研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
ジャカルタの石油・ガス企業の事務職員における過体重・肥満と関連する要因
研究チームは、インドネシア・ジャカルタにある石油・ガス企業(論文では仮名で「PT X」と表記)の事務職員を対象に、体格指数(BMI)で判定した「過栄養」、つまり過体重と肥満にどのような要因が関わっているかを調べました。BMIは体重(kg)を身長(m)の2乗で割った値で、体格を大まかに評価する指標とし…
公開日: 2026年10月19日 09:55
肥満と酸化ストレスをつなぐ仕組みと、食事由来の抗酸化物質をめぐる総説
著者らはまず、肥満が世界規模の公衆衛生上の大きな課題になっていることを出発点に置いています。抄録によれば、過去数十年で有病率は劇的に上昇し、世界で10億人を超える人々が影響を受けているとされます。その背景として、座りがちな生活様式と、エネルギー密度が高い一方で栄養素に乏しい食事の広がりが大きな要因と…
公開日: 2026年09月14日 14:16
都市部の低所得地域で暮らす子どもたち――栄養の『知識』は生活習慣を通じて生活の質に届く
栄養について正しい知識を持っていれば、それだけで健康的な生活につながる――そう考えたくなりますが、実際にはそう単純ではないようです。マレーシアの首都クアラルンプールにある都市部の低所得者向け集合住宅(フラット)で暮らす子どもたちを対象に、栄養に関する知識・態度・実践(KAP)と、健康関連QOL(生活…
公開日: 2026年09月08日 03:33
アジアの小売食品環境における「選択アーキテクチャ」介入、脆弱な集団への公平性を問う質的研究レビュー
スーパーやコンビニの棚の並べ方、レジ前の商品配置、初期設定(デフォルト)となる商品の変更――こうした「選択アーキテクチャ」と呼ばれる手法は、消費者の経済的な自由を制限せずに、より健康的な食品選択を後押しする公衆衛生戦略として近年注目されています。しかし、こうした介入が実際にどのように受け止められてい…
公開日: 2026年08月22日 03:26
母親の肥満、子どもの肥満へ―マレーシアの低所得世帯で見えた『世代間肥満』の背景
子どもの体重は、実は親の体重と関係している——そんな話を耳にしたことがある方もいるかもしれません。しかし、その背景には単純な「遺伝」だけでなく、暮らしている環境や家庭の事情など、さまざまな要因が絡み合っていると考えられています。特に経済的な余裕が少ない世帯では、過体重や肥満が親から子へと受け継がれや…
公開日: 2026年08月14日 08:26
米食文化と血糖コントロール—アジアの2型糖尿病患者はなぜ食事療法が難しいのか
2型糖尿病の治療において、食事管理は中心的な柱の一つとされています。しかし実際には、医療者が示す「望ましい食事」と、患者が日々の暮らしの中で実践する食事のあいだには、しばしば大きなギャップが存在します。特にアジアの国々では、主食である米への強い思い入れや、家族関係、職場の慣習といった社会文化的な背景…
公開日: 2026年08月02日 01:27