研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
果実由来の素材を使ったゼリーキャンディ―配合と包装材が品質に与える影響を調べた研究
ゼリーキャンディは砂糖やブドウ糖シロップを多く含み、人工の香料・着色料が使われることが多い菓子です。研究チームは、こうした従来品を見直し、天然の素材を用いた新しい配合を設計することを目的としました。
公開日: 2026年09月19日 07:04
食用コーティングでイチゴの鮮度を保つ ― CMC・アルギン酸二層膜が酸化代謝に与える影響
イチゴは収穫後の劣化がとても速い果実です。呼吸が活発で、水分の蒸散を防ぐ外皮を持たず、機械的な損傷にも弱いため、0〜4℃で保存しても日持ちはおよそ5日程度とされています。この短さが品質の低下と販売機会の損失につながっている、と研究チームは背景を説明しています。
公開日: 2026年09月19日 05:50
スピルリナを加えたパンはどう変わるか——色・食感・香り・味の総合評価
持続可能なたんぱく質源として、微細藻類やシアノバクテリアを主食に加える試みが注目されています。なかでもスピルリナ(Limnospira platensis)は、乾燥重量で最大70%に達する高いたんぱく質含量と、必須アミノ酸をひととおり備えた組成、豊富なミネラルや生理活性成分で知られています。米国での…
公開日: 2026年09月17日 19:30
金時豆の粉を50%配合したパンづくり——6種類の前処理が生地と製パン性に与える影響
パンは世界で広く食べられている主食ですが、主原料である精製小麦粉はたんぱく質、食物繊維、ミネラル、生理活性成分に乏しく、必須アミノ酸のリジンが不足していると著者らは指摘しています。そこで栄養価を補う素材として注目されるのが豆類です。論文によれば、金時豆(レッドキドニービーン、Phaseolus vu…
公開日: 2026年09月17日 14:04
ギンバイカ果実の乾燥前処理に関する研究——ブドウ糖蜜と超音波を組み合わせた検討
ギンバイカ(学名Myrtus communis L.)は地中海地域に自生する常緑低木で、古くから香り高い植物として利用されてきました。その濃い青黒色の果実には、ポリフェノールやアントシアニンといった健康に関わる成分が多く含まれることが知られています。しかし生の果実は常温での日持ちが限られるため、乾燥…
公開日: 2026年09月17日 08:01
ルイボスを使った下味が豚ロースの酸化と味わいに与える影響を調べた研究
肉を加熱すると、肉に含まれる脂質が酸素と反応して変化する「脂質酸化」が進みます。この変化は、風味の劣化などにつながるものとして食品の分野で注目されてきました。酸化を抑えるために合成の保存料が使われることがありますが、植物由来の天然素材で代わりになるものを探す試みが続いています。
公開日: 2026年09月15日 06:15
グルテンフリーのソルガムパンを乳酸菌の多糖で改良する試み
小麦を避ける必要がある人向けのグルテンフリー食品は需要が高まっている一方で、食物繊維やたんぱく質が少なく、血糖値を上げやすいという課題が指摘されてきました。研究チームは、乾燥に強く食物繊維や機能性成分を多く含む雑穀ソルガム(モロコシ)に注目し、これをグルテンフリーのパンづくりに活かす方法を検討しまし…
公開日: 2026年09月14日 17:09
天然色素を守る「分子のカプセル」——シクロデキストリン活用研究の総説
食品の着色料として、合成色素ではなく植物などに由来する天然色素を求める声が高まっています。著者らは、消費者が原材料表示の分かりやすさや自然由来であることを重視するようになった背景に加え、天然色素の多くが色をつける働きだけでなく生理活性をもつ点にも関心が集まっていると整理しています。
公開日: 2026年09月13日 21:25
ソレント在来トマトの多様性を品種内部まで調べた研究
トマトは世界で最も経済価値の高い野菜作物とされ、論文はFAOSTATの数値として2024年の総生産額が1360億米ドル、栽培面積が約510万ヘクタール、生産量が1億8800万トン超であると紹介しています。南欧は二次的な多様化の中心地とされ、イタリアでは気候や文化の違いを背景に、果実の形や用途が異なる…
公開日: 2026年09月13日 18:42
トマトの搾りかすが食品包装に? カゼイン酸塩フィルムに配合する研究
トマトジュースやピューレを作る過程では、皮や種などの副産物が大量に発生します。こうした農産加工の副産物をどう活用するかは、食品産業にとって身近な課題です。今回紹介する研究は、このトマト副産物から得られる「オレオレジン」という抽出成分を、食品を包む生分解性フィルムの材料に混ぜ込み、その性質がどう変わる…
公開日: 2026年09月10日 10:22
超加工食品をよく食べる人ほど、食品を捨てやすいのか?イタリア成人200人の調査から
「超加工食品(UPF)」という言葉を耳にする機会が増えています。スナック菓子や清涼飲料、即席麺のように、工業的な加工を経て作られる食品群を指す分類です。健康面での議論が多いUPFですが、今回紹介する研究はやや異なる角度からこのテーマに切り込んでいます。着目したのは「家庭で出る食品廃棄」との関係です。…
公開日: 2026年09月10日 08:30
カットリンゴの包装材料はポリフェノールをどう左右するか——環境負荷との両立を探る研究
スーパーで売られているカット済みのリンゴは、切ってから時間が経つと切り口が茶色くなったり、風味が落ちたりします。これは酸素に触れることで酵素が働き、リンゴに含まれるポリフェノールが変化してしまうためです。一方で、包装材料には食品を守る役割だけでなく、廃棄後の環境負荷という側面もあります。イタリア・サ…
公開日: 2026年09月07日 04:48