著者の所属・活動拠点の国は、インドネシアです。

掲載誌:Journal of health research and technology

ライセンス: CC BY 対象: 公開論文 確認元: OpenAlex

研究の目的

胃炎は、胃の内側を覆う粘膜に炎症が起きる病気で、地域社会でよく見られます。研究チームは、粘膜への刺激や感染、持続的な機械的負担によって、すり傷や病変が生じることが原因になると説明しています。

著者らによると、15〜25歳ほどの若い世代は胃炎になりやすいとされています。活動量が多く、忙しく、ストレスを抱えやすいうえ、好ましくない生活習慣によって食事の内容や回数、栄養のとり方が乱れやすいためです。そこで研究チームは、インドネシア・ウォノギリ県プラチマントロのジンバル村に住む若者を対象に、生活習慣と胃炎の起こり方との関連を調べました。

調べた方法

研究チームは、ある一時点での状態を調べる横断研究という方法を用いました。ジンバル村の若者142人を、偏りが出にくいよう無作為に選びました。

調査には、Googleフォームで配布した2種類の質問票を使いました。1つは生活習慣についての38項目、もう1つは胃炎の発生に関する9項目です。2つの関連の強さは、段階的な区分どうしの関連を調べる「ガンマ検定」という統計手法で分析しました。

主な結果

研究チームの報告では、ジンバル村の若者の多くは、生活習慣の評価で「中程度」の区分に入りました。胃炎の発生についても「中程度」の区分に入りました。

ガンマ検定の結果、p値は0.0001で、統計的に意味のある水準とされる0.05を下回りました。著者らはこれをもとに、この村の若者では生活習慣と胃炎の発生とのあいだに有意な関連があると報告しています。

研究が示すこと

この研究は、特定の村の若者について、生活習慣と胃炎の起こり方が互いに関連していることを示しました。ただし、ある一時点の状態を調べた研究であり、示されたのは「関連」です。生活習慣が胃炎を引き起こすという因果関係までを確かめたものではありません。

原著論文の著者・所属:Rika(Universitas Sahid Surakarta)

※本記事は原著論文をもとに、日本語で要約・説明を加えた研究紹介です。 出典(原著論文):Rika. The Correlation Between Lifestyle And The Incidence Of Gastritis Among Adolescents In Jimbar Village At Pracimantoro Wonogiri. Journal of health research and technology 2026-08-20. DOI: 10.58439/jhrt.v4i2.520. 原著ライセンス:CC BY.