研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

腸内細菌のちからで肝臓の脂肪を減らせるか? プロバイオティクス2種の組み合わせを細胞とマウスで検証した研究 研究論文OpenAlex韓国

腸内細菌のちからで肝臓の脂肪を減らせるか? プロバイオティクス2種の組み合わせを細胞とマウスで検証した研究

お腹の脂肪だけでなく、肝臓に脂肪がたまる「肝脂肪症」は、近年「代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD、以前は非アルコール性脂肪性肝疾患と呼ばれていた)」の初期段階として注目されています。自覚症状がないまま進行し、放置すると肝炎や線維化、さらには肝硬変へとつながるおそれがあるとされ、早い段階で脂肪の…

公開日: 2026年09月07日 07:31

洗浄後もレタスに残る大腸菌はなぜ抗生物質に強くなるのか——発酵ネイビービーン抽出物とその由来ペプチドを使った研究 研究論文OpenAlex韓国

洗浄後もレタスに残る大腸菌はなぜ抗生物質に強くなるのか——発酵ネイビービーン抽出物とその由来ペプチドを使った研究

野菜や果物についた細菌を落とすために、私たちは水で洗うという行為を当たり前のように行っています。ところが、洗浄で取り除ける菌はごく一部にすぎず、表面に残り続ける菌がいることは意外と知られていません。今回紹介する研究は、レタスの表面に付着した大腸菌が、洗浄という『物理的な力』にさらされることで、抗生物…

公開日: 2026年09月07日 06:43

長期発酵大豆食品と健康の関係、その仕組みはどこまでわかっているのか 研究論文OpenAlex韓国

長期発酵大豆食品と健康の関係、その仕組みはどこまでわかっているのか

味噌や醤油、韓国のテンジャン、中国の豆豉(トウチ)など、大豆を長期間発酵させてつくる食品は、東アジアの食卓に古くから根付いています。これらは共通して、12〜20%という高濃度の塩分環境のもとで、数か月から数年という長い時間をかけて発酵させることでつくられます。塩分が高いにもかかわらず、こうした発酵大…

公開日: 2026年09月06日 05:28

リンゴ・オーク・メスキート、燻煙材の違いはヤギ肉の味と匂いをどう変えるのか 研究論文OpenAlex韓国

リンゴ・オーク・メスキート、燻煙材の違いはヤギ肉の味と匂いをどう変えるのか

ヤギ肉は低脂肪で高タンパク、ビタミンB群やミネラルも豊富な赤身肉として注目される一方、独特のにおいが好みを分けることが知られています。この特有のにおいは、反芻動物であるヤギの体内で作られる分岐鎖脂肪酸(4-メチルオクタン酸や4-エチルオクタン酸など)が脂肪組織にたまることが主な原因とされています。香…

公開日: 2026年09月06日 04:57

お茶のポリフェノールと肥満対策——加工法で変わる成分と、わかっていること・まだの部分 研究論文OpenAlex韓国

お茶のポリフェノールと肥満対策——加工法で変わる成分と、わかっていること・まだの部分

緑茶や烏龍茶、紅茶、プーアル茶などの「茶」は、すべて同じ植物(チャノキ、学名Camellia sinensis)の葉から作られますが、加工方法の違いによって含まれる成分が大きく変わります。今回紹介する総説論文は、こうした加工の違いに注目しながら、茶に含まれる様々な成分が体重や脂肪代謝にどう関わりうる…

公開日: 2026年09月06日 04:46

納豆に似た韓国の発酵食品「チョングッチャン」、抗酸化力を高める鍵はポリ-γ-グルタミン酸だった 研究論文OpenAlex韓国

納豆に似た韓国の発酵食品「チョングッチャン」、抗酸化力を高める鍵はポリ-γ-グルタミン酸だった

納豆と同じく大豆を短期間で発酵させて作る韓国の伝統食品「チョングッチャン」。この食品にはネバネバのもととなる粘性物質「ポリ-γ-グルタミン酸(γ-PGA)」が含まれており、抗酸化作用など健康に関わる働きが報告されてきました。今回、韓国・高麗大学食品生命工学科などの研究グループが、このγ-PGAを多く…

