研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

銀・硫化銀ナノ粒子で植物病原菌を抑える――トマト萎凋病への応用を検討した研究 研究論文OpenAlexメキシコ

銀・硫化銀ナノ粒子で植物病原菌を抑える――トマト萎凋病への応用を検討した研究

農作物の生産は病害虫によって大きく制限されており、なかでも植物に寄生する病原菌(糸状菌)は収量と品質の損失をもたらす深刻な要因です。従来の防除では殺菌剤の多用によって病原菌に薬剤耐性が生じたり、環境が汚染されたりする問題が指摘されてきました。著者らは、耐性が生じにくく環境負荷の小さい代替手段が求めら…

公開日: 2026年09月19日 08:36

バジル精油によるスーシュヴィド調理アカシカ肉の保存性とリステリア抑制を調べた研究 研究論文OpenAlexメキシコ

バジル精油によるスーシュヴィド調理アカシカ肉の保存性とリステリア抑制を調べた研究

加工度の低い食品やそのまま食べられる調理済み食品への需要が高まる一方で、食中毒の原因となる病原菌は公衆衛生上の重要な課題として残っています。論文の著者らは、植物由来の精油(エッセンシャルオイル)が抗菌性を持ち、微生物からの保護を高めて保存期間を延ばす有望な天然素材として注目されてきた点を背景に挙げて…

公開日: 2026年09月18日 11:34

プロバイオティクスとしての可能性をもつ非従来型酵母をめぐる総説の紹介 研究論文OpenAlexメキシコ

プロバイオティクスとしての可能性をもつ非従来型酵母をめぐる総説の紹介

この論文は、プロバイオティクスとしての利用が期待される「非従来型酵母」について、研究の現状を整理した総説です。プロバイオティクスとは、摂取することで宿主の体の働きに良い影響を与えうる微生物を指します。酵母のなかでは Saccharomyces boulardii(サッカロミセス・ブラウディ)が臨床的…

公開日: 2026年09月18日 10:02

アガベ樹液を発酵させて得た「ポストバイオティクス」──乳酸菌とバチルスによる細胞・動物実験と粉末化の報告 研究論文OpenAlexメキシコ

アガベ樹液を発酵させて得た「ポストバイオティクス」──乳酸菌とバチルスによる細胞・動物実験と粉末化の報告

メキシコの研究チームは、アガベ(リュウゼツラン)から採取される樹液「アグアミエル」を発酵させて得られる成分に注目し、その生物学的な働きと、食品素材として扱える形に加工できるかどうかを調べました。

公開日: 2026年09月17日 09:22

超加工食品の摂取と子どもの感情調整・社会性との関連を調べた研究 研究論文OpenAlexメキシコ

超加工食品の摂取と子どもの感情調整・社会性との関連を調べた研究

超加工食品とは、工場での加工度が高く、さまざまな添加物を含む食品を指す分類の呼び名です。スナック菓子、加糖飲料、ソーセージなどの加工肉、揚げ物などがこれにあたります。著者らは、こうした食品の摂取が世界的に急増しており、とくに中南米を含む低・中所得国で顕著だと述べています。論文によれば、メキシコは一人…

公開日: 2026年09月14日 18:40

葉面散布したフルボ酸が水耕ハツカダイコンの収量と硝酸塩に与えた影響 研究論文OpenAlexメキシコ

葉面散布したフルボ酸が水耕ハツカダイコンの収量と硝酸塩に与えた影響

ハツカダイコン(ラディッシュ)は生育期間が短く、施設栽培にも適応しやすい園芸作物です。一方で、集約的な生産では食用部位に硝酸塩がたまりやすく、品質や市場での受け入れに影響しうることが課題として挙げられています。

