研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

特許による技術革新は養殖業の輸出を伸ばすのか——欧州のデータから見えてきたこと 研究論文OpenAlexデンマーク

特許による技術革新は養殖業の輸出を伸ばすのか——欧州のデータから見えてきたこと

サーモンやトラウトといった養殖魚は、ヨーロッパの水産業にとって重要な輸出品です。育種技術や飼育システムの改良といった技術革新は、しばしば産業競争力を高める要因として語られますが、それが実際に輸出の伸びにどうつながっているのかを定量的に確かめた研究は多くありませんでした。今回紹介する論文は、コペンハー…

公開日: 2026年09月04日 06:28

健康食品・サプリメントの摂取と要介護リスク——山形県の高齢者コホート調査から 研究論文OpenAlex

健康食品・サプリメントの摂取と要介護リスク——山形県の高齢者コホート調査から

健康志向の高まりを背景に、ビタミン剤やコラーゲン、グルコサミンといった健康食品・サプリメントを日常的に取り入れる高齢者は少なくありません。こうした製品は健康維持や老化対策への期待から選ばれることが多い一方、実際に将来の介護リスクとどう関係するのかは、これまで十分に検証されてきませんでした。今回紹介す…

公開日: 2026年09月04日 06:26

在日中国人住民の『畑』が支える暮らし——食材調達から見えてくる移民統合のかたち 研究論文OpenAlex

在日中国人住民の『畑』が支える暮らし——食材調達から見えてくる移民統合のかたち

海外で暮らす移民が新しい社会に溶け込んでいく過程というと、言語習得や就労、地域行事への参加といった場面が思い浮かびやすいかもしれません。しかし、日々の食卓を支える『食材の調達』もまた、暮らしの土台を形づくる重要な営みです。今回紹介する研究は、日本で暮らす中国人住民を対象に、なじみのある食材をどのよう…

公開日: 2026年09月04日 06:25

低地でも作れるミニトマトへ――9系統の形の違いから交配親を探る研究 研究論文OpenAlexインドネシア

低地でも作れるミニトマトへ――9系統の形の違いから交配親を探る研究

ミニトマトは世界的な感染症の流行以降、健康的な果物として市場での需要が高まっているとされます。しかし栽培は主に高原地帯で行われており、他の野菜栽培との競合にもさらされています。そこで低地条件でも育てられる品種を開発する必要があるという課題意識から、この研究は出発しています。新しい優良品種を作るには、…

公開日: 2026年09月04日 06:24

オレンジ色トマトの遺伝子変異を比較——同じ色でも中身は別物? 研究論文OpenAlex中国

オレンジ色トマトの遺伝子変異を比較——同じ色でも中身は別物?

トマトの赤い色はリコピンという色素成分によるものですが、遺伝子変異によってオレンジ色になる品種があります。「タンジェリントマト」と呼ばれるこの系統では、リコピンの前段階にあたる「プロリコピン」という物質が蓄積することで独特の色になります。中国・上海交通大学農業生物学院のAnran Xu氏とLingx…

公開日: 2026年09月04日 05:41

ビールの苦味成分「フムロン」、光の波長で生まれる分子の“鏡像”が変わる ― 立体化学から見た異性化研究 研究論文OpenAlexアメリカ

ビールの苦味成分「フムロン」、光の波長で生まれる分子の“鏡像”が変わる ― 立体化学から見た異性化研究

ビールの原料であるホップ(Humulus lupulus L.)には、独特の苦味と香りを生み出す成分が含まれています。その代表格が「フムロン」という物質で、ホップの球花(毬花)には重量にして2〜15%ほど含まれているとされます。フムロンはビールの醸造過程で「イソフムロン」という物質に変化(異性化)し…

