著者の所属・活動拠点の国は、インドネシアです。

掲載誌:Surabaya Dental Therapist Journal

ライセンス: CC BY-SA 対象: 公開論文 確認元: OpenAlex

研究の目的

研究チームは、虫歯につながりやすい食品やその食べ方について、小学4年生がどの程度知っているかを、絵本を使った教育の前後で調べました。対象校では、事前の検査で虫歯がなかった児童が30%にとどまっていたことが研究の背景にあります。

何を、どのように調べたか

2025年に、スラバヤのシモラワンKIP156小学校の4年生42人を対象とする記述的研究を行いました。絵本を使う前後に質問紙で知識を調べ、回答の平均を百分率に換算し、あらかじめ定めた基準で分類しました。

調べたのは、虫歯につながりやすい食品の種類、それらを食べる頻度、食べ過ぎによる影響の3分野です。実際に何を食べたかではなく、これらについての知識を評価しました。

主な報告結果

研究チームによると、食べる頻度についての知識の評価値は、絵本を使う前の48%から使用後の84%へ上がり、分類も「不十分」から「良好」に変わりました。特に、虫歯につながりやすい食品を食べる時間の間隔について、使用後には多くの児童が正しく回答しました。

食べ過ぎによる影響についての評価値も、使用前の55%から使用後の81%へ上がり、「不十分」から「良好」に変わりました。論文は、1日に摂取する砂糖の量の上限に関する設問で、使用後に多くの児童が正しく回答したと報告しています。

食品の種類についての評価値は88%から94%へ上がりました。この分野は使用前から「良好」でした。全体として、著者らは、虫歯につながりやすい食べ方についての知識が、使用前の「中程度」から使用後の「良好」へ向上したと結論づけています。

この報告が示すこと

著者らは、興味を引くイラストと分かりやすい説明文を組み合わせた絵本が、子どもの理解を助ける教材になると述べています。この報告が示しているのは、対象校の児童における知識の変化であり、食生活の変化や虫歯の減少そのものを示した結果ではありません。

原著論文の著者・所属:Salsabilah, Jihan Syaakirah Aulia(Department of Dental Health, Poltekkes Kemenkes Surabaya, Indonesia)、Mahirawatie, Ida Chairanna(Department of Dental Health, Poltekkes Kemenkes Surabaya, Indonesia)、Larasati, Ratih(Department of Dental Health, Poltekkes Kemenkes Surabaya, Indonesia)

※本記事は原著論文をもとに、日本語で要約・説明を加えた研究紹介です。 出典(原著論文):Salsabilah, Jihan Syaakirah Aulia, Mahirawatie, Ida Chairanna, Larasati, Ratih Knowledge About Cariogenic Dietary Patterns Using Picture Books Among Fourth-Grade Students at Simolawang KIP 156 Elementary School Surabaya. Surabaya Dental Therapist Journal(出版社:Poltekkes Kemenkes Surabaya) 2026-08-26. DOI: . 原著ライセンス:CC BY-SA 4.0.

本紹介記事の文章(題名・見出しを含む)は、CC BY-SA 4.0で提供します。原著論文をもとにNutriMap Japanが日本語で要約・説明を加えています。対象は本紹介記事の文章に限り、ヒーロー画像・サイトのロゴ・画面デザイン・他の記事・データベース全体は含みません。