研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
中年期の食事内容と閉経の年齢に関連はあるか——カナダの長期追跡調査からの報告
月経が12か月続けて止まった状態を自然閉経と呼び、その年齢は人によってかなり幅があります。研究チームは、カナダでは自然閉経がおおむね51歳ごろに起こる一方で個人差が大きいこと、そして閉経が早い場合は心血管疾患や骨粗鬆症などのリスクが高いとされ、遅い場合はホルモンに反応しやすいがんのリスクが高いとされ…
公開日: 2026年09月25日 05:21
カザフスタン中部の都市部に住む児童・生徒864人の食習慣を調べた研究
学齢期は、その後の人生にも影響しうる食習慣が形づくられる時期であり、成長にともなって栄養素の必要量も増えます。研究チームは、この時期の食事のあり方を知る手がかりとして、主な食品群をどのくらいの頻度で口にしているかに注目しました。ある一日だけの記録ではとらえにくい、日常的で安定した食べ方の特徴を描き出…
公開日: 2026年09月25日 05:13
GLP-1受容体作動薬を使う人では、味の感じ方と食べる行動に何が違うのか
GLP-1受容体作動薬(GLP-1RA)は、もともと2型糖尿病の治療薬として開発され、現在は肥満などに対する体重管理にも使われている薬です。研究チームは、この薬を使っている人では食べる量が減り、体重が減ることが知られている一方で、その背景に「味やにおいの感じ方の変化」がどのくらい関わっているのかは十…
公開日: 2026年09月25日 05:02
2型糖尿病の発症に関わる要因を、近年の研究から整理した文献レビュー
糖尿病は、すい臓が十分なインスリンをつくれなくなったり、つくられたインスリンを体がうまく使えなくなったり(インスリン抵抗性)することで起こる慢性の病気だと、著者らは説明しています。インスリンは血液中の糖の量を調整するホルモンで、その働きが不十分になると血糖の管理が難しくなります。
公開日: 2026年09月24日 22:32
食品の構造と加工は、体内のGLP-1分泌にどう関わるのか——総説からの報告
GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)は、食事をとったあとに腸の細胞から分泌されるホルモンです。近年、食品によってこの体内のGLP-1を増やそうとする関心が高まっています。しかし著者らは、食後に一時的にGLP-1が増えることが、実際に意味のある身体の変化につながるという証拠は、その関心の高まりに追い…
公開日: 2026年09月24日 22:13
失神患者におけるイブキジャコウソウ精油の影響を調べた小規模臨床研究
立ちくらみや一過性の意識消失(失神)の背景には、自律神経系のはたらきの乱れ(自律神経機能障害)があることが少なくありません。自律神経系は、心拍や血圧のように意識して調節することのできない体のはたらきを担う神経のしくみで、その調節がうまくいかないと、立ち上がったときに血圧が下がる起立性低血圧などが起こ…
公開日: 2026年09月24日 09:02
オンラインの仲間同士の学びで、子どもの食事に向き合う親を支える――スウェーデンでの試行研究
小さな子どもの食習慣は人生の早い時期に形づくられ、その後も続きやすいことが知られています。そして子どもの食べ方は、親の食習慣や、食事の場での親のかかわり方に影響を受けます。研究チームが着目したのは「レスポンシブ・フィーディング(応答的な食事支援)」と呼ばれる考え方です。これは、子どもの「おなかがすい…
公開日: 2026年09月23日 23:41
マーシャル諸島における2型糖尿病の自己管理を阻むもの——社会文化的・構造的な壁を探る混合研究
マーシャル諸島共和国では、2型糖尿病が最も深刻な健康課題とされています。研究チームが引用する2018年の全国調査によれば、18歳以上の27%が糖尿病を有し、35歳を超える層では50%に達していました。糖尿病全体の99.8%が2型であり、約65%は診断されておらず、自らの慢性疾患に気づいていないと報告…
公開日: 2026年09月23日 06:21
スウェーデンの中高生は学校の内と外で何を食べているか — ストックホルム中心部での食事パターン調査
子どもや思春期に身についた食習慣は大人になっても続きやすく、長期的な健康に影響すると考えられています。スウェーデンでは学校給食が生徒の栄養摂取に重要な役割を果たしていますが、研究チームは、思春期になると給食を食べる生徒が減り、代わりに学校の近くの店で食べ物を買うことが増えるのではないかと指摘していま…
公開日: 2026年09月23日 03:35
腸内細菌の代謝物から「糖化ストレス」を和らげる成分を探す――菌株ごとの代謝プロファイル解析による研究
私たちの腸内にすむ細菌は、つくり出す代謝物を通じて全身の状態に影響することが知られています。近年は、生きた菌そのものではなく、菌に由来する代謝物やその調製物(ポストバイオティクス)を活用する研究が注目されています。
公開日: 2026年09月22日 06:15
乳幼児期の睡眠・外遊び・食事と肥満の関連を調べた中国・江蘇省の多施設調査
子どもの肥満は、小児期のぜんそくや睡眠時無呼吸、心血管疾患、2型糖尿病などのリスクと関わり、長期的には成人期の肥満や慢性疾患とも関連するとされています。その原因は行動、遺伝、身体活動、環境など多くの要因が絡み合うと考えられてきましたが、著者らは、生後から6歳までという早い時期に焦点を当てた研究がとく…
公開日: 2026年09月21日 07:40
糖化は食品たんぱく質の消化にどう影響するか——総説論文の紹介
食品に含まれるたんぱく質は、加工や保存の過程で糖と結びつく「糖化」という変化を起こします。これは酵素のはたらきによらずに進む反応で、還元糖(化学的に反応しやすい糖)とたんぱく質中のアミノ基とのあいだで自然に生じます。パンを焼いたときの焼き色や、加熱した食品の風味の変化なども、この種の反応と関わってい…
公開日: 2026年09月19日 11:45