公開日: 2026年09月04日 05:39

卵白とナタネのタンパク質で作る「油ゲル」、超音波処理で油を抱え込む力が向上――中国の研究 研究論文OpenAlex中国

卵白とナタネのタンパク質で作る「油ゲル」、超音波処理で油を抱え込む力が向上――中国の研究

バターやラードのような固形脂肪は食品のなめらかな食感を作りますが、飽和脂肪酸を多く含みます。一方、植物油は不飽和脂肪酸が豊富で体に良いとされる一方、常温では液体のため、そのまま置き換えると食感が損なわれてしまいます。この課題に対して近年注目されているのが「オレオゲル(油ゲル)」という技術で、油を分子…

公開日: 2026年09月04日 05:38

「ホルムアルデヒド処理済み」表示のきのこは抗菌活性が弱い?ヒラタケとマッシュルームを比べた予備的研究 研究論文OpenAlexインド

「ホルムアルデヒド処理済み」表示のきのこは抗菌活性が弱い?ヒラタケとマッシュルームを比べた予備的研究

スーパーや市場で売られているきのこの中には、流通過程で防腐目的の薬剤処理が行われているものがあるとされます。なかでもホルムアルデヒドは反応性の高い化学物質で、細胞毒性や変異原性、発がん性が知られている一方、栽培きのこにはごく低濃度で自然に含まれる場合もあり、通常の食事の範囲ではリスクは小さいとする報…

公開日: 2026年09月04日 05:36

スピルリナの『緑すぎる色』を弱める培養法とは 光を使わない培養で色調と栄養のバランスを探る研究 研究論文OpenAlexブラジル

スピルリナの『緑すぎる色』を弱める培養法とは 光を使わない培養で色調と栄養のバランスを探る研究

スピルリナは栄養価の高さから食品素材として注目されてきましたが、あの鮮やかな緑色が実は普及の壁になっているといいます。パンやスナック、飲料に加えると製品全体が強い緑色になり、消費者に受け入れられにくいことが課題として指摘されてきました。今回、ブラジル・リオグランデ連邦大学などの研究グループが、光を使…

公開日: 2026年09月04日 05:34

ジャックフルーツの種でビールを造る? 廃棄されがちな種子を麦芽の代わりに使う研究 研究論文OpenAlexタイ

ジャックフルーツの種でビールを造る? 廃棄されがちな種子を麦芽の代わりに使う研究

ジャックフルーツは東南アジアなどで親しまれている果物ですが、果肉を食べたあとに残る種子は、多くの場合そのまま捨てられています。この種子には栄養や機能性の面で活用できる可能性があるとされ、食品として有効利用(アップサイクル)する研究が進められています。今回紹介する研究では、このジャックフルーツの種子を…

公開日: 2026年09月04日 05:33

白ワインのポリフェノールは血液中のタンパク質とどう結びつくのか——シャルドネとソーヴィニヨン・ブランを比較した基礎研究 研究論文OpenAlexイスラエル

白ワインのポリフェノールは血液中のタンパク質とどう結びつくのか——シャルドネとソーヴィニヨン・ブランを比較した基礎研究

赤ワインについては、適度な飲用が心血管疾患のリスクと逆相関するという疫学研究が知られており、これは主に赤ワインに豊富なフェノール化合物によるものとされてきました。一方、白ワインの生理活性についてはこれまであまり注目されてこなかったといいます。今回紹介する研究は、イスラエルとチリで作られた白ワインに含…

公開日: 2026年09月04日 05:31

食品への信頼、コロナ禍でどう変わった?欧州13カ国・6年間の調査 研究論文OpenAlexイギリス

食品への信頼、コロナ禍でどう変わった?欧州13カ国・6年間の調査

私たちは食品を口にするとき、生産者や販売者、そして国の監督機関をどれくらい信頼しているだろうか。食への信頼は、表示の見方や食品選びの行動にも関わるといわれるテーマだが、その水準が年々どう推移しているのかは意外と知られていない。今回紹介するのは、欧州12カ国とイスラエルを対象に、2019年から2024…

公開日: 2026年09月04日 05:29