研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
中年期にたんぱく質を多くとる食生活は、老年期の聴力とどう関係するのか
年齢を重ねると聞こえが悪くなるのは自然な変化と考えられがちですが、その進み方には食生活が関わっているかもしれません。今回紹介する研究は、アメリカで長期間続けられている大規模な地域住民調査『アテローム性動脈硬化症リスクコミュニティ研究』のデータを使い、中年期に何をどれだけ食べていたかと、その後の高齢期…
公開日: 2026年09月05日 19:51
食料の『持続可能な生産』は本当に持続可能か——貿易が環境負荷を動かす仕組みを指数で可視化する研究
世界の人口は今後60年ほどで100億人に近づくと見込まれています。食料生産を増やしながら、気候変動や地力の低下、水不足といった環境への負荷をどう抑えるか——この難題に取り組むため、スイス連邦工科大学チューリッヒ校(ETHチューリッヒ)とマサチューセッツ工科大学(MIT)の研究者らが、国ごとの食料供給…
公開日: 2026年09月05日 04:57
タイ南部の高齢者、約4人に1人がサルコペニア 年齢とBMI・栄養・運動習慣の関係とは
加齢とともに筋肉量や筋力、身体機能が徐々に低下していく状態は「サルコペニア」と呼ばれ、転倒や骨折、要介護、入院、死亡リスクの上昇と関連することが知られています。タイでは2022年時点で60歳以上の人口が全体の20%を占める『高齢社会』に入り、2031年には28%に達して『超高齢社会』になると予測され…
公開日: 2026年09月05日 04:45
2025-2030年版アメリカ食事ガイドラインを実践すると食費はいくらかかるのか
アメリカでは5年ごとに国の「食事ガイドライン(Dietary Guidelines for Americans)」が改定され、健康的な食生活の指針として広く参照されています。2025-2030年版では、加工度の低い栄養密度の高い食品が重視され、動物性たんぱく質や脂質が推奨される一方、糖類や精製穀物、…
公開日: 2026年09月05日 02:38
ビールの苦味成分「フムロン」、光の波長で生まれる分子の“鏡像”が変わる ― 立体化学から見た異性化研究
ビールの原料であるホップ(Humulus lupulus L.)には、独特の苦味と香りを生み出す成分が含まれています。その代表格が「フムロン」という物質で、ホップの球花(毬花)には重量にして2〜15%ほど含まれているとされます。フムロンはビールの醸造過程で「イソフムロン」という物質に変化(異性化)し…
公開日: 2026年09月04日 05:39
糖尿病の多さと『グリセミック指数』への検索関心は一致するのか
血糖値の上がりやすさを示す指標として知られる「グリセミック指数(GI)」は、GIの高い食事が糖尿病リスクの上昇と関連することが医学研究で示されてきました。では、実際に糖尿病が多い国ほど、人々はGIについて調べているのでしょうか。トルコ、米国、日本という糖尿病有病率の異なる3カ国を対象に、インターネッ…
公開日: 2026年09月04日 05:02
食事研究のメタ解析、『調整方法』の違いが結果を歪めている可能性
飽和脂肪酸や魚の摂取と心血管疾患の関係を調べた研究は数多くあり、それらをまとめて総合的な結論を出す『メタ解析』は、食事に関するガイドラインづくりの重要な根拠になっています。しかし、食事の研究には見落とされがちな落とし穴があります。それは、食べた総エネルギー量(カロリー)をどう扱うかという『エネルギー…
公開日: 2026年09月04日 04:48
米国の加糖飲料離れは進んでいるのか——20年間の食事調査からみえた変化
清涼飲料水やスポーツドリンクなど、砂糖で甘みをつけた飲み物(加糖飲料)は、長年にわたって食生活の中で摂取エネルギーや糖類の主要な供給源のひとつとされてきました。近年は健康志向の高まりや飲料メーカーの製品構成の変化などを背景に、こうした飲料の摂取量が変わってきたのではないかという関心が持たれています。…
公開日: 2026年09月04日 01:37
「作ってみたい」と思わせる健康レシピ投稿とは? SNSエンゲージメントを予測する要因を調査
SNSで健康的なレシピの投稿を見かけたとき、思わずクリックしたり、実際に作ってみたり、友人にシェアしたりしたくなる投稿と、スルーされてしまう投稿の違いは何でしょうか。米ミシシッピ州立大学のRachel Adair氏、Andrew B. Cole氏、Holli H. Seitz氏による研究チームは、こ…
公開日: 2026年09月04日 01:31
所得の違いは家庭にある果物・野菜の『形態』にどう表れるのか——4つの研究データから見えたもの
果物や野菜を積極的にとることは健康的な食生活の基本とされていますが、家庭にどのような果物・野菜が置かれているかは、所得によって差があるのではないかという見方があります。ただし、果物・野菜には生鮮だけでなく、冷凍、缶詰、乾燥といった複数の形態があり、これらを一括りに『家にあるかどうか』だけで捉えると、…
公開日: 2026年09月04日 01:26
大豆油とパーム油、脂肪肝への影響に差はあるのか — MAFLD患者を対象とした16週間試験
食用油に多く含まれるリノール酸という脂肪酸には、体重を減らす取り組みをしていない健康な成人において肝臓の脂肪を減らす働きがあることが、これまでの研究で報告されてきました。では、すでに脂肪肝を抱える人でも同じような変化が起きるのでしょうか。この疑問に答えるため、米国オハイオ州立大学の研究グループが、M…
公開日: 2026年09月03日 08:28
全粒オーツ麦と大麦、6週間食べ続けると血中の脂質はどう変わるか
オーツ麦や大麦には、水溶性食物繊維の一種であるβ-グルカンが豊富に含まれています。これらの全粒穀物を日常的にとることが、心血管疾患のリスクにかかわる体内の指標にどのような影響を与えるのかを調べた研究が、ニュートリエンツ誌に2026年09月に掲載予定です。研究を行ったのは、米国農務省(USDA)のBe…
公開日: 2026年09月03日 08:22