研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
サケの皮や骨に含まれるコラーゲンから、抗酸化ペプチドをコンピューターで探し出す試み
魚を加工する過程で出る皮や骨、うろこには、コラーゲンというタンパク質が豊富に含まれています。これらは廃棄されることも多い一方、コラーゲンを分解して得られる小さなペプチド(アミノ酸がいくつかつながった断片)の中には、体内で酸化ストレスの原因となる活性酸素を消去する働きを持つものが報告されてきました。た…
公開日: 2026年09月08日 04:47
魚と野菜を同時に育てる「アクアポニックス」、野菜の生育を画像とデータで追跡した研究
都市部で食料を持続的に生産する方法として、魚の養殖(アクアカルチャー)と水耕栽培(ハイドロポニックス)を組み合わせた「アクアポニックス」という農法が注目されています。魚の排せつ物を微生物が分解して植物の栄養にし、その水を浄化して魚のもとに戻すという循環の仕組みですが、栄養バランスや水質、微生物の管理…
公開日: 2026年09月08日 04:46
コエンザイムQ10を牛乳に配合する新技術、二層構造の粒子で品質と安定性を検証
コエンザイムQ10(CoQ10)は体内でエネルギー生成に関わる脂溶性の成分として知られ、健康志向の食品への応用が期待されています。しかし水にほとんど溶けず、光や熱、酸素によって分解されやすいという性質があるため、牛乳のような液体食品にそのまま加えることは技術的に難しいとされてきました。この課題に対し…
公開日: 2026年09月08日 03:35
都市部の低所得地域で暮らす子どもたち――栄養の『知識』は生活習慣を通じて生活の質に届く
栄養について正しい知識を持っていれば、それだけで健康的な生活につながる――そう考えたくなりますが、実際にはそう単純ではないようです。マレーシアの首都クアラルンプールにある都市部の低所得者向け集合住宅(フラット)で暮らす子どもたちを対象に、栄養に関する知識・態度・実践(KAP)と、健康関連QOL(生活…
公開日: 2026年09月08日 03:33
黒ごまの色素メラニンを使ったジャガイモ用食用コーティングの研究
ジャガイモは収穫後、光にさらされると皮の内側で緑色の変化が進むことがあります。これは光の刺激でクロロフィル(葉緑素)が作られると同時に、α-ソラニンやα-チャコニンといった配糖体アルカロイドという物質が増えることが原因とされています。こうした緑化を防ぐために従来使われてきたのは石油由来のプラスチック…
公開日: 2026年09月08日 03:32
妊娠中の食事回数と体重増加、正常体格の妊婦でも起こりうる急増を1事例から考える
妊娠中、赤ちゃんのために「しっかり食べなければ」と食事量を増やす妊婦は少なくありません。しかし増える体重が推奨範囲を大きく超えてしまうと、母子双方への影響が懸念されます。インドネシア・ポノロゴ地域のクリニックで実施されたこの症例報告は、そうした過剰な妊娠期体重増加が実際にどのように起こり、助産師がど…
公開日: 2026年09月08日 03:30
無添加糖のグミは作れるか——ナツメヤシの甘みを活かした食感と風味の比較実験
グミといえば砂糖の甘みが欠かせないお菓子ですが、もし果物そのものの甘さだけで作れたら、砂糖の摂取量を気にする人にとって新しい選択肢になるかもしれません。今回紹介する研究は、中東などで広く食べられているナツメヤシ(デーツ)を使い、砂糖を一切加えずにグミを作るという試みを扱っています。ナツメヤシは栄養価…
公開日: 2026年09月08日 03:28
超音波処理でトウモロコシと大豆のタンパク質をより強く結合させる:食用インクにも使える乳化ゲルの安定化を探る研究
マヨネーズやゼリー飲料のようななめらかな食品の食感を支えているのが、油と水を安定して混ぜ合わせる『乳化ゲル』という技術です。近年は微粒子の力で油滴の表面を覆う『ピッカリングエマルション』という手法が注目されていますが、その微粒子として何を使うか、どう処理するかによって仕上がりの安定性は大きく変わりま…
公開日: 2026年09月08日 01:35
食中毒菌の武装を解く?タイ由来の植物抽出物が黄色ブドウ球菌の増殖と病原性を弱めるしくみ
食品を汚染して食中毒の原因になる細菌のひとつに、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)があります。加熱で菌自体は死んでも、あらかじめ産生された毒素が残ってしまうことがあるため、食品を扱う現場では菌をできるだけ増やさないこと、そして菌が持つ「病原性の武器」そのものを弱めることが重…
公開日: 2026年09月08日 01:34
レモン果汁とクエン酸は牛ひき肉の細菌をどれだけ減らせるか、基礎研究が報告
スーパーで買った牛ひき肉は、表面積が大きく空気や水分にも触れやすいため、塊肉に比べて細菌が増えやすい食材とされています。加熱調理の前段階でどれだけ菌を減らせるかは、食中毒予防の観点から関心の高いテーマです。合成の食品保存料は効果が確認されている一方で、健康への懸念から「天然由来の抗菌素材」への関心も…
公開日: 2026年09月08日 01:32
農業の近代化は食料安全保障をどう支えるのか、インドを事例に考える研究
世界の人口増加や気候変動、資源の劣化、食生活の変化が進むなかで、農業をどのように変えていけば食料の安定供給を保てるのかは、多くの国にとって重要な課題です。今回紹介する研究は、開発途上国の経済を支える基盤である農業に着目し、伝統的な自給的農業から、技術を活用し市場志向で持続可能性を意識した農業システム…
公開日: 2026年09月08日 01:31
食物繊維はなぜ腸によいのか?腸内細菌の発酵と短鎖脂肪酸をめぐる研究
「食物繊維は腸によい」という話はよく耳にしますが、実際に腸の中で何が起きているのかを具体的に説明できる人は少ないかもしれません。今回紹介する研究は、腸内細菌が食物繊維を分解(発酵)する過程と、そこから生まれる短鎖脂肪酸(SCFA)という物質が、体の代謝や免疫にどう関わっているのかを整理したものです。
公開日: 2026年09月08日 01:28