公開日: 2026年09月05日 05:00

AI画像解析でアワビの体重を推定する研究、非接触での成長管理に手がかり 研究論文OpenAlex韓国

AI画像解析でアワビの体重を推定する研究、非接触での成長管理に手がかり

養殖の現場では、個体の体重をどれだけ手間なく正確に把握できるかが、選別や出荷判断、成長のモニタリングを左右します。従来は一つひとつ手に取って計量する必要がありますが、これは時間がかかるうえ、個体にストレスを与える可能性もあります。今回、韓国の国立水産科学院(National Institute of…

公開日: 2026年09月04日 06:36

生のズワイガニ脚肉を有機酸と醤油発酵でおいしく食べやすく――韓国での加工研究 研究論文OpenAlex韓国

生のズワイガニ脚肉を有機酸と醤油発酵でおいしく食べやすく――韓国での加工研究

カニは殻から身を外す手間があるため、そのまま食べられる加工品への需要が高まっています。今回紹介するのは、ベニズワイガニ(Chionoecetes japonicus)の生の脚肉を使い、加熱せずに食感と風味を改善する加工方法を検討した研究です。ベニズワイガニは韓国と日本の沖合、水深200〜2300mの…

公開日: 2026年09月04日 05:28

焙煎ごま油の香り成分を丸ごと分析、産地の違いは見分けられるか 研究論文OpenAlex韓国

焙煎ごま油の香り成分を丸ごと分析、産地の違いは見分けられるか

ごま油はアジア各地で日常的に使われる食用油ですが、実は原料の産地によって風味に違いがあるとされています。しかし、焙煎という加熱工程を経た後の油から、どの国で作られたものかを化学的に見分ける信頼できる分析手法は、これまで十分に確立されていませんでした。焙煎の過程では油に含まれる成分が大きく変化するため…

公開日: 2026年09月04日 04:57

採卵鶏の飼料から抗生物質を減らす試み、乳酸菌と酵母の効果を調べた研究 研究論文OpenAlex韓国

採卵鶏の飼料から抗生物質を減らす試み、乳酸菌と酵母の効果を調べた研究

卵を安定して生産するため、これまで多くの養鶏現場では飼料に抗生物質を加えて鶏の健康維持や成長促進に役立ててきました。しかし抗生物質を飼料に使い続けることには、薬剤耐性菌の出現などへの懸念があり、使用を控える動きが世界的に広がっています。その一方で、抗生物質を単純に取り除くだけでは鶏の健康や卵の生産性…

公開日: 2026年09月03日 06:23

代謝の乱れが脳に影響する仕組みとは―アンモニア・血糖・電解質・ビタミンをめぐる研究レビュー 研究論文OpenAlex韓国

代謝の乱れが脳に影響する仕組みとは―アンモニア・血糖・電解質・ビタミンをめぐる研究レビュー

体がだるい、頭がぼんやりする、気分が沈む――そうした不調の背景に、栄養やホルモンの乱れによる「代謝性脳症」が関わっていることがあります。代謝性脳症とは特定の病気の名前ではなく、肝臓や腎臓の機能低下、栄養不足、電解質の異常、毒性物質などによって脳の働きが乱れる状態の総称で、軽い精神症状から深刻な意識障…

公開日: 2026年09月03日 05:33

捨てられる黒豆の皮に脂肪蓄積を抑える力?ソモクテ種皮エキスの研究 研究論文OpenAlex韓国

捨てられる黒豆の皮に脂肪蓄積を抑える力?ソモクテ種皮エキスの研究

韓国で古くから食べられてきた伝統的な黒大豆「ソモクテ(学名:Rhynchosia nulubilis)」は、健康を支える食材として親しまれてきました。しかし加工の過程で取り除かれる種皮(豆の外側の黒い皮)は、これまであまり利用されずに廃棄されることが多かったといいます。この種皮にはポリフェノールやア…

公開日: 2026年09月02日 06:30