公開日: 2026年09月13日 22:54

ビールの搾りかすでパスタを機能性食品に? 超音波処理と成分・食感の関係を調べた研究 研究論文OpenAlexメキシコ

ビールの搾りかすでパスタを機能性食品に? 超音波処理と成分・食感の関係を調べた研究

ビールを造る過程では、麦芽を仕込んだあとに大量の「ビール粕(かす)」が副産物として出ます。世界的にビール醸造業から発生する主要な副産物とされ、食物繊維やポリフェノール(フェノール化合物)を比較的安価に得られる原料として注目されています。今回紹介する研究は、このビール粕を超音波で処理してからパスタの材…

公開日: 2026年09月09日 06:30

冠動脈疾患の患者ではビタミンA・C・Kなどの摂取が少ない傾向、メキシコの横断研究 研究論文OpenAlexメキシコ

冠動脈疾患の患者ではビタミンA・C・Kなどの摂取が少ない傾向、メキシコの横断研究

心臓病の予防というと、脂質やコレステロールの話が中心になりがちですが、ビタミンやミネラルといった微量栄養素が心血管の健康にどう関わっているかは、これまであまり注目されてきませんでした。今回紹介する研究は、冠動脈疾患(心臓を養う血管が狭くなったり詰まったりする病気)を持つ人と持たない人とで、実際に食事…

公開日: 2026年09月09日 05:07

腸内細菌に働きかける『ニュートリバイオティクス』『ファーマバイオティクス』と体組成の関係とは 研究論文OpenAlexメキシコ

腸内細菌に働きかける『ニュートリバイオティクス』『ファーマバイオティクス』と体組成の関係とは

肥満や筋肉量の減少(サルコペニア)、メタボリックシンドロームといった体組成の変化は、単にカロリー収支だけで決まるわけではないと考えられるようになってきました。近年注目されているのが、腸内細菌叢(マイクロバイオータ)がエネルギーの使われ方や炎症、腸のバリア機能を通じて、体の脂肪量や筋肉量の分布に影響し…

公開日: 2026年09月09日 05:02

サボテンの果実「ピタヤ」でつくるワイン、糖の種類で発酵と抗酸化力はどう変わるのか 研究論文OpenAlexメキシコ

サボテンの果実「ピタヤ」でつくるワイン、糖の種類で発酵と抗酸化力はどう変わるのか

ピタヤと聞くとドラゴンフルーツを思い浮かべる人が多いかもしれませんが、今回取り上げる研究の対象は、メキシコなどに自生するStenocereus属のサボテンが実らせる果実です。この果実は抗酸化物質を豊富に含むことで知られており、生食や加工品だけでなく、発酵させてワインのような飲料に仕立てる試みも行われ…

公開日: 2026年09月08日 05:40

捨てられるドラゴンフルーツの茎、粉にすると使えるかもしれない――乾燥方法と収穫時期を比べた研究 研究論文OpenAlexメキシコ

捨てられるドラゴンフルーツの茎、粉にすると使えるかもしれない――乾燥方法と収穫時期を比べた研究

ドラゴンフルーツ(ピタヤ)は果実を収穫した後、サボテンの仲間らしい平たい茎(茎節、クラドードと呼ばれる部分)が大量に残ります。この茎は普段は廃棄されることが多い部位ですが、粉末に加工して機能性のある食品原料として活用できないかを調べたのが今回の研究です。研究にはUniversidad Tecnoló…

公開日: 2026年09月08日 04:54

サトイモのデンプンとアルギン酸を組み合わせたフィルムは、架橋方法の違いでどう変わるのか 研究論文OpenAlexメキシコ

サトイモのデンプンとアルギン酸を組み合わせたフィルムは、架橋方法の違いでどう変わるのか

プラスチックごみの問題が広がるなか、食品包装の分野でも生分解性の素材を使ったフィルムの研究が進んでいます。今回紹介する研究では、タロイモ(Colocasia esculenta)のデンプンと、褐藻類由来のアルギン酸ナトリウムを組み合わせたフィルムを作り、架橋(分子どうしを結びつけて強度や性質を変える…

公開日: 2026年09月05日 05:36