研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
スピルリナ由来のタンパク質、ワインの清澄剤として動物性素材の代替になるか
ワイン造りの最終工程には「清澄」という作業があります。ワインに含まれる渋み成分を取り除いて口当たりを整えるため、タンパク質を加えてにごりの原因物質と結合させ、沈殿させて除去する方法です。この清澄剤には伝統的にゼラチンやカゼイン、卵白(オボアルブミン)といった動物由来のタンパク質が使われてきましたが、…
公開日: 2026年09月02日 11:25
乳酸菌の『上清』が多剤耐性菌に効く? Lactobacillus由来の無細胞抽出液を調べた研究
抗菌薬や抗真菌薬が効きにくい薬剤耐性菌の増加は、公衆衛生だけでなく食品産業にとっても大きな課題とされています。世界保健機関(WHO)の推計によれば、2019年には薬剤耐性が直接の原因となった死者が世界で127万人にのぼり、有効な対策が取られなければ2050年には年間最大2803万人が死亡する可能性が…
公開日: 2026年08月28日 01:30
熱帯果実の乳酸菌に抗酸化の可能性、ブラジルの研究チームが報告
乳酸菌(LAB)は、発酵食品づくりに古くから使われてきた微生物です。食品の保存性や風味に関わるだけでなく、近年では腸内細菌のバランスを整えたり、免疫の働きを支えたりする可能性があるとして注目されています。一方で、乳酸菌やその代謝物を「抗酸化」や「抗菌」の目的で食品に応用する研究は、特に熱帯果実から分…
公開日: 2026年08月27日 07:37
食は土から腸まで――『食システムの微生物』をワンヘルスの視点で読み解く総説
私たちが日々口にする食べ物には、栄養素だけでなく、目には見えない大量の微生物やその痕跡も含まれています。土壌にすむ微生物、作物や食品に付着する微生物、加工や調理の環境にいる微生物——これらは農場から食卓までの過程(食システム)を通じて、最終的に私たちの腸内細菌叢にも影響を及ぼしうると考えられています…
公開日: 2026年07月09日 22:29