ由来の乳酸菌をイタリア風サラミに加える——熟成と保存中の挙動を調べた研究

発酵食品づくりに欠かせない乳酸菌は、古くから発酵肉製品のスターターカルチャー(発酵を始動させるために加える微生物)として使われてきました。近年は、それに加えて「プロバイオティクス」としての性質をもつ乳酸菌を食品に取り入れる動きが広がっています。プロバイオティクスとは、十分な量を摂取したときに宿主に健…

公開日: 2026年09月20日 06:40

メロン種子とローズマリーを加えたデンプン発泡容器 ― 食品産業の副産物を活かした包装材の研究 研究論文OpenAlexブラジル

メロン種子とローズマリーを加えたデンプン発泡容器 ― 食品産業の副産物を活かした包装材の研究

石油由来のプラスチック包装、とくに使い捨て製品の増加は廃棄物の蓄積を招き、食品産業がその主要な発生源のひとつとされています。こうした背景から、著者らは自然界で分解される「生分解性」の素材に注目しました。なかでもデンプンは、トウモロコシやキャッサバ、小麦、ジャガイモなど身近な植物から得られ、量が豊富で…

公開日: 2026年09月20日 05:39

イボタノキ属の果実が熟すまで——成分と働きの変化をたどった研究 研究論文OpenAlexブラジル

イボタノキ属の果実が熟すまで——成分と働きの変化をたどった研究

イボタノキ属(Ligustrum、モクセイ科)は、中国を原産とする低木・小高木のなかまで、18世紀以降に観賞用として各地へ広まり、現在は生け垣としてよく植えられています。オリーブやライラックと同じ科に属し、その果実には抗酸化や免疫の調節などに関わるとされるさまざまな成分が含まれることが、これまでの研…

公開日: 2026年09月19日 05:54

加熱・水分処理で改質したサツマイモデンプンから、圧縮成形でスナックをつくる試み 研究論文OpenAlexブラジル

加熱・水分処理で改質したサツマイモデンプンから、圧縮成形でスナックをつくる試み

食品の製造では、水や油、合成添加物を使わずに素材をまとめる方法が求められています。粉末を強い力で押し固めて形にする「圧縮成形」は化学・医薬・食品の分野で広く使われていますが、食品の材料は熱や圧力のもとで複雑にふるまうため、応用が難しいとされてきました。

公開日: 2026年09月19日 05:03

トウモロコシデンプンと天然ワックスの食用コーティングがパルマー種マンゴーの保存に与えた影響 研究論文OpenAlexブラジル

トウモロコシデンプンと天然ワックスの食用コーティングがパルマー種マンゴーの保存に与えた影響

マンゴーはクライマクテリック果実と呼ばれる種類の果物で、収穫後も呼吸が活発に続き、追熟が進んで色・香り・風味・食感が変化していきます。研究チームは、こうした生理的変化や輸送中の物理的な傷みによって、収穫から消費者に届くまでの流通過程で多くのマンゴーが失われている点を課題として挙げています。

公開日: 2026年09月18日 06:40

バーバス果実の中果皮からデンプンを取り出す――環境にやさしい6つの方法を比べた研究 研究論文OpenAlexブラジル

バーバス果実の中果皮からデンプンを取り出す――環境にやさしい6つの方法を比べた研究

バーバス(Attalea speciosa)はヤシ科の樹木で、その果実であるバーバスヤシの実はブラジルを中心に広く産出されます。実は外側の薄い外果皮、デンプンを多く含む中果皮、硬い内果皮、そして1〜8個の種子(核)から成りますが、産業として利用されているのはほぼ核だけです。核は実全体の重さのわずか7…

公開日: 2026年09月18日 05:50

ビタミンEカプセルを配合したペクチンフィルム——タンニン酸による架橋が機能と強度に与える影響 研究論文OpenAlexブラジル

ビタミンEカプセルを配合したペクチンフィルム——タンニン酸による架橋が機能と強度に与える影響

食品包装に使われる従来のプラスチックは環境負荷への懸念が大きく、生分解性のある代替材料が求められています。そうした選択肢の一つが「可食フィルム」です。食べられる天然の高分子からつくる薄い膜で、食品を物理的に覆うだけでなく、水分の逃げや酸化といった劣化を遅らせる役割も期待されています。

公開日: 2026年09月18日 05:19

アンデス産ソラマメのデンプン、取り出し方の違いで性質が変わる 研究論文OpenAlexブラジル

アンデス産ソラマメのデンプン、取り出し方の違いで性質が変わる

ソラマメ(Vicia faba L.)は、タンパク質やゆっくり消化されるデンプンを含むマメ科の作物です。論文によれば、ペルーのアンデス地域で伝統的に栽培されてきたソラマメは、栄養価の高さや厳しい土壌・気候条件への強さから見直されつつあります。一方でタンパク質を取り出す加工の副産物として、大量のデンプ…

公開日: 2026年09月18日 05:10

カカオ豆の殻からポリフェノールを取り出す「グリーン抽出」技術を整理した系統的レビュー 研究論文Europe PMCブラジル

カカオ豆の殻からポリフェノールを取り出す「グリーン抽出」技術を整理した系統的レビュー

チョコレートの原料となるカカオの実は、商業的に使われるのは全体の重量のおよそ1割にとどまり、残りの約9割は廃棄物や副産物として捨てられていると著者らは述べています。そのひとつが、カカオ豆の一番外側を覆う薄い皮「カカオ豆殻(CBS)」で、焙煎工程で分離されます。論文によれば、カカオ豆全体の重量のおよそ…

公開日: 2026年09月17日 14:54