研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
腸内細菌のバランスが体のエネルギー代謝を左右し、肥満に関わる可能性が報告される
肥満は世界的に増え続けている健康課題ですが、その背景には食事の内容だけでなく、腸内に棲む細菌叢(腸内フローラ)の乱れも関わっているのではないかという研究が進められています。今回紹介する論文は、腸内細菌がどのような経路で体のエネルギー代謝に影響し、エネルギーの『摂取』と『消費』のバランスを崩して肥満に…
公開日: 2026年08月31日 15:21
発酵食品、カナダではどう食べられている?4000人超調査で見えた消費実態と意識
チーズやヨーグルト、キムチや味噌など、発酵食品は世界各地の食文化に根付いています。近年、慢性疾患や自己免疫疾患がカナダで増加していることを背景に、長期的な健康を支える食事のあり方として発酵食品への関心が高まっているとされます。ただし、実際にカナダの人々がどれくらい発酵食品を食べ、どのように受け止めて…
公開日: 2026年08月31日 14:38
小麦ふすまの食物繊維、麺づくりに活かせるか デンプンと生地の性質を調べた研究
小麦を製粉すると出る「ふすま(表皮部分)」には食物繊維が豊富に含まれていますが、食感や加工のしにくさから、麺やパンなどの小麦粉食品にはあまり活用されてきませんでした。今回、中国・鄭州にある河南工業大学食品科学技術学院などの研究グループが、小麦ふすまから食物繊維を取り出し、それを麺づくりに使った場合に…
公開日: 2026年08月31日 14:37
重症急性栄養不良から回復した子どものビタミンD状態を調査 ザンビア・ジンバブエでの横断研究
栄養不足が深刻な状態、いわゆる重症急性栄養不良(SAM)から回復しつつある子どもたちは、感染症への抵抗力が弱まったり、発達に影響が出たりすることが知られています。その背景にビタミンDの不足が関わっているのかどうかは、これまではっきりしていませんでした。プロス・ワンに掲載予定の今回の研究は、アフリカ南…
公開日: 2026年08月31日 14:36
大腸がん手術と栄養状態:術前の食事・栄養管理は術後の経過にどう関わるのか
大腸がんは世界的にみても患者数の多いがんのひとつで、2020年時点で世界で3番目に多く診断されたがんとされています。治療の中心となるのは手術ですが、大腸がんの患者は栄養不良やサルコペニア(筋肉量や筋力の低下)、さらには進行するとがん悪液質(カヘキシア)と呼ばれる状態に陥りやすいことが知られています。…
公開日: 2026年08月31日 14:35
韓国における超加工食品の摂取量、17年で増加 心血管代謝の指標との関連を分析
コンビニ食品やインスタント食品、清涼飲料水など、工業的な加工を経て作られる食品は「超加工食品」と呼ばれます。世界的にこうした食品の摂取量が増えていることが知られており、健康への影響が懸念材料として注目されてきました。しかし、アジアの成人を対象に、超加工食品の摂取と健康指標との関連を調べた研究はまだ限…
公開日: 2026年08月31日 14:33
腸内細菌『プレボテラ属』はがんを助けるのか防ぐのか——消化管腫瘍研究の総説から
私たちの腸には無数の細菌がすみついており、その中の一種であるプレボテラ属(Prevotella)が近年、消化管がんの研究で注目されています。がんと腸内細菌の関係というと、これまでは口腔由来の細菌であるフソバクテリウム・ヌクレアタム(Fusobacterium nucleatum)を扱った研究が中心で…
公開日: 2026年08月31日 14:32
唾液に含まれる消化酵素の遺伝子コピー数は、肥満や血糖と関係するのか
ごはんやパンなどのデンプンを口に入れると、唾液に含まれる「アミラーゼ」という酵素がさっそく分解を始めます。このアミラーゼをつくる遺伝子はAMY1と呼ばれ、人によってゲノム上のコピー数が2から20個までばらついていることが知られています。今回、コーネル大学栄養科学部門などの研究者らが、このAMY1のコ…
公開日: 2026年08月31日 14:31
雑穀は健康や食料安全保障にどう役立つのか 栄養と加工方法をまとめたレビュー論文
雑穀(ミレット)は、乾燥や水不足に強い穀物として近年あらためて注目を集めています。米や小麦、トウモロコシと並ぶ栄養的な利点を持つとされながらも、実際にはあまり広く食べられていません。今回、公衆衛生・食料安全保障・持続可能な農業という観点から雑穀の栄養面の利点を整理したレビュー論文が、学術誌『ディスカ…
公開日: 2026年08月31日 14:28
ナイジェリア・エフルンマーケットで販売される果物の重金属汚染を調べた研究
オレンジやスイカ、キュウリといった果物は加熱調理をせずそのまま食べることが多く、栄養素を効率よく摂取できる一方で、土壌や大気に含まれる汚染物質をそのまま取り込んでしまう可能性も指摘されています。ナイジェリアではこれまでにも果物の重金属汚染が報告されており、今回紹介する研究は、デルタ州ウブウィエ地方自…
公開日: 2026年08月31日 14:27
サバとミルクフィッシュの鮮度偽装「ホルマリン」、市場の商人はどれだけ知っている? インドネシアでの調査
魚は良質なたんぱく源として親しまれる一方、傷みやすい食品でもあります。塩漬けや燻製、乾燥といった昔ながらの保存方法には手間と時間がかかるため、伝統的な市場の一部の売り手が、安価かつ即効性のある「ホルマリン」を鮮度保持のために不正に使ってしまうことが問題になってきました。ホルマリン(ホルムアルデヒドを…
公開日: 2026年08月31日 14:26
EU「RELISH」プロジェクト、料理レシピを通じて欧州の食文化遺産を伝える広報・活用計画を改訂
料理のレシピは、単なる調理手順ではなく、地域の歴史や暮らしを伝える文化遺産としての側面を持っています。欧州連合(EU)が資金提供する研究プロジェクト「RELISH(Reframing European gastronomy Legacy through Innovation, Sustainabil…
公開日: 2026年08月31日 14:24