研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
尿のナトリウム・カリウム比を目安にした減塩支援は、地域の高血圧患者の血圧と食塩摂取量を下げたか――中国農村部での比較試験
塩分のとり過ぎは心臓や脳の血管の病気のリスクを高めます。中国では食塩の多くが家庭の調理から来ており、とくに研究の舞台となった山東省は、漬物などをよく食べる塩分の多い食習慣で知られています。中国には高血圧患者を地域で継続的に管理する公的な保健サービスがあり、減塩指導も含まれています。しかし研究チームは…
公開日: 2026年10月20日 04:59
長江デルタ地域の包装食品に含まれるナトリウム量を中国とWHOの目標値と比べた調査
食塩の主成分であるナトリウムのとりすぎは、循環器疾患などの慢性疾患と関係する食事上の大きなリスク要因とされています。研究チームによると、中国では家庭で料理に加える塩は減ってきた一方、外食や加工食品からの摂取が増え、成人の大半が推奨上限を超えてナトリウムをとっている状況が続いています。なかでも、袋や箱…
公開日: 2026年10月18日 05:11
原因不明の発熱を繰り返した52歳女性で、重いビタミンD欠乏が見つかった症例報告
検査を重ねても原因が分からない発熱は「不明熱」と呼ばれ、診断が難しい状態として知られています。感染症、膠原病などの自己免疫疾患、血液のがんを含む腫瘍が代表的な原因の候補ですが、それらを調べ尽くしても答えが出ないことがあります。
公開日: 2026年10月16日 22:06
セレンを含むカツオのナゲットを開発し、心筋症患者の食事に取り入れた探索的研究
魚介類は、良質なたんぱく質やオメガ3脂肪酸、ミネラルなどを同時にとれる食品です。なかでもセレンは、体内で酸化ストレスから身を守る酵素(セレンたんぱく質)の働きに必要な微量ミネラルです。近年は、こうした栄養素をサプリメントで単独にとるより、食品の形でとることへの関心が高まっています。
公開日: 2026年10月12日 06:19
ビタミンB1・B2・B3・B6の食事からの摂取量と胃がんの関係:国際共同データを統合した解析
胃がんは今も世界的に大きな健康課題です。ピロリ菌感染のほか、塩蔵食品、赤肉や加工肉、飲酒などの食習慣が危険因子として知られていますが、ビタミンなどの微量栄養素がどう関わるかについては、これまでの研究結果が一致していませんでした。
公開日: 2026年10月11日 08:40
関節炎・骨粗しょう症の患者のビタミンD状態を外来と入院で比べた研究
ビタミンDは、カルシウムやリンの代謝に関わり、骨や筋肉、免疫の健康に重要な栄養素です。世界的に不足している人が多いことが知られています。成人で不足すると骨の石灰化が妨げられ、骨粗しょう症や骨折のしやすさにつながることも指摘されています。
公開日: 2026年10月11日 08:10
ナノセレンの葉面散布が茶樹に与える影響——品種と濃度による違いを調べた圃場試験
お茶には、うま味や甘味のもととなるアミノ酸が含まれており、味わいを左右します。一方、セレンは人のからだに微量ながら必要とされる元素です。そのセレンを微細な粒子にした「ナノセレン」を茶樹の葉に吹きかけることで、茶葉のセレン含量を高められるのではないか、また茶樹の生育にもよい影響があるのではないかと期待…
公開日: 2026年10月04日 05:41
葉酸と2型糖尿病――ビタミンB9をめぐる研究の整理
2型糖尿病は、インスリンの効きが悪くなる「インスリン抵抗性」と、インスリン分泌の低下によって起こる慢性の代謝疾患です。著者らによれば、病気の初期には筋肉・脂肪組織・肝臓でインスリンの感受性が下がり、血糖を下げる働きが鈍ります。それを補うために膵臓が過剰にインスリンを出す状態が続き、やがて腎症・網膜症…
公開日: 2026年09月30日 13:42
子どもと青少年の分岐鎖アミノ酸の摂取量と貧血との関連を調べた研究
貧血は世界的に重要な健康課題であり、特に子どもと青少年では原因が一つに限られず、複数の要因が関わるとされています。研究チームは、食事からとるアミノ酸と貧血との関係についての知見がまだ乏しい点に着目しました。
公開日: 2026年09月30日 04:14
ドジョウの体内でセレンに関わる遺伝子はどう働くか――餌のセレン量と与える期間の組み合わせを分析した研究
セレンは魚にとって欠かせない微量元素です。体内に取り込まれたセレンは「セレンタンパク質」と呼ばれる物質に組み込まれ、細胞を傷つける過酸化物を取り除いて膜の構造を守る働きをします。ただし研究チームによれば、セレンの効き方はいわゆるU字型で、足りなければ代謝の乱れや免疫の低下を招き、多すぎれば毒性が現れ…
公開日: 2026年09月29日 11:38
家禽の飼料に使うセレン——さまざまな供給源をどう選ぶかを整理した総説
セレン(Se)は、家禽(ニワトリなどの家畜化された鳥類)の飼育現場で最も広く使われている飼料添加物の一つです。著者らによれば、セレンは抗酸化酵素、とくにグルタチオンペルオキシダーゼや、セレンを含むさまざまなタンパク質(セレノプロテイン)を活性化するために必要とされます。抗酸化酵素とは、体内で生じる反…
公開日: 2026年09月25日 20:33
乳酸菌ラクトコッカス・ラクティスによるビタミンK2生産――総説が整理した現状と課題
メナキノン(ビタミンK2)は、脂溶性ビタミンの一種で、ナフトキノンという環状の構造に、イソプレノイドと呼ばれる単位がつながった側鎖がついた分子です。側鎖の単位数をnとして「MK-n」と表記されます。著者らは、このメナキノンをチーズなどの発酵に広く使われる乳酸菌ラクトコッカス・ラクティス(Lactoc…
公開日: 2026年09月18日 06:05