研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
日本人の食事パターンを栄養・環境負荷・費用の面から最適化する試み:若年層と高年層の比較
偏った食事は、がんや心臓病などの非感染性疾患につながる予防可能な危険因子として最も大きなものとされています。多くの国では、どの食品をどれだけ食べるとよいかを示す「食品ベースの食事指針」が作られており、近年はこれに環境への配慮を組み込む国が増えています。食料の生産や流通が、温室効果ガスの排出、土地利用…
公開日: 2026年10月15日 06:19
パン・菓子製造由来の元食品を配合した低炭素飼料が豚の成長と豚肉の特性に与える影響を調べた研究
動物性たんぱく質の需要が世界的に高まるにつれ、家畜の飼料と人の食料が原料を奪い合う「飼料と食料の競合」や、温室効果ガス排出による環境負荷が問題になっています。
公開日: 2026年10月11日 05:16
加えた砂糖を高甘味度甘味料に置き換えると食事全体の環境負荷はどう変わるか:オランダの高カロリー食を対象にした試算
食品や飲み物に加えられる砂糖のとりすぎは、肥満や糖尿病、むし歯などとの関連が指摘されています。その対策として、砂糖の数百倍の甘さを持ち、カロリーがほとんどない「高甘味度甘味料(非栄養性甘味料)」で甘みを補う方法が提案されています。ステビア由来の成分(ステビオール配糖体)やアスパルテーム、スクラロース…
公開日: 2026年10月09日 01:32
長年の菜食・ビーガン食を続ける高齢者で、たんぱく質と微量栄養素の摂取が不足していたという報告
植物性中心の食事は健康上の利点と関連づけられてきましたが、高齢者では必要な栄養素を十分にとることが難しくなる可能性があります。研究チームは、この点を実際の食事記録から確かめようとしました。
公開日: 2026年10月03日 06:11
ヨーロッパ27カ国で「健康的で持続可能な食生活」を妨げるもの・支えるものを調べる大規模調査の計画
私たちが食べるものは、自分の健康だけでなく地球環境にも関わっています。論文の著者らは、ヨーロッパの現在のフードシステム(食料の生産から流通、消費までの一連の仕組み)が、人の健康と環境の両方を損なう方向に働いていると指摘しています。原著が引用する数字では、フードシステムは世界の温室効果ガス排出の26%…
公開日: 2026年10月02日 19:31
子どもの植物性食品中心の食事の「質」と心血管代謝の健康、血中代謝物、食費との関係を調べた研究
野菜や果物、豆類などの植物性食品を中心にした食事は健康によいとよく言われます。しかし著者らによれば、植物性食品中心の食事といっても中身はさまざまで、その「質」が子どもの心血管代謝の健康、体内の代謝の状態、そして食費とどう関係するのかを示す根拠はほとんどありませんでした。
公開日: 2026年10月02日 05:54
ロボットハンドで扱ったトマトとイチゴの収穫後品質を多角的に調べた研究
収穫した野菜や果物を人の手ではなくロボットのハンド(グリッパー)でつかんで運ぶ技術は、収穫後の損失を減らす手段として期待されています。しかし機械が果実に加える力は、見た目では分からない内部の傷みを引き起こす可能性があり、その影響を確かめる必要があると研究チームは指摘しています。
公開日: 2026年09月27日 06:43
「肉のような名前」は消費者を惑わせるか——オランダの消費者を対象としたフォーカスグループ調査
植物由来の代替肉は、気候変動や人口増加といった課題に向き合う食料システムのなかで、食肉生産の環境負荷を減らす選択肢のひとつとして注目されてきました。論文によれば、こうした製品を口にするのは菜食主義の人だけでなく、肉を減らそうとする柔軟な食生活の人や、ふだん肉を食べる人にも広がっています。
公開日: 2026年09月26日 07:22
インドネシアの「ブルーフード」消費——誰が、どれだけ食べているのか
「ブルーフード」とは、海や川、湖など水の中で採れる動物や植物を指す言葉です。魚介類のほか、海藻なども含まれます。研究チームは、こうした水産由来の食品が、良質なたんぱく質だけでなく微量栄養素やオメガ3脂肪酸を供給するため、低・中所得国の栄養不足を改善する力を持つと説明しています。一方で、産地や季節、価…
公開日: 2026年09月16日 06:40
リビア西部産シドルハチミツを科学的に分析すると何が見えてくるか——予備的な理化学・花粉調査から
シドルハチミツは、ナツメヤシ属の植物であるZiziphus spina-christi(シドル)の花蜜に由来する、中東・北アフリカ地域で高く評価されている単一花蜜源ハチミツです。しかし「シドルハチミツ」と名乗る製品が、地域によってどの程度成分が異なるのかは、実はあまりよくわかっていませんでした。リビ…
公開日: 2026年09月02日 07:26
保存期間ではちみつの品質はどう変わる? ブルキナファソ産はちみつを追跡調査した研究
はちみつは自然の甘味料として世界中で親しまれていますが、収穫されてから私たちの食卓に届くまでには、時に数年単位の保存期間があります。この保存の間に、はちみつの品質はどのように変化するのでしょうか。今回紹介するのは、西アフリカのブルキナファソにあるクドゥグ養蜂センターで生産されたはちみつを対象に、保存…
公開日: 2026年08月23日 00:30
食料システムは目標を達成できるか——44指標で世界の進捗を評価した研究
「食」は健康だけでなく、環境や経済、社会の公正さにも深く関わっています。近年、各国や国際機関は食料システム(生産から流通、消費までの一連の仕組み)を持続可能な形に変えていこうという取り組みを進めてきました。しかし、こうした取り組みがどれだけ進んでいるのかを測る「共通のものさし」は、実はこれまで十分に…
公開日: 2026年08月12日 19:32